Trouville 1864 ウジェーヌ・ブーダン
Rivage de Pontrieuy, Cote du Nord 1874 ウジェーヌ・ブーダン
かつてこのブログに書いたことがあるが、フランスのノルマンディー地方オンフルールにある美術館に、ブーダンの絵が多く展示されていた。
それはつまり、地元の画家ということだ。
印象派に先んじて、自然光に魅せられた画家なのだろう、画面に空の占める割合が半分を超えている。
だから、低刺激で取り立てて印象強くないけれど、いつの間にか受け入れてしまうそんな絵だ。
いま、日本を台風の特に9号と10号がスクラムを組んで上空から攻撃を仕掛けてきている。
しかも、ことのほか熱い空気を間に挟みこんでの手の込みようだ。
そんな気象現象に意図的な悪意があるはずも無いけれど、やましさを持っている人間は恨めしく空を見上げてしまうのだ。
いやいや、勝手な思い込みだから。
美しく晴れやかな空を思い出そうよ。
ほうら、ブーダンの絵をここに進呈しよう。
青に浄化されたくなりはしないだろうか。