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支離滅裂メモblog

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Winnyの朝日新聞記事 続き

2006-04-20 23:42:58 | ソフトウェア
昨日の記事に書いたとおり、高木氏の真意を知るべく

「論座」2006年5月号
高木浩光@自宅の日記

を読んだので、感想。

結論から言うと、やっぱり新聞から受けた印象は編集によるものらしい。
高木氏の日記の内容ならば素直に受け入れられる。(論座だけだと、ちょっと…という感じだし。)

少し長いけど、高木氏の文章を引用。

しかし私は、ウィニーにも問題がないわけではないと考えている。
<・・・中略・・・>
かといって、ウィニーの法的規制を考えるのは早計だろう。幸いなことに、そのような安易な論調のメディアは、現時点ではほとんど見られない。「ソフトウエアの自由」「ネット利用の自由」という基本原則は、すでに日本社会に広く浸透しているのだろう。 ウィニーのような独創的なソフト開発を制限すると、「ソフト開発の現場が萎縮する」という指摘や、今後発展するかもしれない新技術をつぶしてはいけないという声もある。しかし、不特定多数の個人間で直接情報のやりとりを可能にする「P2P」技術一般と、ウィニーを混同してはならない。ウィニーのような自動拡散がP2Pソフトの必要条件ではない。「被害の拡散を止められない」というウィニーの特徴に、もっと危機感を持つ必要がある。
 (論座)

この種の「識者」達にとっては、Winny礼賛に導く新しい「理論」をどれだけ唱えられるかが思想エリートとしてのテーゼなのだろう。
ここまで「識者」達の思考を狂わせてしまうものはいったい何か。それは、Winny作者が著作権法違反幇助の罪で逮捕、起訴されたことが発端であろう。
Winnyニートのみならず、関心がなかったあるいは中立的だった人たちさえ、作者が幇助犯として処罰されること自体に対する危機感から、「ということにしたい」症候群に陥ってしまった。あるいは、本当のことはわかっていても、意図して「大人の議論」をしている人もいるのだろう。そしてその「大人の議論」を真に受ける人が続出している。それどころか、それまで「Winnyはけしからん」としていた人たち(著作権ビジネス界の)さえも黙らせてしまった。Winnyを悪く言うだけでバッシングの対象となる恐れがあり、本当のことを言うのが難しくなっている。
 (日記)

もしも本当に「Winnyを悪く言うだけでバッシングの対象となる」のなら、それは問題だと思う。
でも、本当にそうなの?

私がWinny擁護にまわっているのは、「P2P=Winny=ウィルス=悪」という論調を(インターネット以外の)メディアでよく見かけるから。

私自身は世の中に「「ソフトウエアの自由」「ネット利用の自由」という基本原則」が、「広く浸透している」とは思わないし、「不特定多数の個人間で直接情報のやりとりを可能にする「P2P」技術一般と、ウィニーを混同して」いる人たちが、Winnyを盾にとって今後のP2P技術の発展を妨げようとするのでは、と危惧している。

特に、古くからのメディアで発信する人たち、法律を作る人たちは、「P2Pは悪」と考えているように見える。

だから、文系の友人にWinnyの知識を付けようとするときに
「今のWinnyネットワークは危険なんだよ、でもWinnyのアイデアやP2Pは素晴らしい」
ではなくて
「Winnyが悪いわけではないんだよ、ただ、使うときにはこの仕組みのところで、こういう危険があることもあるんだよ」
といったほうが適切に理解される現状がある限り、私はWinny擁護派。

まだまとまってないけど、お風呂行ってきます。
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Winnyにまつわる議論について (暴れ鳥)
2006-04-26 14:09:20
こんにちは。オンラインでは初めまして。



最近Winnyまわりの議論に注目しています。整理ができたら自分のブログに書こうと思って情報を集めているところです。



たっちーさんのブログには、まだたっちーさん自身の見解を整理して掲載されたことはないようですが、いつか掲載されることを期待しています。



個人的には近頃のWinnyに関する報道は、やや混乱しているように感じています。

個人的には、下記の論点を分離して扱うべきではないかと考えています。



・Winnyというソフトウェアの是非

・Winny作者の裁判

・情報流出問題



ではまた。

見解の整理 (たちばな)
2006-04-27 02:49:35
いらっしゃいませ~。

ブログに飛んでみるまで、どなたなのか確証が持てませんでした。(爆)



コメントありがとうございます。

お風呂で頭がリセットされたので、すっかりまとめ直しを忘れていました。

(日記なので、いつ何を感じたかのメモになっていればいいや、というのもあり…



整理していただいた3つの論点ですが、私は「作者の裁判」は論じる必要がないと考えています。

判決を下すのは裁判官であり、世論に判決が左右されることはない(と信じたい)ので。

もちろん裁判の経過と判決は見守っていくつもりですし、茶々は入れると思いますが。



それから、「Winnyというソフトウェアの是非」は

・作成者の行動の是非

・ユーザの行動の是非

に分割する必要があると思っています。

ソフトウェアの存在の是非、は作られてしまった以上論じるまでもないかと。



情報流出は部分的にユーザの行動に絡んだ問題となるので、上手く分離できるか心もとないですが、この3つに分離してそれぞれの見解を書きたいですね。



暴れ鳥さんのWinnyへの見解も楽しみにしていま~す。

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