魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

恋とか愛とか。

2012-01-28 00:14:02 | 本・映画・テレビのこと

昨日は「最後から二番目の恋」、今日は「恋愛ニート」

なかなか面白いです

「恋愛ニート」、シングルで付き合っている人がいない・好きな人がいない人にはぐっとくるセリフが多いのでは?

卓球のシーンとか、会社でミュージカル調に踊りだす妄想とか、なかなか面白い

「最後から二番目の恋」はわたしよりちょっと年上のヒロイン。

元カレを検索してみたりとか、わたしもしたことある

しかしヒロインの女友達、森口博子さんじゃない方のヘア・スタイルはどうなの?

ソバージュって今時している人っているのかそういう方に目がいってしまったり

まあわたしは「恋愛ってもうしないんだろうな・・・」なんて思って観ているわけで。

「いいなあ、恋愛とか出来て」みたいな気持ち。

ヒロインが仕事して、美味しいもの食べて飲んで、買い物して、街をぶらぶらして、自分の好きなように時間とお金を使っているのを観ると、

「あ~わたしも東京でこういうふうに暮らしてたんだよな~」

って懐かしく感じます。本当に!楽しかった!

あ、今も楽しいですよ、娘との日々

単純に「隣に引っ越してきた同じ世代の男女が、反発しあいながらも引かれあっていく」みたいなストーリーではないみたいだし。鎌倉の景色も綺麗なので観ています。

このへんはのんびり観れるんですが、「聖なる怪物たち」「運命の人」はリラックスできないよね

中谷美紀さんと真木よう子さんの美しさゆえについつい観てしまうドラマ2本

中谷美紀さんはわたし、本当に美しいと思う女優さんの一人なのですが、宮沢りえさんと同じく、彼女は頭蓋骨のフォルムから美しい

本当に美しい人はその骨格からして美しいのであります。

真木よう子さんは力強さを感じて引きつけられてしまいます。

永作博美さんも好きなんですが、「ダーティー・ママ」、見逃してしまいましたがどうなったんでしょうか?

赤ちゃん、署内の一室で暮らして、捜査に防弾ベビーカーってありえないんですけど、「母親のそばが一番安全」って・・・どうなのかな~??なんて、でも働くママは素晴らしいし、手伝ってくれる人がいないシングルマザーだったらこうなっても仕方ないんだろうなあと思う・・・と相反する気持ちを持ちつつ見始めましたが、先日の放送は眠ってしまって観られませんでした~

基本、携帯のワンセグで予約録画して、娘が寝たら観たりしています。

ドラマはその世相を反映しているものなので、特に「子どもを持つこと」について考えさせられるものもあり、興味があるものはできるだけ観るようにしています。

楽しみのひとつでもあるので・・・

今日は夫が出張でいません。のんびりやって、寝ます

 

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雪!

2012-01-28 00:00:09 | 日々のこと

雪です

雪積もってます!

でも子供は雪が好きなんですだから近くの公園にそりを持って行って来ましたが。

足跡ついてないし・・・すっごい寒いし・・・早々に帰ってきたのですが、娘は雪の中も

「シーソー!」(凍って乗っても降りてこないし

「ブランコ!」(雪積もってるし)

も~寒くて寒くて身体が冷え切って帰ってきました

買い物に行くのも一苦労だし

この地方って買い物は車でもこのマンションを選んだのは歩いて行けるショッピングセンターやスーパーがあること。ほんと、雪かきしなくていいからマンションっていいなってこういう時、小狭いマンションでもありがたいって思える。

娘と手をつないで買い物。ここまでやっときたなあ~

最近はちゃんとすぐに寝るようになったし、寝ないときは「おばけ来るよ」って言ったら

「もう寝るよ~」

「おばけいらない」

とか言うようになった育児をしていて、ほんとに笑えるのはこの頃ではなかろうか。

言葉が大分出てくるようになったので、ちょっと楽になった

「○○したらダメ!」

って言うとききめないので、

「○○できるかな~?」

って言うと喜んでやるようになった

怒ってしまう事もあるけど言葉で説得して笑いとおだてで伸ばしていかないとな、と思ってる

難しいんですけどね

 

 

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菊田!

