集団食中毒を起こした「焼肉酒家えびす」(運営会社フーズ・フォーラス)のその後を,ウォッチングしていて,2つの記事が目に止まった。
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一つは,週刊ポスト2011年12月23日号の “「焼肉酒家えびす」運営のユッケ社長 知人の飲食店手伝い中”とのその後消息を伝える記事。
週刊ポストによると,勘坂康弘・元社長はいま、知人の飲食店の経営を手伝いつつ、再起を図っているという。同氏は,マスコミへの不信感を、次のように言葉で語っていた。
「しつこく追い回されるのはまだ我慢できます。でもひどいと思うのは、思わず感情的になって出てしまった発言を『逆ギレ』として、そこだけテレビ画面で何度も報道された。死者が出たと聞いて、気が動転して思わず土下座したら、その場面をまるで反省のないパフォーマンスのように繰り返し流す。本当にマスコミは怖いと思いました」。
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もう一つは,「焼肉屋えびす」の筆頭株主が,FC経営コンサルティング会社のベンチャー・リンクであった,とのブログである。ベンチャー・リンクを遡ると,創業のルーツは「光通信」だという。この辺の真相をできることなら,勘坂康弘・元社長に語っていただきたいものである。
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⇒⇒「焼肉酒家えびす」運営のユッケ社長 知人の飲食店手伝い中
⇒⇒「光通信と焼肉屋えびす」
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「身の丈」を強みとする経営―縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」 | |
小林 隆一 | |
日本経済新聞出版社 |
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