大きな世界の小さな部屋

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自分が自分であるために、捨てて来たものの数を数える 03

2012年11月02日 09時43分59秒 | TFその他

今回ご紹介するのは、トランスフォーマーギャラクシーフォースに登場したデストロン三輪強襲兵“ランドバレット”。TFじゃたまに出て来るゴリラ体型ですが、ランド
バレットもその例に漏れずマッシブな腕、そして小振りな下半身が特徴。蛍光グリーンがややドギツイですが、全体的な纏まりは良いと思われます。


ご尊顔拝見…アニメイテッド版アイアンハイドみたいな顎パーツが特徴。むしろ、アレの方がランドバレットのデザイン
を取り入れたんじゃないでしょうか?

アニメ本編では…本作のTF達が最初に立ち寄った地球以外の惑星“スピーディア”生まれのTFの一人で、元々相棒
のガスケットと組んで悪さをしていたチンピラだったからかデストロンに参加、それから準レギュラーポジションに。脇役
デストロン兵士の中では割と出番が多く、印象に残り易かったんじゃないかと。後に重傷を負いましたが、デストロン軍
団破壊大帝マスターメガトロンの力で新たな姿“アームバレット”へと変化、あとは最後までアームバレットで最後まで登
場していました。ちなみに一人称はオイラ。見た目通りに性格は愚鈍な方で、弱い者虐めをするにも悪さをするにしても
ガスケットが主導でした。しかしこの二人は根っからの悪党でも無く、サイバトロンに味方する少年たちの一人“バド”にも
「悪い奴らじゃ無いんだけどね~。」と言われてました。そして、ギャラクシーキャノンで空の彼方に吹っ飛ばされるのは、
主にこのご両人。

尚、海外名はクランプルゾーン、アームバレットはダーククランプルゾーンなる名称でした。そしてアームバレット、海外ではランドバレットの仕様変更品として発売されたらしいですが、日本では残念ながら未発売。GFでは従来のキャラが別の姿に!ってパターンが多く、逆を言えば前の姿は売れなくなるんですよね…本編に出ませんから。その前年度スーパーリンクと前前年度のマイクロン伝説でもやってましたが、単なるリペイントだったそれらと違いGFではパーツ変更や完全新規造型だったので、GFの方がまだマシでした。


この顎パーツ、頭部とは別パーツになっているので動かす事が出来ます。
形状的に下顎だと思うのですが、もしかしてこれ顎じゃ無くてチンガード(顎当て)かもしれません。


しかし外してみると、顎パーツが無くなったことによりこじんまりとした感じになります。
やっぱりこれ顎みたいですね。


見た目はゴリラ体型ですが、意外に可動は優秀なのがランドバレット。首回転、脇開閉、上腕ロール軸、肘、手首が内側にのみ
可動、腰回転、股関節、膝上ロール軸、膝、足首が後方にのみ可動します。特に腰は変形には使わないのに、可動部を増やし
たい開発者の意図が見えます。ランドバレット最大の特徴は屈強な腕ですが、遠慮なくブンブン振り回せます。


これは変形ギミックの産物なのですが、脇関節が二重になっていて、ご覧の通り自由に動かす事が出来ます。
腕側の脇関節はそれほど開きませんが、本体側の脇が大きく開くので特に不便さは感じません。


ランドバレットは徒手空拳がデフォ、腕が大きいから別にいいんですけどせっかく拳に5ミリ穴が有るのに活用しない
のはもったいない。と言う訳で、リーダーセンチネルの武器(改造済み)を持たせてみました。ランドバレット自体はヴ
ォイジャークラスですが、腕が大きいのでリーダークラスの武器くらいがちょうどいいです。


さて、GF名物のフォースチップをご紹介。ランドバレットの様に惑星スピーディア出身またはスピーディアの力を持つ
TFには、スピーディアチップが付属しています。クリアレッド成形にシルバー塗装されていますが、メーター部分に下
地の色が浮き出てますね。


チップスロットは背中中央下…っつーかケツ。アーッ!
いや冗談です。正しくはケツでは無く、ドレッドロック同様に背中の背負い物にチップスロットが有ります。
そこにフォースチップを差し込むと…?