2012-01-25 20:34:25 | 本・映画・テレビのこと

すみません、火曜ドラマ「ストロベリー・ナイト」

西島さん演じる刑事・菊田。

本当に・・・ツボです

年若い上司である姫川主任が部下を褒めた時。

優しく微笑む菊田

でも姫川主任が顔を上げたときには微笑みを消して仏頂面に戻る菊田

・・・たまらない

姫川主任の「なめてんじゃないわよ」もたまらない

毎回気合入れてもらってます

ガンテツもいいわ~さすが金八さんや~

一番楽しみなドラマ

ちょっと言わせていただきたく・・・完全に自分の好みですみません

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子供というもの。

2012-01-20 23:04:56 | 日々のこと

娘も2歳になって、下の子が産まれるママ友が増えてきた

なかには3人目・・・という人もいてわたしも

「そろそろじゃない?どうなの~?」

と聞かれることも増え

でもうちは一人っ子決定。

いろいろな理由があるけど。

そんななか、先日久々にママ友がサークルに顔を出した。

先月、あと少しで早産しても大丈夫になる手前の時期に、二人目になる赤ちゃんを亡くしてしてしまったママ。

ずっと入院して安静にしていたのに急変してしまった、とメールが来たときはまさか、と思った。

電話をくれて、少し話したけど、「もう涙も枯れた」と。

やっぱり、元気はなくて、痩せていた。

ずっとママが入院していて、実家に預けられていた3歳の男の子も、久々にサークルに来て帰りたくなくなってみたいで、すごくぐずって帰りたくないって

ずっと欲しくて頑張ってやっと授かった赤ちゃんだった。

わたしも初期で流産したことがあるが、本当につらい体験だ。

この気持ちは男の人にはわからないだろうな・・・あの、お腹がからっぽになった感じ。

その人のことがあって、サークル内でちょっと役員内で話したら、「わたしもそのくらいで流産した」という人がわりといて。

そのあとにやっと授かったんだよ~、と話してくれたりして。

流産って、あんまり話すことじゃないので分からないんだけど、話してみると結構経験していた人が多かったりする。

本当に、子供って授かり物なのだ。

 

今日、野田聖子さんの赤ちゃんのドキュメントをテレビでやっていたのを観た。

何度も涙が出てきてしまったのだけど、その赤ちゃん、真輝(まさき)君はとっても可愛い

野田さんが、米国人女性の卵子の提供を受けてパートナーの男性との受精卵を子宮に入れて産んだ赤ちゃん。

いくつもの手術を受けて、1歳になるまでを追った。

赤ちゃんの生命力ってすごいね・・・そして母は強い。

正直、わたしは、以前の野田さんが同じ議員のパートナーとの不妊治療と流産の本を読んで、すごいな・・・と思っていた。

今はなんかただ、子供が欲しいという気持ち、そして母としての姿、それを観て感じて、何とも言えない気持ちだ。

ただ、命はすごい、子供ってすごい、すごいものを与えてくれる、こんなに小さな赤ちゃんなのに。

それを、彼女は欲しかったんだ、守りたかったんだ、一緒に生きたいんだ、って思いました。

 

義理の妹が、わたしの娘が産まれた時に病院に来てくれて、娘を抱っこしてくれたことがありました。

彼女は娘を抱いて、泣いていた。

姉や弟や、わたしもちょっとびっくりした。

その後、彼女が手紙をくれて

「赤ちゃんってあんなに小さいのに、すごい感動をあたえてくれるんですね」

と書いてあった。

そのことを思い出した。

子供ができにくい、と病院で言われた彼女も、昨年母親になった。

 

わたしの娘は食べない、寝ない、でずっときていて、ほんと~に産まれてから朝まで寝たことって1回くらいなんです

ご飯も夜しかちゃんと食べないし

夜は絶対起きる今はなんか「うーたん」「もう1回やる~」「おじいちゃん」などと寝言を大声で言いながらぐずる

それに

「明日やろうね」

答えながら寝かしつけるんだけど、ひどいときは少し静かになって、またぐずる。これを1時間以上繰り返す。

こうなるとつらいでもキレて怒ってもひどくなるばかりだし、寝ている子を叱ってもね・・・。

そしたら先日夫が娘の耳元で急に起きて

「うるさい

と怒鳴ったのだ

わたしもびっくりしたのだけど、娘もさすがに目をはっと開けて、その後

「びっくりした」

と何度も言いながら、寝付いた。

夫は

「お前がきついだろ、寝ないと。だから怒ったんだ」

みたいなことを言っていたけど、絶対自分が腹たったからだろう。

本当に、義母に言ってやりたい。

 

 

 

