JIIN’S ブログ

寺院の住人が綴る、ジーンズをはいた時のような気取りなしブログ!

ご法耕

2009年09月20日 | Weblog

彼岸の入り。西楽寺から東へ車で一時間ほど
東へ走ったI市のC寺さまの彼岸法座のお取次ぎのご縁をいただいた。

途中、国道沿いのお寺には 仏旗や幕が張ってあり、ここかしこに
ご法座が開かれることとが伺われ、沿線はすっかり「お彼岸モード」。

さて、このC寺様へは もう18年も前からご縁を頂戴しており、今年で
12回目となる。

考えてみれば、30才過ぎの若僧のころから白髪頭のアラ・フィフに至るまで
よくもまぁ 懲りずに(失礼!)、お育て頂いたことと 勿体なく思う。

                 

そして、なんと言っても ここは満堂のお参りのご門徒が講師(僕)の
目の前まで詰めて座っておられるから、聞き手の反応がダイレクトに
届き、話す側まで ついつい調子に乗ってしまうのだ。

このC寺様は、もう、何年も前から「聞法録」という年間法座の参拝帳として
「聞法録」なるものを ご門徒に配布されている。

        

実は、この「聞法録」こそ 、何を隠そう、 温泉津組の「報恩講スタンプラリー」実施のお手本なのである。

それには、法座にお参りするごとに 受付でスタンプを押してもらい、一冊全部に
スタンプが満ちると 「聞法之証」と記念品が贈られる。

         

その効果であろうか、私がご縁をいただいている18年間で 参詣者は
ますます増えている。(いわゆる過疎地ではないけど、スゴイ!)

「なんとかしなければ…」というご住職の思い・願いがカタチとなって
はたらき出し、こうした結果につながるのだと思う。

「法耕」という言葉があるが、まさにご住職・坊守様が地道に法田を
耕やしてこられた賜だ。

温泉津の法田も、耕すどころか、荒らすことないように…と思いを新たにした。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もぐら と ミミズ (釈破旬)
2009-09-22 08:20:08
法耕・・・いい言葉ですね、ストレ-トに思いが伝わります。
いろいろ考えてみえまして、関心し、お前もしっかりせよとのご催促をいただきました。

聞法の証 に第5回の証を贈ります と有りますが
聞法は回を重ねるほど、凡夫度がアップしますので
ポイント5ということですね。次期目標のポイント10を目指して精進されたし!!おっと、またいつもの
評価癖がムックリと頭を持ち上げてきました。
棒をご用意下さい
もぐら と ミミズ その2 (釈破旬)
2009-09-22 08:28:04
変なタイトルをつけて、モグラとみみず を登場させるのを忘れました。
地道に法田を耕してみえる、住職さんと坊守さんにはもう脱帽でありますが。土の中に住む微生物それを捕食するミミズ、そのミミズが大好物なモグラも
人知れず土を耕しているんですよね。
みんなみんな ありがたいことでした。
こちらのモグラは善玉か??
●釈 破旬 さん: (ONSAI)
2009-09-24 08:14:33
>聞法は回を重ねるほど、凡夫度がアップ

なるほど…。深イィ話ですね。

>こちらのモグラは善玉か??

耕してくれるときは、善玉。
根をかじるときは、悪玉。

人間さまのご都合次第で、自由自在です(^_^;)

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