rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

今回の闘病BGMはテイラー・スウィフト

2016-02-12 11:04:05 | 音楽たちーいろいろ


Taylor Swift - Love Story

前回風邪で寝込んだのは昨年末。
小さい人はそこそこの音量でトレインTrainの”Drive by”と”50 Ways to Say Goodbye"をヘビーローテーションで、まるで呪詛のように、はたまた結界をめぐらすかのように絶え間なく流していた。
そして今回、テイラー・スウィフトの”Love Story"と”Sparks Fly"がメインを努め、ときどきThe Frayの"How to Save a Life"やCarly Rae Jepsenの"Call Me Maybe"が前回同様差し込まれる。
だから、今後これらの曲を聴くたびに私は、風邪の記憶がよみがえってくる呪いがかけられたわけだ。
でも、全てが悪いことでもないと思えるのは、当時の状況や小さい人たちの様子も合わせて思い出されるだろうから。
かつて何度か書き記したけれど、音楽や香り、食べ物の味などは、記憶を引き出す誘発装置であり、現在から一気に時間を遡って当時の記憶をよみがえらせてくれる魔法を私たちにかけてくれる。
今は、笑いながらこれらの曲を聴く小さい人をからかってはいるけれど、存外小さい人もいやな気がしていないようだ。



Taylor Swift - Sparks Fly

インフルエンザに白旗

2016-02-11 11:05:20 | 健康について
インフルエンザに罹って休んでいます。
型はA型です。
職場の同じ部屋では、7人中これで4人インフルエンザに感染しました。
その感染が中でも屈強な2人から始まったので、発祥するまで日々怯えながら緑茶を大量に摂取しては、十分な睡眠の確保を心がけていたのです。
ところがその努力もあえなく、とうとうインフルエンザに負けてしまったのです。
夕方に発熱を確認して気持ちもすっかり負けを認め、高熱と戦う夜を覚悟して床に入りました。
病状の進行中は、なんとも奇妙な感覚で、体は鉛のように重く熱いのに意識ははっきりして、家族の一挙手一等がわかります。
小さい人がボリュームを絞って聴いている音楽も、音の全てが聞き取れるくらい冴えているのです。
本当ならば、治癒に全力を当てるため眠ってしまいたいところなのですが、エネルギー消費量の多い脳が休んでいないのでは話にならないと焦るばかりでした。
仕方がないので、定期的に体温を測り水分をたくさん補給しながら朝を待つしかありません。
それでも、明け方は少し眠ったようです。
目が覚めると体が楽になっていて、体温を測ると微熱まで下がっていました。
「まさか、インフルエンザじゃないの?」と、うれしくなりましたが、念のために病院に診察にいきました。
あの、鼻腔の奥グリグリの大人もうんざりする検査に立ち向かう覚悟を決めてです。
実際、あの検査で症状が悪化しそうなほどの鼻腔の奥のひりひり感と精神的ダメージを受けました。
そして結果は、A型のところにくっきりとマークされています。
薬を処方してもらって家路を急ぎ、職場に連絡し、家族への再警告をして薬を服用、再度休みました。
ところが、熱は微熱から平熱と推移するばかりでなんとも煮え切らない症状に、かつて罹ったA型インフルエンザをとの違いに戸惑いつつ、幸運だと安堵しています。
一般的には、発祥してから5日間は外出を控えるようにとのことですから、あと2日はおとなしくしていましょうか。
インフルエンザが流行しています、皆様もどうかお気をつけくださいますように。


大人だって”ムギュ”したい

2016-02-04 22:55:12 | 随想たち
こんな希薄な世界だから、大人だって”ムギュ”したい。
誰でも自分がちっぽけで不安になるときがある、だからこそ家族で”ムギュ”しよう。
けんかする時だってあるし、愛情が冷めてしまっているかもしれないけれど、家族としての絆を持ってしまっているのならば、互いの存在を認め合うためにも”ムギュ”しよう。
いい年したオジサン、オバサンだって恥ずかしがることはない、一日一回”ムギュ”したならば、優しい気持ちになって自分も他人も思いやれるようになりそうだとは思わないだろうか。
人も動物、ギュッと”ムギュ”されることで存在の確認がとれるということなのだ。

小さい人誕生

2016-02-03 22:45:16 | 日記

眠る子供 ルーベンス

今日、小さい人がこの世に生を受けた。
姪となる小さい人だ。
無事に生まれてきてくれたことに感謝する。
そして、2月3日は私にとっても特別な日となる。

誰か一人でも、その誕生を喜んでくれる人がいたならば、それだけでその人は幸せを持っているのだ。
人はちっぽけで儚い存在ではあるが、生まれ出でたことだけでも奇跡で価値がある。
生まれたことを喜ばれていたのなら、もっと幸運なことなのだ。
だから、自分も、他の存在も、軽んじてはいけないはず。
他を思いやる、シンプルだけれどかなり難しいこれを、人はなさなくてはならない。

ああ、今日はめでたい限りの日であった。


ふらんす懐郷

2016-02-01 22:25:13 | 音楽たちーいろいろ



Mickey 3D - La rose blanche

今夜の食事は、ビーフシチューとフランスパン。
フランスパンは、スーパーのテナントとして入っているパン屋のものだ。
商品説明には、「フランス産小麦100%使用」とある。
オーブントースターで軽く焼くと、香ばしい小麦のいい香りが食欲をそそる。
外側はぱりっと硬く、中はもっちりとやわらかい。
パンを噛み締めれば噛み締めるほど小麦の豊かな美味しさが口いっぱいに広がり、パリのパン屋を思い出した。
大好きなミケ・トロワ・デのたぶん最近の曲、"La rose blanche"のビデオクリップには、今ではないようなモンマルトルの丘の光景が映し出され、自分もその当時にタイムスリップしてみたくなった。
カリは、たまたま流れてきたビデオクリップでいいと思ったもの。
ときどき、発作のように襲ってくるフランスへの恋慕。
若いときの刷り込みは、一生消えないのだろう。
世界が混沌さを増すばかりで、いよいよパリは遠く感じる。
せめて音楽を聴いて、心に自由の翼を授けようか。



CALI - Elle m'a dit