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新ドラマ

2012-01-14 21:35:52 | 本・映画・テレビのこと

ぼちぼち新しいドラマ、観ています

来週は月9、本木さん・真木さん・松さんの「運命の人」、楽しみ

今のところ大河と「ストロベリー・ナイト」に期待

画面が暗い・汚いなどどこぞからクレームがあったようですが、龍馬テイストな画面はわたしは気にならず。

舞子役の吹石さんも良かったし、なんと言っても中井貴一さんは素晴らしいな~と思います。

お父様の佐田啓二さんのファンなんです中井さんは安心・・・というか、流石だな~と。

主役はマツケン、お子さんも産まれて絶好調今後、アラタさん(改名した?)や阿部サダヲさんなども出てくるし、楽しみ

眉がない杏にいきなり度肝を抜かれましたが伊東司郎さんも妖怪じみていて期待

「最後から二番目の恋」はアラフォーのわたしとしては注目キョンキョンに期待でしたが・・・ちょっと痛かった・・・。

 

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シートン動物記の狐

2012-01-12 20:33:29 | 夫のこと

小学生の頃、「シートン動物記」が好きで、漫画版を何回も読んでいた。

そのなかでとても賢い狐の夫婦の話があった。

でもシートンの知恵によってオス狐はしとめられ、メス狐をわなにかけるために子狐を捕らえた。

夜になって、メス狐は子どもを助けに来る。

子狐は首輪と鎖で囚われている。

その鎖を、母狐は土に埋める。鎖は土中に隠れて見えなくなる。

「さあ、これでなくなった。ぼうや、逃げましょう」

と走り出すのだが、もちろん鎖はつながったまま。ぼうやもつながれたまま。

何回、何日か同じことを繰り返した母狐は、ついにある晩、美味しそうな肉を持って子狐を訪れる。

喜んで食べる子狐。

しかしそのあとすぐ、悲鳴を上げて、子狐は絶命する。

母狐は「もう逃げられない」と分かった子狐を、死をもって自由にした・・・という話。

わたしは「賢いと言われる狐も、目に見えなくなったらなくなったと思うんだ」と思った。

「目の前から消えれば、それがなくなったと思う」のは狐だけではなくて・・・。

 

夫がシェービングクリームの空き缶や、コーヒーの空き瓶を、出勤の時に近くの自動販売機のゴミ箱に捨てているのを知った時、わたしはこのシートンの狐の話を思い出した。

夫は月一回の資源ごみの日まで、ゴミを置いておきたくなくて、勝手に自分で持ち出して置いてくる。

もちろん、いけないことだ。

でも、夫は結構「見ていなければ、ばれなければ、ちょっとくらいいいだろう」というモラルの持ち主だ。

浪人時代に、友達の原付を無免許で運転していて、警察に補導されたことがある。それも2回。

(ちなみに、これも結婚してから聞いた

子供が産まれてから「そういうことは子供によくないからやめてくれ」と頼んで、今はあまりしなくなった。

でもたまに出勤時のバッグからそれらのゴミがのぞいている時がある。

そういう時は取り出しておく。

 

さて、サークルがある日の朝、ちょっと早く起きたら夫が起きて、チキンラーメンを作って食べていた。

夫は夕飯のあとや朝にインスタントラーメンを食べる。切らしたことがない。好きなのだ。

だから、「ああまた勝手に食べてるな」と思っていた。

そしたら、洗面所にシェービングクリームの缶が置いてある。

これを捨てるには中身を使い切ってガスを出し切ってから、缶切りで穴を開けてゴミにださないといけない。

そうしないと発火の原因になったりするからだ。

それがちょっと面倒くさい。

いつもシェービングクリームが使い切っておらず、以前は穴をあけたらそこら中にクリームが飛び散ったことがあった

「これ、もう終わったやつ?ちゃんと使い切ってよ」

と夫に言ったらいきなり

「いちいちうるさい静かにしろ

と言われた。

この間も、寝る前に夫とベッドルームに行った娘が大泣きしていて、急いで食洗機に食器を片付けてセットして寝かしつけに行ったのだが、寝かしつけている時にがちゃがちゃ食洗機ををいじる音がして、うるさくて寝られないから静かにして、と言い、寝たあとにキッチンに行ったら夫が食洗機のなかのものを洗っていたので、「なんでセットしたのにやってんの?」と言ったら「うるさい、家事やってるのにごちゃごちゃ言うな」と怒鳴られた。

なんかこの「やってるんだからいろいろ言うな」が最近多い。

なんかさ~、別にやってくれとか頼んでないし、他にやることいっぱいあるし・・・そっちをやればいいじゃない?

