大分の繊維問屋ヤマキ－自己破産申請へ 負債額１７億５４００万円

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※ヤマキ（株）本社と隣接の彩裳会館　出典：googlemap

　衣料品卸売り地場大手のヤマキ（株）（大分市碩田町3-1-35）は4月7日，事業を停止し破産手続開始申立の準備に入った。負債総額はおよそ17億5,000万円の見通し。

　同社は1925（大正14）年12月創業，1950（昭和25）年12月法人設立。大分県のスーパーを中心に，九州全域および山口県・広島県の百貨店・専門店・一般小売店などを取引先として婦人服・紳士服・インナーウェア・ユニ フォームや宝飾品やギフト用品などを卸売りしていた。
　1992（平成4）年3月期には，売上高約48億4,000万円を計上。また，1996年には大分市内にファッションビル形式の小売店舗「彩裳会館」を開設して小売り部門にも参入した。だが，近時，売り上げは減少し，2014（平成26）年3月期の売上高は6億4,747万円と低迷。
　金融円滑化法の利用，2013（平成25）年3月には大分市中島中央3丁目の旧本社ビルの売却などによるリストラ策を実施したものの，経営の立て直しがならず，自己破産申請の準備に入った。

・所在地     大分市碩田町3-1-35
・設立     昭和25年12月
・創業     大正14年12月
・従業員     28名
・代表者     佐藤 知行
・資本金     1億7,500万円
・年商     6億4,747万円（26/3）

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