大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

自分が自分であるために、捨てて来たものの数を数える 08 Aパート

2013年05月25日 00時12分24秒 | TFその他

今回ご紹介するのは、トランスフォーマーギャラクシーフォース(以後GF)より“メガロコンボイ”。両軍リーダー以外では大型製品になり難いものですが、この
メガロコンボイは珍しくリーダークラスで製品化されました。設定上巨大TFでもあるんですが、体がスリムなので巨大と言うより長身なイメージ。そして訳の
分からん形状の手持ち武器が特徴。


ご尊顔拝見…太目の顔や食いしばった歯がどことなく頑固者のイメージ。GFの各惑星コンボイは日本だけで海外
ではそんな設定ありませんけど、このメガロコンボイの場合は海外名メトロプレックスでした…つまりG1時代に登場
した大型基地TFと同名です。まぁ、日本版の名称は「メトロフレックス」と微妙に違いますが。

アニメ本編では、脇役コンボイ衆の中では一番最後に登場。プラネットフォースの眠る最後の地“惑星ギガロニア”
で、建機に変形する巨大TFを仕切る長。正しくはギガロニアTFは年がら年中建物を作っているドカタ種族なので、
長より現場監督って感じでした。それに相応しく威勢の良い親分肌ですが、それでいて安全第一をモットーとする
人。“一度完成させた土地には立ち入らない”、古来よりの掟の順守を心がけていました(その頭の固さが原因で、
部下の一人“モールダイブ”の造反を招いたのですが…)が、最終的にはプラネットフォースを求めてギガロニアに
やってきたギャラクシーコンボイと一緒に、掟を破りギガロニア最下層へ向かい、そのままサイバトロン入りしました。


可動はリーダークラスではベスト5に入るくらい動くと思います…いや細かくカウントしてませんので“多分入りそう”って
トコですが。首360度回転、型、脇、上腕ロール軸、肘、鳩尾前後180度、腰360度、股関節、太腿ロール軸、膝、足首
後ろにのみ可動。リーダークラスでこれだけ動いたら倒れやすそうですけど、各関節には頑丈なラチェットが入っている
上に足首がデカいので、しっかり自立してくれます。


後ろにのみ動く足首と前後に180度動く鳩尾を駆使すれば、ご覧の通りブリッジ姿勢も取れますよ。


胸部を見てみると、マイクロンジョイントが四つ並んでいます。他にも体中にマイクロンジョイントのあるメガロコンボイ、
GFではギガロニアはマイクロンの星でもあるので、マイクロンとの連動の強化が狙いだったのでしょう。


武器はメガロアックス…どう見ても斧には見えませんが斧だそうです。下手に斧にせんとも、普通にポールウェポンなり
にした方が良かったんじゃ…?もしくは持ち方変えて大型銃に!とか。先端のホイール部はラチェットでキチキチと回転
しますが、現時点では特に意味の無いギミック。


メガロコンボイの伸長に近い大きさが有るので、こんな大型武器を支えるにはまともな方法じゃ無理です。メガロコンボイ
は、グリップの中央にある凸ジョイントを掌の穴に差し込み、更に指のロック機構でガッチリ保持しています。ジョイントは
ギャラクシーコンボイにも有りましたが、ロック機構はメガロコンボイのみです。


そのおかげで、これだけデカい武器を頭上に振りかぶる事だって出来ますよ。ただこれやると、鳩尾関節が重量に負け
て上半身が勝手にお辞儀したり、後方に反ったりしますけど。


非使用時は、背中のジョイントに接続する事が出来ます。デカい武器は何かと邪魔なので、手荷物以外の選択肢がある
のは有りがたいです。でもこれ、本当はビークルモードで使うものなので、意図的に設計されたんじゃ無さそうです。


さて、メガロコンボイのフォースチップを見てみましょう。ギガロニアのフォースチップはギアをモチーフとしたデザインで、
メガロコンボイはリーダーなのでプラネットフォース仕様…金のフォースチップとなっています。っつーか、我が家に現存
しているプラネットフォースはこれだけです。


それでは、いよいよGF名物のイグニッションギミックを。
メガロコンボイは今までのと違い、フォースチップを刺す前にちょっと準備が必要。まず最初に、ホイール部を赤い矢印が
上向きになる様に合わせます。チップスロットはメガロコンボイ本体では無く、メガロアックスの方にあります。その中央の
グレーの縦長パーツを上にスライドさせると、縦長パーツの四角い先端部分が矢印部に入り、それと同時に中央のグレー
のパーツが左右に展開しチップスロットが現れます。この時点でホイールは完全にロックされ、回転不可になります。


そこにフォースチップを差し込むと、ホイール部が“ガシャ!シュオォォォォォン!”と言ったサウンドと共にスプリングで左右に展開、
中央先端に現れたLEDが赤く点灯します。画像じゃショボい光に見えますが、実際はそこそこ光りますよ?これ点灯時間が短いの
で、上手く撮影できないんです。