おれだって試験勉強や仕事があるのに、こんな環境じゃできない。落ち着いてやりたいけどできないんだよ!などなど・・・。

でも夫はその前日と前々日、只野仁ファイナルを夜中にばっちり観ていましたけど・・・

夫に、お正月上司から年賀状が届いた。

そこには

「もう営業にも慣れた事でしょう。これから本領発揮してください」

というメッセージ。夫は「ひでーな」と言っていたけど・・・。

夫が異動になって、もう一年半。夫は何をやっているんだろう?こんなこと書かれるって・・・

来年、査定が下がってボーナスが5万減ることは聞いた。

「新規の取引先とか開拓してないの?」

と聞いたら

「こんな会社で頑張っても仕方ない」

みたいなことを言い、取り合わない。

だめだ、こりゃ・・・。

夫の会社は、わたしから見たら公務員並みの(いろいろと・・・)会社で、失敗したとしても大きく響くようなことはない。むしろ「あいつは頑張ってる」みたいに言われるような会社だ。

そこで評価されないってのは・・・夫は多分・・・

最近は

「俺には家族がいる。家族が一番大事だ。仕事でどういう評価をされてもいいや。」

みたいなことばかり言っている。

 

先日、独身の中学の同級生に会った時に

「尊敬できるところがある人がいいよ、外見じゃないよ」

と話したけど、本当にそう思う。

本当に申し訳ないけど、夫のことは尊敬できない。

今は「なんでこの人と結婚したんだろう」と思わない日はない。

「どこがよくて結婚したの?顔ですハハ~」と自虐ネタをひとりでつぶやいてみる。

本当に・・・なんでこんな人と結婚したんだろう、というか、よく考えなかったんだろう。

そう、それはわたしが馬鹿だったからです

だからここにいるんです・・・。

 

それにしても夫の親との付き合いは、しょっぱいかぎりだ。

「もうこの人とは良好な関係は築かれることはないだろうな」とお互い分かっている人と付き合わないければならない、というストレスはすごい。

今までそこまで言われた人とだったらすぐに疎遠という道を選んで来れたのに、それができないつらさよ。

いやだ、いやだ、と思って過ごす毎日が、わたしの身体にどのくらいの影響を及ぼすのか。

ほんと、自分で自分を実験観察みたいな気持ちの毎日だ。

ああ、頭が痛い。

もう寝ます・・・。

 

 

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四十路。

2012-01-11 21:14:55 | 日々のこと

先日、近くのスーパーで年末年始の買い物に、娘を夫に預けて行った時に、中学の同級生と再会した。

最後に会ったのは中学の飲み会、妊娠前だったかな

なかなかの美人なのだけど、とってもさっぱりしていて、昔は合コンとかした仲

お互い今年は四十路になる。

一緒にいたのはお祖母様かと思ったら、そんなはずはないよねお母様だった。

うちの母とはずっと会ってないし、母親がもう「おばあちゃん」ということを忘れていた弟さんも子供がいるって言っていたし。

もうそういう歳になったんだなあ・・・。

ちょっと立ち話をしたのだけど、彼女・ときちゃんは住宅メーカーの営業アシスタント。地元の情報誌に載っていたり、活躍しているようだ

結婚したい気持ちはあるみたいで、「ちょっといい人いたらお願い致します」と言われた。

去年、義妹が県庁の人を紹介されたのだけど、頭が寂しいのがいやだったらしく、お断りしていたようだ。

「ねえ、ちょっと頭が寂しい人はダメかな?」

と聞いてみた。

「う~ん・・・一緒にいるうちに寂しくなるのはいいけど、最初からだとね・・・

というときちゃん。まあそうだよねえ・・・。

でも思わず言ってしまった。

「外見は歳をとってくればあんまり差がなくなるよ。

でも人間性とか収入は40すぎたらどんどん差が出てくる。

外見は逆にみんなオッサンになってくるよ。

尊敬できるところがないと、なかなか難しい。

外見じゃないと思うよ、結婚は!」

というようなことを。

ときちゃんは

「そっか・・・ちょっと視野を広げてみるよ」

と笑って言ってくれた。

うん、それはわたしに言った言葉。

外見で選んだわたしが今ひしひしと感じている言葉。

これから四十路のわたしたち。

どうなっていくんだろう?

