大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ダーク オブ ザ ムーン ⑨

2011年07月29日 00時04分53秒 | ムービーTF DOTM

今回ご紹介するのは、オートボット戦士“アイアンハイド”。アイアンハイドは実写TFでは何度も製品化されてきましたが、今回のものはリーダークラスで
製品化されました。ヴォイジャークラスから始まりデラックスクラスでも発売され、ついにはリーダークラス!これまでのノウハウが活かされ、そのプロポ
ーションは非常によく纏まっています。が、下腕部のガワはもう少し上手く処理できなかったのか?


ご尊顔拝見…。リーコンアイアンハイド同様にバトルマスク着用がデフォ。第一作目から常連である彼ですが、何でも
今回の映画では――(自主規制)――らしいですよ?まぁこの映画、毎回誰かしら退場していることですから。


最初に製品化されたヴォイジャークラスのアイアンハイドと比較…。もう体型は全く違います。ヴォイジャーの方はビークルのガワがそのまま付いてる
って感じ(それはそれでTFっぽい)ですが、今回のアイアンハイドはムービーデザインラインに沿った“ガワが体にめり込んでる”感となっています。


ご尊顔も比較。形状は全く違います。
しかしサイズはリーダークラスより小さいのに、ヴォイジャークラスの方もしっかり作りこまれていて驚き。


同じリーダークラスのバスター司令官と比較…でも頭一個分くらいアイアンハイドの方が背が低いです。
こうして比較すると、バスター司令官はちょっと彼方此方に外装パーツが付いていてやや散漫な感じですが、アイアン
ハイドはすっきりと纏まってますね。腕のガワ以外は。


可動は…首、肩、脇、上腕ロール軸、肘、肘ロール軸、股関節、膝、足首です。センチネルプライムと違い足首もしっかりしていて、
自立不能で倒れやすいなんて事はありません。可動箇所だけ見れば司令官とそんなに変わりませんが、腕が二重ロール軸にな
っているのが珍しい。でも、異常に股関節の遊びが緩く、グラグラして結局転倒に繋がります。個体差?


腕の付き方が特殊でして、従来の肩位置よりも後ろ側に付いています。おそらく脇のタイヤが原因でしょう。
ですから、横から見ると不自然な感じに。


これは足ですが、膝の部分をご覧下さい。パーツ形状が原因で、膝をまっすぐ伸ばせない様になっています。膝を軽く
曲げ踏ん張るのがアイアンハイドらしさとは思いますけど、真っ直ぐ伸ばせないと足可動で融通が効かないのも事実。
案外、自立性を強化する為の仕様かも。


これは肘部分をアップ撮影したものです。パイプ状パーツが付いていて、これを引っ張る
ことで下腕部に備わったギミックが発動します。


まず右腕、パイプを引っ張るとハッチがガシャッ!と開き、中からアイアンハイドのトレードマークであるガトリング砲が現れます。


続いて左腕、こちらも大型火器が現れます。しかし、こちらは飛び出ると同時に銃口が伸びると言う、二重のギミックになっています。
リーダークラススタースクリームでも同様のギミックがありましたが、こちらはそれよりかなり進化していますね。ただ、アイアンハイドのトレードマーク
はもっと大きな武器だったので、これだと小さくてかなり物足りないです。まぁ、収納武器は小さく作らなきゃならないものですけどね。


せっかくだから、ヴォイジャークラスに付属の武器を付けて見ましたが、やっぱり大きさが足りない。リベンジ版なら大きさも合いそう
ですけど、残念ながら我が家には現存していないのです。


次は左足、こちらは脛のハッチを開くと中からアーミーナイフが飛び出します。


もちろん、手に持つことも可能です。グリップが塗装されていて、その塗装剥げ対策の為かグリップは
やや緩めになってます。


右足にも同様のギミックがあり、こちらには小型ミサイルランチャーが。


こちらも、外して手に持つことが出来ます。装填されているミサイルは後から取り付けるもので、左足に収納する時は
外さないと収納できません。アイアンハイドには元々大型火器があるので、プレイバリューの増えるギミックとは言え
やや消化不良。


