魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

怖さ

2012-08-20 13:35:34 | 夫のこと

今、左腕が痛く、うっすら青いあざが出来始めている。

腕にあまり力が入らない。首も痛い。

以前に夫に腕を掴まれたときは、見事な指のあとがついて青くなった。

その時、夫を怖いと思った。

男が手を出すと言う事がいけないことと言われているが、そのわけが分かった。

女の力なんて、及ばない。だから男は暴力で黙らせられる、それを知っているのだ。

 

夫と同じ部屋に居て、強気で言い返したりしているけど、怖さがあった。

ドアを閉めたら声は聴こえない。

鍵をかけられたら外から入ってこられない。

怒ったら何をするか分からない。

そういう怖さがあった。

 

夫は車に行ったのだが、夜中、11時前に戻ってきた。

ドアにロックをかけていたので、鍵を開けても入ってこられなかった。

窓から覗いて

「開けられない?開けられない?」

と声をかけてきた。

ぞっとした。

「なんで?」

と聞いたら

「頭が痛いから、そろそろ入らせて」

と言う。

頭痛薬と水を窓から渡した。

一瞬開けそうになったけど、怖くてダメだった。内側からのロックがかかっていて良かった。

そのあと、1時前に夫から着信があった。音を消していたのだけど、長く鳴っていた。2回かかってきた。

でも出なかった。怖かった。

朝方、ロックは開けておいた。出勤の支度があるから。

 

朝、顔を合わせたら

「教育方針の違いだけど・・・」

などと言う。そういう問題ではない。暴力があったということだ。

自分の怒りを優先して、娘を思いやれなかったことだ。

 

あの時、わたしは思った。

「この人は娘を一番に考えられない」

そしてもしかして、娘にも手を上げる時が来るかもしれない。

 

娘はなんだか不安定で、いつもにましてやだやだ言っている。

抱き締める。

赤ちゃんの時から、怒鳴り声を聞かせていた。

影響が、ないわけがないだろう。

本当に申し訳ない。

間違ってしまった。

 

夫は「暴力は悪かった」と謝った。

しかし、毎回謝りはするのだ。誓約もするのだ。

そしてそれは夫にとってはなんら意味を持たないことなのだ。

 

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暴力ということ

2012-08-20 13:10:28 | 夫のこと

夫はリビングの食卓に座っていた。

なんと、食洗機と洗濯機が回っていた。

その時のことは録音した。

あらためて聞いてみて、やっぱり夫は暴力を大した事がないこと、と思っている。

わたしのことを

「そうやって(暴力ふるうように)誘発するの、上手いよね」

と言った。

とにかく「片付けさせるよう、食事させるようにしつけてない。甘やかしている」と。

しかし夫には「お片付け自分からやる子なんてみたことない」「幼稚園や保育園に入っても、みんなでやりましょう、って言ってもやる子もいるし、やらない子もいる」と保育士さんが言っている、と何度も言ってきた。

でも、夫は許容できないのだ。

自分がイヤだから、我慢できないのだ。

そして「自分はお風呂に入ってから夕飯にしたいのに、いつもお風呂に入れない」と言い出した。

夫が帰る時間に、娘とお風呂から上がる時もあった。

「お風呂にしたら?」と言っても「大変だからいいよ」と言ったのは夫だ。

汗を流してから夕飯にしたいというのなら、きちんとそう伝えればいい。

そう返したらなんと

「自分でもどうしたいかわからない」

と言う。

「自分でどうしたらいいかわからないものを、私が察してわかる訳がない、それではちゃんとしたコミュニケーションが出来ないよね。

それに自分で『いいよ、夕飯にして』と言っておいて、あとから爆発するって・・・」

そうすると、夫は言い返せない。

夫はいつもあとになって言うのだ、不満を。ちゃんと伝えずに、あとから爆発する。

録音したものを聞いていると、正論を言うと、話を違う方に持っていこうとする。

「ともかく」と言って違うことを言い始める。

思ったのだが、夫はモラ夫なのか?

 

「怖い人だよね、あんなことで大声出して」

は?怖かったのはこっちだよ!

