皆さんは“バタリアン”と言う映画をご存知ですか?1980年代に日本で公開されたアメリカ製ゾンビ映画で、原題は「Return of the Living Dead」つまりバタリアンと言うタイトルは日本で付いた名前で、その意味は“群れ”とか“群体”とかそんな意味だとか。普通に原題でも良かったんじゃ?とも思いますけど、このバタリアンって名前から後に当時の流行語となる“オバタリアン”が派生するのだから世の中って奴ぁ分からない。
私が本作を始めて見たのは、当時は水野晴朗氏(ご冥福をお祈りいたします)がオープニングで解説していた時期の金曜ロードショーでした。その時、水野氏の解説で「この映画を見ている内に、“自分はこんなに恐ろしいものを見ているのか!?”と言う気分になってきます。」と言う言葉が出てきます。あの頃、ビデオ録画を日中に見ようとした少年時代の私、この言葉を聞いてビデオを止めてしまい、視聴したのは後日でした。
しかしおかしな事に、後年になっての感想を聞いてみると“ホラーコメディ”に分類されているんですよねこのバタリアンって映画は。なんで???あの映画は結局見ては止め見ては止めの繰り返しで、シーンごとに飛び飛びしか見ていなかった少年時代、つまり私はまともに見たことが無いのです。だから私が見たシーンではコメディ要素がたまたま無かったのか、私が見た限りでは本作はとても恐ろしいホラー映画としか捉えられませんでした。
しかし、続編にあたる“バタリアン2”、こちらは小学生だった私でも笑いながら見れたものですが。ゾンビの群れに襲われた少年たち、ふとしたはずみで室内に音楽が流れ出し人間を襲う事も忘れて一斉に踊りだすゾンビ達とか、電話越しに主人公の少年を自分たちのテリトリーにおびき寄せる為に“病院へ行け”と話したゾンビに対し、受話器を少年から取り上げたおっさんに“今のアメリカの大統領は誰かな?”と聞かれ“…ルーズベルト。”と答えてあっさりバレたとか。ルーズベルト=フランクリン・ルーズベルト、第二次世界大戦中のアメリカ大統領。つまりそのゾンビ、彼が大統領だった時代に死んだのですね。ちなみに正解はロナルド・レーガン。
ここでちょっと思い出話。バタリアンは過去に金曜ロードショーで複数回テレビ放映されており、流行語の元ネタにもなった為か当時ちょっとした有名映画だったのです。で、小学生だった私とその知人の間でも話題に上ることが有りまして、その中にこんなエピソードが。
冒頭で初めて人前に現れるゾンビ、それは真ん中から左半分に割れた犬の標本でした。本編ではその犬は動けない(標本ですから)ので人間を襲ったりしませんが、当時はまともに見ていなかった私がその知人から映画の内容を聞いたとき、その犬が“襲ってきた”とはっきり言っていました。そしてその犬をどうしたかと言うと、“その場にいたキャラがダイヤモンドを投げつけて倒した”と…本当にいるんかいそんな花京院典明(スタンド名 ハイエロファント・グリーン)みたいなキャラが!?もしくは銭形平次か?まぁ、“襲ってきた”って時点でウソ100%な訳ですが、当時少年だった私にはそれを見抜く術は無かったのです。そしてもう一つ、本作にはストリッパー紛いのケバいねーちゃんキャラが出てきまして、その場の勢いで脱ぎだすんですね。で、脱いだ後にゾンビの群れに襲われたので、映画が終わるまで全裸のまま。それが原因で、“先週の金曜日テレビでバタリアン見た”等と言おうものなら、一部の男どもからスケベ呼ばわりされたものです。今だったら“それを知ってるんなら、お前も見たんだな?ん?”と逆手にとってやる所ですが、当時少年だった(以下略)。
で、現在では大人になった私。特撮好きが高じてホラー映画も何本も見ました。まぁ私が見たものは全体の一割にも満たないと思いますが、それでも少年時代の頃よりはかなり耐性が付いたと思います。有名映画“遊星からの物体X”を見た時も、人間に擬態したクリーチャーが胸部=口をガバッと開き、医師の両手首を食いちぎるシーンなんか感動して何度も巻き戻し再生したもんです。そういう訳で、少年時代にトラウマとなりかけそのまま放置されてきた映画“バタリアン”、大人になった現在に最初から最後までしっかり視聴し、少年時代の恐怖心に決着を付けようと思ったのです。
早速レンタルショップへGo!店舗で見たそのジャケットはトラウマ級ゾンビ映画の雰囲気では無く、どう見てもコメディタッチなイラストだったので、やはり現在はこういう評価なんですねバタリアンって。帰宅して、早速プレイヤーにDVDをセットし視聴開始!