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仕事を持つ女性。

2012-01-07 12:29:34 | 本・映画・テレビのこと

先日、山口智子さんがナビゲーターの「向田邦子が教えてくれたこと」を観ました。

向田邦子さんが大韓航空撃墜事故で亡くなられてから30年もたつのですね。

久世光彦さんがご存命の時は彼の演出で向田さん脚本のドラマが度々放送されていましたが、今年は「花嫁」でした

これをころっと忘れていて見逃しました

山口智子さんは「向田邦子の恋」で邦子役を演じられたことがあり、山口さんの私物と見られる向田さんのエッセイ・小説の文庫本には数え切れない色とりどりの付箋が貼られ、どのくらい読み込んだかが察せられました。

向田さんの青山のマンション、隣の神様、ふるさともどきの桜島・・・山口さんの朗読のエッセイが挟まれながら、番組は進みます。

まさに「おひとりさま」のはしりであった向田邦子さん。

生涯独身であり、脚本や小説ではぞっとするほどの男女の闇を描く向田さんだったが、エッセイ等ではまったくと言って良いほどご自分の色恋は書かなかった。あれだけの美女でありながら、まるで自分は男のようにさっぱりとしていて、男女の色濃いには関係ないです、というように。

しかし亡くなった後、実妹さんが様々なエッセイを出版したことで彼女が秘めていた恋が世間に知られるようになった。

(邦子さんの恋や、遺言、ふところ具合まで描かれているそのエッセイは、邦子さんがそういうものを世間様に公表することは彼女の本意ではないのだろうかと感じるが、邦子さんは「仕方ないわねえ、お恥ずかしいけど」と笑っておられそうである)

恋人は亡くなるのだが、家族でさえも、彼女の恋を知らなかった。

ただある夜、引き出しに腕をつっこんだまま呆然としている邦子さんの姿を、妹の和子さんが記憶しているそうだ。

その件は深く番組では触れられなかったのも良かった

山口智子さんは47歳だという。

「ロング・バケーション」の時と変わらないヘア・スタイル。身に着けているものが、番組が用意したものなのか分からないがとても上質なものだな、と分かるがほとんど若い頃と変わらない笑顔、スタイル。

彼女は迷っている。

これからどうしていったらよいか、どう生きたらよいか。家族は、仕事は、自分の目指すものは何か。

向田さんもずっとそれを、最後まで探していた。それが向田邦子さんだった。

今分かっているのは今まで会った、自分を形作ってくれた人々・出来事への感謝。

それが最後に読まれた「手袋をさがす」というエッセイに集約されていた。

わたしが一番好きなエッセイ。これが読まれたのは嬉しかった。

すべての女性に捧げたい。

 

「ストロベリー・ナイト」、竹内結子主演のドラマ。

携帯で録画したんだけど、肝心のラストが電池切れ

でもこれも視聴率取りそう

天海さんといい、篠原涼子さんといい、女刑事は強い数字が取れると思う。

竹内さん演じる姫川玲子は過去の出来事から強い信念を持って刑事になった、ノンキャリアの警部補。

男社会と、犯罪と、自分の過去と戦い、生きている。

仕事っていいな。仕事してる女の人っていいなって思う。

たまに「仕事したい」とちりちりした焦燥感にかられることがある。

働きたい、評価されたい、喜ばれたい、役に立ちたい。

社会に関わっていたい。

もちろんお金も欲しいけど、ずっと働いてきた、働きたい!

娘のことは一番だから、もちろん今も大事。

でもまた働きたい

ただ今はそう思う。

仕事は裏切らない。そう思ったこともある。

女性と仕事。

この間、娘のおもちゃに夫がわたしの二代前の携帯に充電してもたせていた。

そこにはわたしが働いていた頃の写真・メール、様々な記録があった。

出勤して仕事して、出張して、姪の面倒見て、たまに友達と会って、買い物行って、デートして

今とはまったく違った生活。

今がいやというわけではない。でも違った自分がいた。たしかにいたのだ。

 

