冬日の一日
雲の間の青空澄んで冷たい空の青冷たい北からの風が齎す染みを剥ぎ取った空の青美しい人冬美人。美しい冴えた表情は冷たく「ふん!」そう言って私をあしらう冷たい風、空は澄んだ顔しているけれ...
冬日の一日
12月に入り寒い日々続くなかで思うのは落ち葉の在る風景。
秋が過ぎ季節は寒い冬、明かりと温もりが恋しい冬空の下、いつも散策する寺の前に植えられている対の大銀杏、この大銀杏の木の葉が晩秋から初冬にかけいい顔をみせる。
紅葉は二本同時に染まることなく1本ずつ交互に染まり散って行く大銀杏、
まるで寄り添うように、見届けるようにしてそれぞれが紅葉する大銀杏、この銀杏がみせる慈悲の思いやりに改めて人として考えさせられるのである。
いまは二本とも葉を落とし二人が労わるように静かに眠っている。
冬日
冬空が描く青は冷たく
浮かぶ雲は魂を抜かれて無表情
乾いた風は冷たく
無防備の肌から容赦なく温もりを奪う
陽射しは寒気に遮られ
小春日和となってもう届くことはない
暖かさは消滅し
町全体が寒さに蔽われる
冬日
気温は上がることなく停滞し
寒い一日でページを閉じる。
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