あの時外に出られなかったら、どうなっていたか。

やっぱり分かってないし、分からないんだろう。

 

娘もいるし、お隣にもご迷惑だから、と話を切り上げて夫に促すと、夫はタオルケットを持ってなんと車に行くようだった。

玄関先で夫はまた

「ご飯を無理にでも食べさせるようにしつけなきゃだめなんじゃないの?」

と蒸し返す。

わたしは3歳児検診の時も、そのずっと前から、栄養士や保育士さんに相談してきた。

「食べなかったらさげちゃって。お腹すいたら食べるから。身長は伸びてるし、体重もわずかだけど右肩上がりだから」

と言われている。それでも一日最後の夕飯くらいは、野菜やたんぱく質を食べさせたい。

「お菓子だけでいいじゃん、さゆりちゃん(私の姪)もそうしてきたんでしょ?」

と夫が言う。

さゆりは今も食事をちゃんと食べない。食事は少しだけ、あとはお菓子の方が多い。虫歯になって、よく歯医者に行っている。

そんな姪を見て、私はそうはさせたくないな、と思ってきた。

それで問題あるから、食べさせてるんでしょう、食べさせなくていいわよ、と言われてほんとにそうは出来ないよ、と言う。

夫は目を丸くして、そうなの?と言っている。

いろどり良くして、食器をキャラクターにして、かわいいおにぎりにしたり、いろいろ試行錯誤した。本当に食事には悩んできた。

赤ちゃんの頃からおっぱいを吐いてしまう子供で、離乳食も苦労した。

食べることに興味がない子っているのよ、と聞いた。うちの子はそうなのだ。

しかし夫の両親がアイスをなめさせ、夫がチョコレートを与えた。外出するとソフトクリームを与え続けた、冬もだ。

過度の甘味は、子供のすい臓に負担をかける。大人の5倍、つまり大人が1本食べるのと、子供が5本食べるのは同じなのだ。

そう教えられてから、ずっと甘いものも制限してきた。

いろいろな苦労を、わたしがしていないと思っているのか。

そう思っているんだろう。

夫はわたしのことを「怠けている」と思っている。

信頼されていないのだ。

 

これは、わたしが蒔いた種なのだろうか。

夫のことは信頼もしていないし、尊敬もしていないし、好きでも、大事でもない。

こうなったのはニワトリが先か、卵が先か?

 

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昨日という日

2012-08-20 12:33:30 | 夫のこと

また、やられました。

腕を掴まれ、頭を殴られました。

一昨年に初めて夫からの暴力があり、また同じ8月に。

エスカレートしていくだろう、そして昨日は娘を何度も怒鳴りました、「しつけだ」と言って。

もしかしたら、娘も殴られるかもしれない。

事実、わたしが入院して帰宅したら、夫は娘を叩いていました。

今は怒鳴るだけだけど、これから娘も暴力をふるわれるかもしれない。

義父が家族に暴力をふるっていたように。

大人になった夫は、父親に応戦して、それから暴力が止んだそうです。

(その時から義父の片耳は聴こえなくなったそうです。)

以前、義父が義母に暴力を振るって、義母の肋骨にひびを入れた事がある、と書きました。

わたしは夫に

「何があってそんなことになったの?」

と聞きましたら、

「さあ、おふくろが生意気なことを言ったんだろう」

と言った時、ぞっとしました。

この話は結婚した後に聞いたことです。

そんな家族であったなら、結婚なんてしなかったのに、と後悔しています。

 

昨日の発端もまた娘の「片付け」からでした。

同じことを何度繰り返したことでしょう。

誓約書に「片付けは責任持ってやる」と書いたのに。

帰宅していきなり夫は娘に怒鳴りました。ソファの背もたれに上っていた娘を。

「なにやってんだ!おりろ!」

それから始まって・・・。

お風呂に入る、とメールがあったので入れるように用意して、入浴中は引き続き娘にご飯を食べさせていました。

魚のフライだったので、揚げたてをと思って上がるのを待っていました。

上がってきた夫は、そのままおもちゃの片付けと、キッチンのシンクのなかの食器を食洗機に入れ始めました。

「ご飯食べさせてくれる?そしたら夕飯用意するから」

と声をかけたら、

「イヤだ!ちゃんとしていない人に何かするのはイヤだ!」

と言われました。人って・・・3歳の娘の事ですよ?