ロックが外れ背中の大型火器が勢い良く前方に移動し、それと同時に発射サウンドが鳴ります。
これが結構な勢いで動くので、中々楽しいギミックです。


ランドバレットのイグニッションギミック、“ランドバズーカ”!見た目も動きも派手で、イグニッションの中ではかなり
高評価。砲身中央に蛍光グリーンの四角形が有りますが、これで先端のミサイルを発射します。同様のギミックが
マイクロン伝説版スタースクリームにも有りましたが、あれは左右の砲門が同時に展開出来ず、ロックを解除しても
片方がコンマ数秒遅れて展開する欠陥ギミックでした。原因は砲門が左右で繋がっていない事で、ランドバレットは
その辺が解消され左右の砲門が同時に展開するようになりました。


ミサイルを外すとこんな感じで、銃口にタービンが有るのが分かります。これはこれで悪くないですが、タービンとして
の説得力を出すにはミサイル付けておいた方が良いですね。


途中で思い出したのですが、ランドバレットの欠点。これは下腕部のアップ画像ですが、そこに傾向グリーンの翼状パーツ
が有ります。これはビークルモード用なのですが、左画像の位置が限界でこの中途半端な位置にしか収まりません。つま
り、ピッタリ折り畳めない。さらにここは固定されないので、腕を動かすと勝手にカパカパ開いてしまいます(右画像参照)。


ビークルモードは箱表記によるとスピードバギー…だそうです。前輪と後輪とで合計三つのタイヤが有りますが、これ
もトライクと呼んで良いものか…?彼はスピーディア生まれのTF、よってギャラクシーコンボイと違いスピィーディアTF
の特徴、クリア成形されたタイヤが使用されています。ランドバレットの体が、ビークルモードのどこに配置されている
のかがよく分かりますね。


ランドバズーカは、ビークルモードだと車体後方に。こちらもタービンの意匠がそのまま残っていて、見るから
にパワーが有りそうな感じ。ランドバズーカに被さっているウイングが、デザイン的に良いアクセントになって
います。何と言うか、ウイングと言いランドバズーカと言いサイバーフォーミュラっぽいです。
そしてその中央にはチップスロットが。


ビークルモードでイグニッションするとこんな感じになります…ロボットモードと違うのは、ランドバズーカ展開と同時に後輪部の
ウイングが開く事。ウイングを追加する事でロボットモードと一味違うギミックにしたのは加点要素…ですが、そのせいでロボット
モード下腕部のウイングが固定されない弱点も生み出しています。


変形シークエンス。
前輪左右のパーツのジョイントを外し、左右に気持ち広げます。そして後輪のジョイントを外し、同じ様に広げます。


これはその状態を下から撮影した画像で、左画面中央にある前輪付け根を真下に90度移動させ、右画面中央の状態にします。
その時にロボット肘と手首を伸ばし、ロボット両腕を形成します。


続いて今度は横から。前輪左右のパーツを根元から真下に下げ、一緒に前輪を真下に
180度折り曲げながら、前輪と繋がってるキャノピー部を倒します。


下に倒したパーツの先端を90度曲げロボット足首を形成し、そのまま限界位置まで移動させます。キャノピー部
内側からロボット頭部を引出し、キャノピー部内側にある空洞に前輪を収納させ、そのままキャノピー部を倒し本
体に密着させます。これで変形は完了。手の込んだことはしていませんが、意外に行程が多くシンプルながらも
適度な難易度で楽しめます。


総評としては、おバカの脇役キャラにしては非常にクオリティは高いです。こう見えて優秀な可動性、特徴が有りハッタリの利いたプロポーション、ギミックの派手さ、意外に多い変形行程、それでいて格段に扱いやすい高アイテム。欠点はプレイバリューがやや低めなことと、ロボットモードでは腕のウイングが邪魔な事ですが、ランドバズーカの派手さに免じて大目に見ましょう。あとはフォースチップが手持無沙汰になる事ですが、これはGF全般における欠点なので大目に見ましょう。お勧めですー。


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