ですから、デラックスクラスTFに持たせるのが最も良い活用方法でしょう。これならサイズもピッタリ。


では、リーダークラスお馴染みの自己紹介…もといトーキングギミック。胸部のシルバー塗装された台形パーツがスイッチになっていて、これを押すと
“Ironhide here?”と“Weapons Ready!”と言う台詞を喋ります。スタースクリームと違って、随分とシンプルな英文ですね今回は。後者が“いつでもぶっ
放せるぜ!”みたいな意味なのは分かりますけど、前者は何だろう?“オートボットの武器庫こと、アイアンハイドの名を知っているか!?”でしょうか?
ギミックは他にもあって、スイッチを押すのと同時にバトルマスクが収納されて素顔が出てきます。でも、これスイッチを押すとマスク装着にした方が良
かったんじゃ?台詞の内容を考えても、“さぁ戦いだ!”的な状況なんだから。あと、マスクはスイッチを話すとまた定位置に戻ってしまいます。


ですが、頭部が若干前に傾けられるので、上手く位置を合わせれば襟にバトルマスクを引っ掛けられ、そこでマスク
オフ状態を維持する事が出来ます。


マスクオフ状態で真正面から見るとこんな感じに。若干見えますけど、まぁ気にはならんでしょう。


取説にも記載されてますが、後頭部にある円柱状スイッチを動かすことでもこのギミックを発動させることが出来ます。
非常用スイッチ?


そしてアイアンハイドにはもう一つ胸部にギミックがあります。腹部の外装パーツを90度傾けると、それがスイッチの役割を果たします。
これはリベンジ司令官にも有ったギミックですが、自己紹介ならもうやったぞ…?


これを思いっきり引くと、腹部外装パーツが左右にガシャッ!と開き、中から回転しながら大型ガトリング砲が!それと同時に両目と銃口が発光!
銃撃サウンド発動!なんという派手なギミック!両目は点滅ですが、ガトリング砲は点灯したままです。


ガトリング砲はギミック発動から数秒で停止、その停止状態はこんな感じです。レバーを離すとサウンドも銃撃終了音が
鳴って停止しますが、レバーを引いたままだと十秒ほど銃撃音を鳴らせた後に銃撃終了音でサウンドは停止します。
擬音で表すと“ダダダダダダダダッ!ヴィー!シャコン!”って感じに。リーダーアイアンハイドでは、これが一番楽しい
ギミックです。しかし、アイアンハイドって全身にギミックがあるんですなぁ。


メックテックウェポンに使う5ミリジョイントは意外に少なく、このアイアンハイドの場合は両肩にしかありません。
せっかくだから、全武器開放&武器両手両肩装備で撮影して見ました。センチネルプライムに次ぐリーダークラスなので、エナジョンシールド
が持てるのは嬉しい。それと、レーザービークの武器は本当に優秀だなぁ。考えて見れば、こいつにはメックテックウェポンが無い…。両腕の
武器は取り外せないし。それとも、全身に武器ギミックがある辺りを踏まえると、アイアンハイド自身がメックテックウェポン?


ビークルモードは毎度お馴染みトップキック。リーダークラスへとサイズ拡大され、どの様になったのでしょうか?


ヴォイジャーと比較。ドアの下に武器がありませんが、代わりにロボットモードのパーツがはみ出ているのが分かります。そして、ヴォイジャーには
無い後輪部分にもそれが見られます。全体的なシルエットはそう変わりませんが、タイヤの造形が細かくなったり二大のパイプが別造形になって
いるのが分かります。


両方を並べて見ると、これだけ大きさが違います。私がコレを購入する前、某所でこんな話を聞きました。“HAジャズ
付属するレノックスと絡めるといい感じ”と…HAジャズ&レノックスは見るからに“余り者同士組まされた”感が強いアイ
テムで、本来の相棒であるアイアンハイドをHAで出して欲しかったと言うのは正直なところ。でも、それをやると定価が
高くなってしまうので無理だろと思っていたのですよ。そこで聞いたのがこの噂、早速試して見ました。


