魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

感じろ、黄金週間!③

2012-06-15 23:49:53 | 日々のこと

お久しぶりです

3歳過ぎたらあっという間にオムツが取れたわが娘が寝たあとに、PCを立ち上げると夫が登場または娘・ベッドから落ちたり・寝ぼけてぐずったり・・・という悪循環

やっとこうして座っております。

さて、ゴールデンウィーク、上京して中学からの親友と新宿高島屋で待ち合わせ

きらびやかでまぶしいわ~なんかずっと工事してンのね、ここ。

久々に会ったお友達と、子供服売場にある子供のためのレストランでランチ

下に電車が行き交うのが見られるスポット娘は大喜び

そして積もる話をし始めたのですが・・・。

彼女の妹さんは、6歳と2歳のお子さんがいる主婦なのですが、今なんと離婚調停中だとか

これには本当にびっくりしました

20代前半で結婚して、あっという間にお子さんが産まれて、旦那さんの両親と二世帯住宅に住んでいると聞いていた妹さん。

仕事も、正社員で少し働いたことがあるらしいですが、ほとんどアルバイトの経験しかなく、自分で生計を立てていける感が乏しいので、専業主婦になったと聞いて、「合ってるな~よかったなあ~」なんて思っていた私なのですが。

いろいろあったとは聞いていたのですが、お子さん2人は旦那さんの家にいて、妹さんだけ実家に帰ってきて、週一回だけ面会しているとのこと。

そこに至る経緯は、考え方の相違、少しずつの甘え、双方に過失があるのではないか・・・と思えるものだったのですが・・・。

以前、妹さんのご主人が、夜帰宅したあとに飲みに行ってしまうことが多くて、口論になった際に妹さんが夜、家を飛び出して1時間ほど外に出てコンビニで買い物して帰ってきたら、「育児放棄だ」と旦那さんとご両親から責められた、ということがあったと聞いていました。

でも、それってよくあることじゃないかな~

ママ友も「あったまきたから家出したことあるよ、すぐ戻ったけどね」という話を聞きます。

もちろん、パパは家にいるわけです。そして1.2時間の外出ののち、頭を冷やして戻る。

そんな話、よくあることだと思いました

私は外に出るのはもっぱら夫のほうですがね私は次の日、ばっちり荷物つめて子供抱いて家出しますけど

それを育児放棄とか言われてもなあ・・・。

この間「すくすく子育て」でくわばたえりさんが「赤ちゃんの時、すごく助かったのが夫に1時間くらい赤ちゃんを預けてお茶飲みに行ったこと」と言ってました。

その気持ち、分かる~1時間で、いや30分でもいいんですよ。

「ひとりで歩ける身軽さ」、それをやりたい。それだけで清々するのです。

子供は愛しています。でも、たまにはひとりになりたいんです。

考えてみてください。24時間365日、トイレもお風呂も付いてくる人と一緒にいたらどうですか?どんな好きな人でも「たまには一人にさせて?」と言いたくなるのではないでしょうか。

赤ちゃんがいるママには、それが一番のプレゼントだと思います。

そしてなぜ家を飛び出してしまうか。赤ちゃんの世話がいやになったのではなく、「それを分かってくれない夫への苛立ち」が、ママに家を飛び出させてしまうのです

4歳と赤ちゃんのお世話していたら、飛び出したくもなるよね~

友達のお母さんは何回も旦那さんの両親に呼び出され、妹さんが実家に帰るきっかけになってしまった時も、夜中にタクシーでかけつけたそうです。

そしてそこで2歳の子だけでも連れて行こうとしてもみ合いになり、「子供に危害を加えた」と警察を呼ばれてしまったそうで・・・妹さんは連行。信じられます?

そして今は子供とも離れ離れ。妹さんは資格を取るために今は学校に通って、子供たちを引き取れるように基盤作りをしているそうです。

さらに驚いたのが、妹さんの旦那さんにはもう次の女性がいるそうで

もう子供たちにも紹介済みで、だから「早く離婚してくれ」って言われているとのこと。

実は彼はバツイチで、多分奥さんを取り替える感覚で結婚しているような感があり・・・。

友達は「もう仕方ないから妹は新しい道を歩いて欲しいし、今度は自分の足で歩けるように頑張って欲しい、それをどこまでも私も母も応援するつもりだから」とスッキリした感じで(彼女のお父様は亡くなられています)

彼女の表情を見ていて「そうなんだ・・・」と私も内心、自分のことと照らし合わせていろいろと去来する想いがあったのですが。

お話を聞いて思ったのが、

「友達にとってもたった一人の大切な妹、そして子供たちにとっても世界で一人だけのお母さんである妹さんなのに、まるで取替えのきく部品のような扱いを受けている。それが悲しいな」

ということでした。

人には感情がある、だから傷つく。立ち直れないくらい。そして「みんな誰かの愛しい人」であり、「大切に、生まれ育てられてきた」という背景があるはずなのに、なんでそれを想像できないのかな、ということ。

自分の邪魔になったら「育児放棄のひどい母親」というレッテルを貼って追い出してしまおう、自分の息子のことを悪く言われたなら孫を置いて出て行けと言える。(←これワタシの義母)

悲しいなあ、と。

思わずちょっと泣いてしまいました

わたしにも親やきょうだいがいて、こうして長くお付き合いして、案じてくれるお友達もいるのだ。

大切に思ってくれる、支えてくれる人たちがいるのだ。

なのに、なんで自分の役に立たないとなると、そこまで出来るのか。

いろんな思いが渦巻いていました。

友達に

「私たち、今年で40歳になるよね。だから求人とか、難しくなると思う。

だから別れて再スタートするのは、今回が良いチャンスだと思う。

でもそれを見送って、自分が選んだ人だからしょうがない、なんとかやってくしかないと思っている」

と話したら、友達はそれをとても「もったいない」と言ってくれました。

「妹は全くスキルがないけど、りっちゃんはやっていける人だから、惜しい」

と。なんかしきりに「惜しい、惜しい」と惜しがってくれてましたけど

娘はだだこねながらも母に付き合ってくれて、ばたばたのままお別れになりましたが、とても良い時間を持てました

調停はまだ続き、時間がかかるだろう・・・という話ですが、離婚って大変なんだな・・・とあらためて感じました。

数年前、私が友達の結婚式に出席した時に、ホテルのエレベーターで乗り合わせたのが当時お腹の大きかった妹さんと旦那さんで、彼らは私に目もくれず、手をつないでお互いを見合っていました。

人見知りだという旦那さんは、終始妹さんのそばを離れず、寄り添っていた姿が思い出されるのですが、その夫婦の結末が、遠くない未来、上書きされることなく離別してしまうのかな・・・と思うと、なんともやりきれない思いがします。

 

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