その後中野坂上方面に向かう際、見つけた橋のあとです。
なんのことはない元中小河川の橋に見えますが、地元の方でしょうか。柳橋畦青年部柳畦会と銘打ち、解説文が掲示されていました。畦という名が良いですね。
■この柳橋は昭和7年9月20日に完成し、昭和38年(1963年)の東京オリンピック前年に暗渠化(街並み整備工事の一環で川の上にフタ)されるまで地元に親しまれてきました。
■この下を流れる川は杉並区和泉2-1にその流れを発し、渋谷区の笹塚~幡ヶ谷~本町を経由して西新宿5丁目(旧淀橋)から神田川に注ぐ全長3Kmの自然河川です。
この川については、下記のサイトに詳しくありました。玉川上水からの盗水の件も含めて、水にかかわるエピソードが面白いですね。
「水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方」第3回西新宿からまぼろしの神田川支流をたどる。 | ミズベリング (mizbering.jp)
柳畦会の掲示では、映画「たんぽぽ」のロケに使われたり、はっぴいえんどのアルバムのジャケット写真にもこの付近が使われたとのこと。
都市における中小河川は、下水道としての役割となり、暗渠化されていったのでしょうが、今では緑道として残るところも多くあります。5月に行った滝下川緑道、中野から高円寺への桃園川緑道などもそのパターンでしょうかね。
歴史の痕跡を残す町並みの中を進みます。
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