デカッ!合ってない、全然合ってないよ!?ドアだけでも身長くらいの大きさがあるし、全体的な大きさだけでもブルドーザーくらいの
大きさがあるよコレ!?あー…でも実物のトップキックはコレくらいの大きさがあるのかな?それだったら合ってる。まぁトップキック
もアメ車ですから、日本車のロジックに迂闊に当てはめられませんわなぁ。


逆にヴォイジャーと比較すると、
特別小さくは見えませんね。微妙に小さい感じ。でもリーダークラスほどはっきりした違和感はありませんね。


武器ギミックはビークルモードでも健在で、パイプを引くことでルーフから武器を展開することが出来ます。
毎度お馴染みビークルバトルモードですわな。


荷台にあるこのスイッチ、押すとエンジン音が鳴ります。が、このアイアンハイドに限り、ビークルモードはサウンドだけで発光
ギミックが無いんですよ珍しく。リベンジ司令官でも、言い訳程度の発光ギミックがあったんですけどねぇ。


車体を下から見ると、ロボットモードの胴体がほぼそのままの形で残っています。あれだけ派手な上半身にギミック
盛り込んだのだから、変形させられなかったのでしょうきっと。余談ですが、この状態でも腹部ガトリング砲ギミックは
生きていますが、ストッパーでも効くのか自己紹介ギミックは作動しません。


変形シークエンス。
バンパーとフロントガラスのロックを外し、ドアに当たる車体左右のガワ
を開きます。この時、車体後部のガワも繋がっているので一緒に展開し、
荷台のロックを外します。


フロントガラスをアームに沿って後ろに逃がし、ドアに繋がっている荷台部分のガワを180度内側に折り曲げます。


これはルーフ部のアップです。ジョイントを外し根元から持ち上げると、ここがロボットモードの両腕であることが分かります。


次、これは車体後部です。その部分を後ろに90度折り曲げ、真ん中からに分割します。ご覧の通り、これはロボットモードの両足です。


ロボットモードの肘に当たる部分のロール軸に沿って、180度回転させます。


足が完成したので直立させると、概ねこんな感じに。
なんと、足の変形は信じられないくらいシンプルです。足首伸ばして反転させただけ…ヴォイジャークラスがあれだけ凝った変形なのに。
尚、画像では左足のハッチが開いてナイフが出ていますが、偶然開いてしまっただけで変形の際に開く必要はありません。


ボンネット左右を移動させ、両肩に配置します。
ヴォイジャークラスではここにスプリングが仕込んでありましたが、こちらは普通にボールジョイントで移動させます。


次に後ろから。先程の両腕を外側に引き出します。


ジョイントの向きに沿って両腕を移動させ両肩に接続、タイヤとバンパー後方のガワを折り曲げます。先にタイヤを定位置に収めると、タイヤが
邪魔で両肩が入りにくくなるので注意。


最後に、残った背面のフロントガラスとバンパーを定位置に収めて変形完了です。ただ、この部分はもう少し纏まり
良く処理して欲しかったです。フロントガラスのアームがちょっと邪魔くさい。


せっかくロボットモードになったのだから、HAレノックスと比較…やっぱり合わないよコレ。


総評としては、リーダークラスにしては非常に扱いやすい仕上がりです。かと言って大味さを感じることも無く、全身に盛り込まれたギミックの数々に圧倒されました。
しかし、そのギミックの弊害か変形がヴォイジャークラスよりシンプルになったのは評価が分かれるかもしれません。リーダークラスにしちゃかなりシンプルと言っても、
アニメイテッド版メガトロンさまみたいな面白みが無いと感じることは無く、むしろやりやすくなって普通に変形を楽しめる範囲内には収まっていると私は考えます。
後の欠点は…収納ギミックの都合上、武器が小さくなっていることですね。こればっかりは如何ともしがたいので、あまり文句を言っちゃいけませんな。ギミック、可動、
変形、どれも気軽に楽しめる仕上がりになっているので、肩張らずに弄りたいと言う方にお勧めです。


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