
男と女の微妙なこの温度差は埋まることのない心の部分かも、
例え老いてきて互いに求めるのは利害を超えた安堵だろう、波風も立たないで気楽に生活出来るという安心感、
決して枠を超えてリスクまで犯して行動しない自己本能から来ているのかも知れない。
互にその不安材料があればあるほど謙虚に固定化するのかも知れない。
燐寸

男と女の湿った関係
火が点くようでなかなか点かない1本の燐寸
箱に収まって
開けて取り出しを待っているけれど
なかなか手にされない燐寸
・・・
噛合わない男と女
擦れ合うようで擦れ合わない二人の関係も
火が点くと一気に燃えて手元まで燃えつくす
平凡
燃えつきた短い軸
あなたの想いで
冷たい朽ちた情熱の失せた朽木
捨てられる1本の燐寸
再び男と女は箱の中に納まり
新たな取り出し人を待っている
私が湿る前に誰かが取り出してくれることを
ハラ・・ドキ・・しながら
当てもなくなく寒空の下で待っている
・・・
今日も。

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