大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

自分が自分であるために、捨てて来たものの数を数える 06 Bパート

2013年05月17日 00時06分49秒 | TFその他
Aパート


あちこちにヒンジが有るのを見れば分かりますが、これには変形ギミックが備わっています。
まず、両側のパーツを90度持ち上げます。


端のヒンジを広げ、そのままひっくり返します。裏側にファンが有ったり、結構細かいディテールが有ります。


続いて真横から。中央部を前後に展開すると、何やら見覚えのある形になってきましたよ?


再びひっくり返し、中央部の根元を少し回してハイ完成。


そう、サウンドウェーブと最も縁の深いコンドルです。今回のサウンドウェーブでは“キラーコンドル”と名称が変更されて
いますがコンドルです。以前のジェネレーションズ版にもコンドル=レーザービークが付属しました、そしてアニメイテッド
にも付属していましたが、初代リメイクと同様にコンドルもセットでリメイクされる様になったのは、このサウンドウェーブ
が初だったのです。


ご尊顔拝見…パーツそのものが小さく、そして一体成型ではありますがカッチリした造形で中々の男前。


意外に可動も中々で、翼が上下に可動、首が縦方向のみ、股関節前後のみ、足首前後のみではありますが一通り可動します。いずれ
も縦方向のみの可動となりますが、サイズを考えればこんなもんでしょう。それにこれだけ動けば、鳥ポーズを取らせるには充分ですから。


飛行ポーズだって楽々こなせます。よく見ると、胴体の肩付け根に機銃っぽいディテールが有りますね。
そして胴体の中央に凸ジョイントが。これは当然5ミリジョイントで…?


サウンドウェーブの翼先端に有る5ミリジョイントに接続が出来ます、こうする事で翼に止まっている状態に出来る訳
ですね。ジョイントで固定されてますから、例え逆さにしても落ちません。


各部5ミリジョイントを応用すれば、翼に武器を付けたり腕にキラーコンドルを付ける事も可能です。元々キラーコンド
ルに小型機銃らしきものがあるので、腕に付けても武装強化の説得力を持たせてくれます。


撮影中に気付いたのですが、右腕にブラスターガンを持たせられなくても右腕5ミリジョイントを使えば、
問題無く右手装備も出来ますね。


さて。先程サウンドウェーブ最大の特徴はこのヘキサゴンだと書きました。


実は武器各種にも、ヘキサゴンへの変形ギミックが有るのです。
まずはブラスターガン、あちこち小気味よく動いてくれて、スッキリと纏まったヘキサゴンへと変形します。


続いてレーザーカノン、こちらはグリップと銃身を折り畳むだけの簡単変形。


三種のヘキサゴンを比較…左端がブラスターガン、右端がレーザーカノン。
もちろんこれらも、キラーコンドルの代わりにサウンドウェーブの胴体に収める事が出来ます。


ビークルモードは…箱や取説にはステルス機と記載されていますが、まぁSFビークルと考えていいでしょう。プライム
版では無人偵察機に変形、ミュータントビーストウォーズでは蝙蝠(とワニ)に姿を変えていたので、飛行モチーフに変
わっても別段おかしくは有りませんな。ただ、ステルス機と呼ぶにはボリュームが有り過ぎますね。


後ろから見ると、翼の下にヘキサゴンが装備されているのが分かります。あと、腰アーマーが噴射ノズルを形成して
ますね…本体と反比例してめっちゃ小さいですが。それと、翼の端に有る5ミリジョイントが、位置からこちらもノズル
に見えます。


真下から見てみましょう。ヘキサゴンはただ嵌まっているだけでは無く、銃口を展開して武器として装備されています。
そして中央にロボット胸部に当たるハッチが。しかしこれは真下から見た画像で、本来は床に接している場所です。


つまり、ビークルモードだとイグニッションは完全に死にギミックとなります。床に接しているので、フォースチップを
刺しこんでも開きませんから。ただし、サウンドウェーブ本体を手に持つなどして空中に配置しイグニッションすれば、
爆弾投下の様にキラーコンドルを落とす事は可能です。


それでは変形シークエンス。
ヘキサゴンを外し、キャノピーのジョイントを外し後方に移動させ、尾翼を外側に倒します。


先程のノズル、これのジョイントを外し後方に倒します。


機首両側のパーツを外し、その根元から後方に移動させます。これがロボットモードの両足になる訳ですね。


ここで一度ひっくり返して、腰部分を見てみましょう。腰を上半身としっかり接続し、腹部のパーツ(先程のノズル)を閉じて固定、
股を閉じ膝上ロール軸を90度回転させて定位置に収めます。


次に爪先、上に90度持ち上げて中からヒールを引出します。


ここでもう一度裏返して元に戻し、コクピット周辺を見てみましょう。まずキャノピーを動かすのですが、その為には中に納まって
いるロボット左腕ごと外側に引き出します。キャノピー=左腕シールドであり、そのシールドは左腕に繋がってますから。


次に、左腕が横に移動した事により邪魔物が無くなり、右腕を引き出せる様になります。引き出した後、右腕に繋がっている機首を後方に90度
折り曲げます。ただ、この右腕と翼を固定しているジョイントが固く、外す時は力が必要です。


この状態から、翼を180度移動させジョイントで固定します。これで大体ロボットのフォルム
が完成しましたね。


頭部を胴体に収め、両肩をジョイントで固定します。


腕を肘上ロール軸を回して定位置に、首を前に向けます。
取説通りに変形させるとこうなりますが、首が浮いていて収まりが非常に悪いです。


そこで、一度前工程に戻ってみましょう。と言っても腕はそのままで、翼だけ挙げる感じで。
中央に有るグレーのパーツ、これがサウンドウェーブの首の根元に当たります。


ズームしてみると、そこにヒンジが有るのが分かります。取説通りが左画像で、右画像の様
にヒンジを使えば、首根本を移動させる事が出来ます。


この方法を使えば、首を定位置に収める事が出来ます。この収まりの良さ、そしてこれ以外に使わない首ヒンジと
言い、恐らくこれが正解で取説が間違ってると思われます。


あとはヘキサゴンを変形させ、取り付けます。まずは肩にレーザーカノン。


続いて左腕にブラスターガン。武器が多くそれぞれがそれなりに大きいので、全武装させると絵になります。


総評としては、細かい問題点は数あれど、まぁ概ねかっこいい出来には仕上がってます。武器の大きさ、豊富さ、そして妙に出来の良いキラーコンドルは感動的です。しかし、それらの長所が細かい問題点を相殺できるかと言うとさも有らず。シールドが引っかかるとか、変形時のジョイントが固いとか、取説の間違いとか、右腕の凸ジョイントとか、かっこいいんだけど扱いにくい。

一番不満なのがイグニッションで、初代では普通に出来た事が“単にやり難くなっただけ”なのが…。イグニッションは“フォースチップ挿入→ロック解除→スプリングで展開”ってものが殆どで物足りなさを感じていましたが、このサウンドウェーブは特に不満が大きかったですね。本当に、ただやり難くなっただけですから。

キラーコンドルやヘキサゴンは手放しで喜べるんですけど、良い所と悪い所の差が極端で、尖がった扱いにくい出来になっているのは否めません。それでも当時は、初のリメイクされたサウンドウェーブだったので、充分幸せに感じたものです。イグニッション以外は。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