→次回に続きます。
私が本作を始めて見たのは、当時は水野晴朗氏(ご冥福をお祈りいたします)がオープニングで解説していた時期の金曜ロードショーでした。その時、水野氏の解説で「この映画を見ている内に、“自分はこんなに恐ろしいものを見ているのか!?”と言う気分になってきます。」と言う言葉が出てきます。あの頃、ビデオ録画を日中に見ようとした少年時代の私、この言葉を聞いてビデオを止めてしまい、視聴したのは後日でした。
しかしおかしな事に、後年になっての感想を聞いてみると“ホラーコメディ”に分類されているんですよねこのバタリアンって映画は。なんで???あの映画は結局見ては止め見ては止めの繰り返しで、シーンごとに飛び飛びしか見ていなかった少年時代、つまり私はまともに見たことが無いのです。だから私が見たシーンではコメディ要素がたまたま無かったのか、私が見た限りでは本作はとても恐ろしいホラー映画としか捉えられませんでした。
しかし、続編にあたる“バタリアン2”、こちらは小学生だった私でも笑いながら見れたものですが。ゾンビの群れに襲われた少年たち、ふとしたはずみで室内に音楽が流れ出し人間を襲う事も忘れて一斉に踊りだすゾンビ達とか、電話越しに主人公の少年を自分たちのテリトリーにおびき寄せる為に“病院へ行け”と話したゾンビに対し、受話器を少年から取り上げたおっさんに“今のアメリカの大統領は誰かな?”と聞かれ“…ルーズベルト。”と答えてあっさりバレたとか。ルーズベルト=フランクリン・ルーズベルト、第二次世界大戦中のアメリカ大統領。つまりそのゾンビ、彼が大統領だった時代に死んだのですね。ちなみに正解はロナルド・レーガン。
ここでちょっと思い出話。バタリアンは過去に金曜ロードショーで複数回テレビ放映されており、流行語の元ネタにもなった為か当時ちょっとした有名映画だったのです。で、小学生だった私とその知人の間でも話題に上ることが有りまして、その中にこんなエピソードが。
冒頭で初めて人前に現れるゾンビ、それは真ん中から左半分に割れた犬の標本でした。本編ではその犬は動けない(標本ですから)ので人間を襲ったりしませんが、当時はまともに見ていなかった私がその知人から映画の内容を聞いたとき、その犬が“襲ってきた”とはっきり言っていました。そしてその犬をどうしたかと言うと、“その場にいたキャラがダイヤモンドを投げつけて倒した”と…本当にいるんかいそんな花京院典明(スタンド名 ハイエロファント・グリーン)みたいなキャラが!?もしくは銭形平次か?まぁ、“襲ってきた”って時点でウソ100%な訳ですが、当時少年だった私にはそれを見抜く術は無かったのです。そしてもう一つ、本作にはストリッパー紛いのケバいねーちゃんキャラが出てきまして、その場の勢いで脱ぎだすんですね。で、脱いだ後にゾンビの群れに襲われたので、映画が終わるまで全裸のまま。それが原因で、“先週の金曜日テレビでバタリアン見た”等と言おうものなら、一部の男どもからスケベ呼ばわりされたものです。今だったら“それを知ってるんなら、お前も見たんだな?ん?”と逆手にとってやる所ですが、当時少年だった(以下略)。
で、現在では大人になった私。特撮好きが高じてホラー映画も何本も見ました。まぁ私が見たものは全体の一割にも満たないと思いますが、それでも少年時代の頃よりはかなり耐性が付いたと思います。有名映画“遊星からの物体X”を見た時も、人間に擬態したクリーチャーが胸部=口をガバッと開き、医師の両手首を食いちぎるシーンなんか感動して何度も巻き戻し再生したもんです。そういう訳で、少年時代にトラウマとなりかけそのまま放置されてきた映画“バタリアン”、大人になった現在に最初から最後までしっかり視聴し、少年時代の恐怖心に決着を付けようと思ったのです。
早速レンタルショップへGo!店舗で見たそのジャケットはトラウマ級ゾンビ映画の雰囲気では無く、どう見てもコメディタッチなイラストだったので、やはり現在はこういう評価なんですねバタリアンって。帰宅して、早速プレイヤーにDVDをセットし視聴開始!
→次回に続きます。
ちょうどこの前、映画好き友人とバタリアンの話になり”バタリアンはホラーコメディだから、あまり怖くなく笑えるよ!”と言われましたが、私は今でもホラー映画の耐性がないので無理そうです(^^;)
あの『ジョーズ』で人が食われるところがもう駄目ですもん。他には蟻の『黒い絨毯』だったかな!?それきっかけで虫もダメです。
私は恐怖心に決着つけられそうにないです。(^^;)
でもその時はいずれも少年時代だったので、結局最後まで見る事は出来ず。しかし、“あまり恐く
なく笑えるよ!”ってのはちょっと語弊が…そう言うのは大多数の子供が見ても、そう思えるもの
に使う言葉なんじゃないかと。
ジョーズも食い散らかされた腐乱死体とか出てきますし、あれもバタリアンほどじゃありませんが
ちょっとトラウマ。こちらもその内に、少年時代のリベンジを果たしてみましょうか…?あ、アリの映画で有名なものは普通サイズのありの群れ
が出てくる「黒い絨毯」と「マラブンタ」が双璧って聞いた事が有りますが…まぁどっちでもいいか。
余談ですが、私は巨大化したアリの群れが出てくる「放射能X」が好きですね。