>>>シラスウナギの危機
土用の丑の日に「うな重」や「うな丼」は欠かせない。しかし,いまが最盛期のウナギの稚魚,シラスウナギ漁は,かつてない不漁で,養殖ウナギの生産日本一の鹿児島県には衝撃が広がっている。
都道府県別ウナギ生産量
県名 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2010年 | ||
全国計 | 18,941 | 19,913 | 17,627 | 20,543 | ||
静岡 | 11,654 | 1,834 | 1,490 | 1,799 | ||
愛知 | 4,742 | 5,116 | 4,918 | 5,002 | ||
宮崎 | 3,255 | 3,315 | 3,167 | 3425 | ||
鹿児島 | 7,990 | 8,007 | 6,838 | 8,199 |
出典:日本養鰻漁業協同組合連合会サイト
http://www.wbs.ne.jp/bt/nichimanren/information2.html
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┗■ シラスウナギ“記録的”不漁,昨年比1%以下
ウナギの稚魚,シラスウナギの国内での漁場や産地である鹿児島,宮崎,静岡ではシラスウナギの漁獲量が前のシーズンの1%と,かってない不漁に陥っている。このまま不漁が続けば養殖に使う稚魚は不足に陥り,価格の高騰が懸念される。水産庁は「シラスウナギの漁獲量が急激に回復する可能性はある。しかし,そうならずに不漁が続けば,夏以降のウナギの供給に影響が出る可能性は否定できない」と話している。
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┗■ 鹿児島県のシラスウナギ漁深刻 前年同期の1%
鹿児島県では1月10日に今シーズンの漁が解禁されたウナギの稚魚,シラスウナギの漁獲量が,解禁からの15日間で0.5キロと,前のシーズンの1%ほどにとどまっている。
鹿児島県内のシラスウナギ漁は,各地の河口の周辺などで県の許可を受けた漁業者が漁を行っている。今シーズンはこの時期になっても河口に集まるシラスウナギが極端に少なく,解禁から1月24日までの15日間の漁獲量について県がまとめたところ,合わせて0.5キロと昨シーズンの最初の15日間の1%ほどと,深刻な不漁に陥っている。
>>>宮崎県のラスウナギ不漁も深刻
宮崎県ではシラスウナギ(ウナギの稚魚)漁が,深刻な不漁が続いている。1月25日までの15日間の県内採捕量は483グラムで,昨年解禁後15日間の0・6%。統計を取り始めた1994年以降で2番目の少なさである。
◆ 国産のウナギ 事情
日本の養殖鰻生産量は,最盛期には約4万トンあったが,近年は2万トン前後で推移している。国産のウナギ 日本国内の養鰻場では,池の水質や水温に気を使い,餌の量を調整するなどしてうなぎが病気にかからないよう大切に育てている。万一病気が発生した際は,抗生物質を使用しますが,休薬期間を守り,出荷前に必ず簡易検査を行い安全性を確認してから商品化している。
2016年の日本の生産量は約1万9千トン、中国、台湾等からの輸入量が約3万1千トン,日本の鰻生産量のシェアは38%であった。
◆都道府県別養殖生産量Best4(2012年)-全 国 17,377 トン
1位:鹿児島 7,184トン
2位:愛 知 4,081トン
3位:宮 崎 3,111トン
4位:静 岡 1,629トン
出典:都道府県別鰻養殖生産量(資料:農林水産統計 )http://www.wbs.ne.jp/bt/nichimanren/toukeikenbetsu.html
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