メガロアックスのグリップはギャラクシーコンボイの手と互換性が有るので、そちらに装備も可能です。アニメ本編でも使
用していましたが、そちらではメガロアックスがギャラクシーコンボイより遥かにデカいので、迫力と同時に無茶もいいトコ
…無理に本編に入れなくても良かったんじゃ?互換性が有るので、逆にギャラクシーコンボイのハンドガンをメガロコンボ
イに装備させようとしたのですが、こちらはハンドガンの凸ジョイントがメガロコンボイの掌にある凹ジョイントと位置が合わ
ず、装備出来ませんでした。


では、同じリーダークラスのギャラクシーコンボイと比較…メガロコンボイでけェ!巨大TFの名は伊達じゃない!
ただ、ボリュームはギャラクシーコンボイの方が勝ってますね。


メガロコンボイには、体を折り畳んだ中間形態が存在します。取説には記載されてませんが、市販され無かったギガロニアTF“モールダイブ”
の海外版に付属する取説には“ワークモード”なる中間形態のギミックが記載されているので、メガロコンボイのこれも恐らくワークモードとし
て設計されたのでしょう。が、諸事情により取説から削除されたとかじゃないでしょうか?腕の形状だけは変化が無いので少々バランスが悪
いですが、腕以外はとても纏まりが良いです。


しかし、この状態でも高い可動性は殆ど損なわれていません。足首と鳩尾が固定になっただけで、それ以外の関節は
そっくりそのまま動きます。足の内側になってしまいますが、折り畳むことでそれまで無かった赤いラインが綺麗に出来
上がるのはちょっと感動。


横から見ると、足の部分がどの様に折り畳まれてこの形状になったかがよく分かると思います。ただ、折り畳むだけでは
無く前後反転してますけどね。


今度は正面から見てみましょう。各部を折り曲げてワークモードになる訳ですが、それによりこれだけ身長差が出ます。
アニメイテッド版ショックウェーブほどではありませんが、こちらも見事な変形ぶりです。


ただ、ワークモードだと流石にメガロアックスは持て余し気味になりますね。


ワークモードでもギャラクシーコンボイと比較…身長は近くなりましたね。ただ、メガロコンボイが勝っていた身長が無く
なったので、身長+ボリューム感でギャラクシーコンボイが圧勝です。


ギガロニアTFには、GF初期製品ベクタープライム(我が家に現存せず)同様パートナーマイクロンが付属します。
メガロコンボイのマイクロンは画像の“ホリブル”、最初ホビー誌でその姿を見た時、私はあれ?と思いました。


ご尊顔拝見…アップ撮影して初めて気づきましたが、顔の左右に円形ディテールが有ったんですね。普通に見
てる時にならないんですが、流石にアップ撮影すると塗装がやや厳しい。
余談ですが、海外名は“ドリルビット”でした。


マイクロンですから、最初っから可動は期待しちゃいけません。肩が360度回転、股関節が前後のみ、膝が前後のみ、
以上です。まぁマイクロンですから。


ここで取り出だしたるは、GFより二年前に当たるTFマイクロン伝説版メガトロンさま(こちらも我が家には現存せず)、
それに付属していたパートナーマイクロン“バレル”。先ほど、私が初めてホリブルを見た時に感じたのは、このバレル
が原因でした。


比較してみると、ほらそっくりでしょこれ?太腿のタイヤやマイクロンジョイントの位置(ホリブルは背中、バレルは腹部)
の違いは有れど、形状は非常によく似ています。特に脹脛の構造なんかそっくりです。だから、画像で見た限りではホ
リブルはバレルの仕様変更かと思ったんです。


しかし実際に比較してみると、大きさが全然違います。設計が似ているだけで、金型そのものは完全新規造型です。
恐らく、バレルの設計を元にホリブルが開発されたんじゃないでしょうか?


メガロコンボイ(ワークモード)と比較してみると…ただでさえ小さいマイクロンなのに余計に小さく見えます。


デフォ状態と比較してみると…もう人間とマンションくらいの体格差が有ります。お互いの大きさを引き立てあって、それ
はそれで面白い味が。


ホリブルのビークルモードはドリル車…現実には有りませんが空想科学のドリルメカですね。ドリルが二本有りますが、
地底に潜るとかじゃ無く恐らく掘削用ドリルなんでしょう。よく見ると、中央に運転席らしきキャノピーが有ります。


マイクロンジョイントを使えばメガロコンボイに装着して武器っぽくも出来ますが、ホリブルのマイクロンジョイントがロボッ
トモードの背中側にあるので、どうしても磔状態にしかなりません。それにメガロコンボイの武器にするには小さすぎるし、
忘れても良いくらいのオマケギミック。


続いて変形シークエンス。ドリルを後ろ側に折り、後輪を後方に回転させます。


ドリルを完全に折り畳み、ドリル基部を関節に沿ってまっすぐ伸ばします。


最後に立たせて、後輪=腕を下に下ろして変形完了です。マイクロンですから、こんなもんでしょう。


こちらはバレルのビークルモードですが、設定上は対空砲車となっています。


ホリブルはバレルと構造が酷似しているので、バレルモードにも変形可能ですよ?ただし、デフォのビークルモードと
前後が逆になるので、キャノピーが隠れてしまいますが。


逆に、バレルをホリブルモードにも出来ますよ?キャノピーが前後逆になりますが、これはこれで有りでしょう。


次回に続きます。


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