京都に居る長男が インフルエンザで寝込んだ。
一人暮らしで 病気になることほど、心淋しく辛いものはない。
食事も買物も代わってくれる人はない。
病院へ行くのも、熱を冷ますタオルを冷やすことも自分で
しなけりゃならない…。
まさに 「独り」を 実感として思い知らされる。
そして、ようやく治った後の電話で、
「病院の治療費って安くないねぇ。それに 体温計も
初めて買ったけど 高いんだね!」
身体の辛さと合わせて、家計の大変さも身にしみたようだ。
(これでまた、ひと回り成長しかな…)
そういえば、僕も学生時代に 風邪で高熱となり、
寝込んだことがある。
僕は、京都の町家の2階を借りて住んでいたのだが、隣の
部屋の友だちが、僕の病気を1階に居る大家さんに言ったのだろう。
当時80才前の大家のおばあちゃんは、息を切らしながら、
「よっこら しょ」 と階段を上がって、僕の部屋へ来た。
そして、
「これ食べはったらよろし。よう、温もりおすえ。」
(↑京都弁を再現してるつもり)
ニンニクを焼いて 持ってきてくれたのだ。
その頃は 僕は ニンニクは 苦手。
でも、足も悪くて階段の昇り降りさえ 辛い大家さんが
わざわざ2階まで来てくれたことが 有難く、その気持ちが
嬉しくて 黙って ニンニクを食べた。
おかげで、やがて風邪も全快。
それ以後、僕は ニンニクが大好物になった。
一人暮らしの病気がご縁で、優しさとぬくもりが いっしょに
詰まったニンニクをいただいて 僕は人の温かさに出会った。
「独り」を知らされるとき、「つながり」の有難さを知り、
「あたりまえ」を失くしたとき、「おかげ」にうなづくことが
できるのかもしれない。
いつも帰ってくると母親に好物のお総菜を作ってもらい
アパ-トに持ち帰り、少しずつ食べているようです。子供は外に出すと成長が速いですね。親の方はなかなか子離れできずにいますが・・・・
ONSAIさんのブログ、沁みます
息子さん、しっかり彼女とかいたりして(^^)
うちなんて、旦那がいても全くあてにならないので、寝込んでなんていられないのだ。(すぐ、愚痴をこぼす)
だって、私は39度の熱出して、子供は1歳半…「病院、行けよ」とほったらかしで、旦那は友達との遊ぶ約束で外出しよった(--;)一生、忘れん!
おばあちゃんが、焼いてくださったにんにくが、どんなにおいしかったか、こっちまで伝わってきました。
そのにんにくは、きっと、ただいまのONSAIさんの一部なのでしょうね。^^
うちの子供たちも、ようやく一人暮らし…。
今からどんなことを経験できるのでしょうね。
こんなお話を聞かせていただくと、寂しさが、楽しみになりました。
ありがとうございました。
子どもが育つほどに、親も育てられますね。
そんな中、親の立場になってみて、大悲の親さまの
親心の一端を味あわせてもらいます。
どうするのかな?
「放置しての外出」を忘れなくとも 優しく看病?
それとも、倍返しでリベンジか?
また、レポートお願いします(^^ゞ
そして、わが身は「独生独死独去独来」なればこそ
さまざまな支えとつながりの中に生かされていることが
有難いのでしょうか。
看病されるなら、やっぱり優しいYarenooさんですよ。
何だかんだ 言っても結局〇〇〇〇なんですね!
(〇内は ご自由に埋めてクダサイ)