
少しひんやりとしている。
冴えない表情の濁り灯りのなかに、ぼんやりと浮かぶ蜃気楼の街の朝、
霧雨が肩に手を置くように降っている。
「冷たい、冷えそう・・・」普通なら感じる晩秋一歩手前の雨の朝、
「寂しい色やね」ひとり空を見上げながら呟く、
今日は一日雨か・・・空白が過ぎる。
壊れ

心&愛
形があるようでない人間の心の部分
愛は
恋のように冷めることも
風にゆれることも
消えることもない
深く強く固い絆で結ばれる
・・・
愛
いま
人の核は壊れ
欲望の塊が血に飢えた狼となって
荒れた街を走る
渇いた心を蹴飛ばしながら。

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