昨日、久々にママ友に会ったのだけど、その話のなかで「フラメンコを習っていた」という話題が出た(オレイ!)「

そのママは首都圏からこの地方にお嫁に来た人で、とてもユーモアのある方。

よく都会から来ると地方をよく言わない人もたくさんいるが、彼女はそうではない、今の環境を前向きにとらえている人だ。

そのママが実は「5年ほどフラメンコを習っていた」と。

話を聞いていた私たちは「ええフラメンコ」とすごい意外だった。

「当時流行ってたじゃん~」と恥ずかしそうに言うママ友

観たい、今できる?衣裳とかあるの?と質問する私たち。もう出来ないよ~発表会とかあったからね~とひとしきり盛り上がりました

そう、ママ友って、今はママだけど、ママになる前はそれぞれ仕事を持つ、趣味も持つ、生活を楽しんでいる女性だったんですよね・・・。

聞いてみると看護士、保育士、編集者、記者だった、ボード、スキューバ、ハープ、ゴスペルが趣味、とか

今はママだけど。

ひとりひとり、名前を持つ女性。

仕事して、笑って、泣いて、飲んで、食べて、旅して、恋して、趣味して、メンテして、また仕事して。

それが結婚して、子供出来て、子供産んで、子供育てて、家事やって。

それでもまた。

ママとはちがった自分に戻る日を。仕事をする日を。

 

 

 

 

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あけましておめでとうございます

2012-01-07 12:03:27 | 日々のこと

今年もよろしくお願い致します

お正月、如何お過ごしでしたか?

わたしのお正月はどこもいかないまま過ぎました

夫が元旦しかお休みがないので、12月28日から1月3日までほぼ娘と2人で過ごしました。

ママ友は実家に帰ったり、義理実家に行ったりしているし、支援センターも児童センターもお休みだし

1日は義理実家一家が来て、近くの有名なお寺にお参りに。晴れていたので混んでいた

最寄駅から歩いて行ったのですが、義母と義妹が娘を離さず、ずっと抱っこして歩いてくれました。

義父には娘が嫌がって抱っこされなかったけど、手をつないで歩いていって

孫命で終始ご機嫌の義理家族でした

外食したし、お茶しかしなかったのですが、結構疲れました次の日はぐったり

わたしのお正月はそのくらい

元旦に、両親から新巻鮭が送られてきました。

今、両親とはほぼ絶縁状態です。

母がわたしとの接触を拒否し、父にメールをしたら「もう一切連絡してくるな」と母からメールが来ました。

それから一切こちらからは連絡せず。

こうなったのもいろいろと原因があるのですが、夏の家出事件も関係しています。

姉も私とは接触を絶つように、と母から言われているので、以前より電話の回数なども減り、一時は電話はおろか、メールさえも姪が返してきました。

ここまでされるには、訳があるのですが、また機会があったらお話できたらと思います。

実際、このような仕打ちをされることに恨めしい気持ちを抱いていましたが、もう帰る所はないんだと思うようにしています。

「わたしにはお正月にも行くところもないんだ」

という気持ちからとても無気力になりました。

大晦日は夫も娘も先に寝てしまい、一人でAKBとジャニーズを見ながら年越ししました。

AKB、ジャニーズの皆さん、元気をありがとう・・・SMAPのライブ、中居さんと木村さんと同じ歳のわたしは感慨深く観ましたよ

実は彼らには随分前のコンサート(年代が分かりますね)の時に、楽屋に連れて行ってもらったことがあります。

彼らも20歳を過ぎた頃。堂本さんたちやTOKIOの皆さんが前座やバックでいらしていた頃です。

中居さんの気遣いがすごかった自分も6回公演?でやつれているのに

すごい人だな・・・と印象深かったです。

そして今、自分はここにいて。

仕事も社会に対しても責任を負ってきた。

家族にも出来ることを最大限してきた。

でも、今こういう状態にいる。

義理両親に「孫を置いて出て行け」と言われたことは、わたしの心に消せないものを付けた。

義理両親とはもう違った関係になっている。

あんなことを、今まで誰にも言われたことがない。それだけのことをわたしがしたのだろうか?

でも、今こういう自分がいるのだから、わたしのしてきたことはそういうことだったのだろうと思う。

今年、40歳。

もともと30過ぎた自分なんてまったく想像してなかったし、22の時にわたしは一度死んだようなものだ。

80歳まで生きるとは全く思っていないけど、日本人女性の平均寿命の約半分に達した。

これからは身体は衰えていくばかりだ。

これからどう生きるか。

今、気が付いた。

いつもわたしは年頭の日記に『今年の目標』みたいなものを書くのだけど、まだ書いてない。

ついにそういう気力もなくなってしまったのだろうか?

でも、わたしはたたかい続ける。生きることはそういうことだ。

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