「え?何言ってんの?」

夫はがちゃがちゃ片付けをしています。仕方なく、娘の食事を中断して、フライを揚げ始めました。

しかし怒鳴られた娘は私のほうにまとわりついてくる。

油も危ないし、あっちに行っててね、と言ってもすがりついてくる。そしたらまた夫が「なにやってるんだ!」と怒って抱き上げる。

娘泣き叫ぶ。

それで揚げ物も中断して、娘を抱き取りに行った。

そしたら怒鳴りながら夫はベランダの片付けをやるつもりのようで、出ながらなんか怒鳴っている。

「悪いけど、そんなことならちょっと外出て頭冷やしてきて」

と言ったら

「ここは俺の家だ!」

・・・ああ、出たよ、俺の家、オレの家、私たちの家ではないのだよね、この人には。

「わかった、じゃあ私たちが出て行く」

と言って、娘に支度をして、出て行こうとした。

そしたら「オレが出て行く」というので立っていたら、私にまた怒鳴ってくる。

「お願いだから、りおが寝てからやって」

と頼んだ。

しかし夫の罵声はやまない。

たちふさがって怒鳴っている。

わたしは娘を抱きながら引き続きお願いした。

「お願いだから、りおが寝てからにして、夜にして、お願いだからやめて」

と涙が出てきた。

それでも夫は止めない。

わたしは玄関の方に進んだら腕を掴んで阻まれた。

夫は怒鳴っている。もう何を言っているのかわたしには分からない。

出て行かなければ。どっちかがこの場を離れなければ、と思ったが、夫は止めない、怒鳴り声が続く。

身の危険を感じた。

とっさにドアを叩いて

「助けて!助けて!」

と大声を出した。

夫はひるんだ、その隙に鍵を開けた。叫んだ。「助けてください!助けてください!」

引き戻された。

「お前、何してんだ!」

そしたらお隣の奥さんが「どうしたの?」と出てきてくれた。

夫に娘を取られてドアを閉められそうになった。さいわい、ロックがされていて、ひっかかって閉められない。

押し問答していたら、夫が力を抜いて、ドアが開いた。娘は号泣していた。

抱き上げたら、奥さんが

「ちょっとしばらく家に来なさい」

と娘を抱いて連れて行ってくれた。

わたしは携帯と財布が入ったバッグを取りに中に入ったら、廊下で立っていた夫が手を振り上げた。

よけようとしたが、頭を2回殴られた。

マジ叩きだった。

黙って靴を履いて廊下に出たら、いつもお世話になっている2軒先のおじいさんがびっくりして立っていた。

夫はこの人のお宅で一緒に夕飯をいただいた時に、知人の就職を頼んだ事がある。そして不躾にもその知人は一切連絡せず、顔に泥を塗られ、ご近所付き合いも疎遠になった。

お騒がせしてすみません、と言って、お隣にしばらくいさせてもらった。

お隣の奥さんは、薬局を経営する未亡人で、広いお部屋に一人で住んでいる。

実はこの奥さんのやっている薬局は、私が昔住んでいたところの近くで、奥さんからうちの母が育児についての相談を受けたこともあった。

奥さんに問われるまま、ぽつりぽつり、と話した。

「暴力?私、仕事しているから気が付かなくてごめんなさいね」

「主人は自分の父親が暴力的で、母親もものすごくて、それがイヤだから自分は絶対しない、っていう人だったの」

「主人の両親と同居したときに、なにかが原因で、朝ごはんの食卓にあったおわんを、義母が包丁で突き刺した事があったの」

「そんなことあったらもう一緒には暮らせないわよね」

「主人はおおらかな人で、9時には子供たちを寝せて、それからは俺達の時間だって、お酒飲んでのんびりしていたのよ」

そう話してくれた。

30分くらいしたら、ドア・チャイムが鳴って、夫が来た。

「もう少しいるって言っておきますね」

と奥さんが玄関に出てくれた。

「ご主人、これから出て行きますからって言ってたわよ」

と応対してくれた。

少しして、娘をお願いして部屋に戻ってみた。

 

 

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