浦嶋繁樹の全国リスクマネジメント行脚ブログ

リスクマネジメントを考えるブログ

ヒラリー、オバマ、マケイン、誰が勝っても大変な時代の予感!

2008-03-06 17:36:35 | リスクマネジメント
産業構造の転換は大きな政治の変化をもたらしてきた。

江戸時代の一番の産業は農業だったはずだ。
士農工商の順もそうした民への配慮が伺われる。

就業人口が農業を工業が上回るのは大正時代。
工業(製造業)をサービス業が追い抜くのが1994年、細川政権のときだ。

このときの知っている限りの情報で書いてみると、
1、大正時代
・・・大正バブルが第一次世界大戦の軍需景気により発生する。日本はロシア戦争などで勝ったので、武器の性能を認められヨーロッパなどに武器が売れたようだ。

社会は大正デモクラシーなどの思想が起き、まさに自由を凌駕しているときだったのだろう。
その後、バブルが崩壊し、昭和恐慌に突入した。

ちょうど同時期、関東大震災が発生する。
渡邉銀行などが破綻し、大不況で失業者が街に溢れ出る。

政治はそうした不況対策などへの不満や軍の傲慢な姿勢から、クーデター的な事件が多発し、軍が政治を掌握する。

その後、1929年のアメリカ株の暴落から世界恐慌に突入する。
そして、第二次世界大戦で日本はどん底まで落ちてしまう!

2、1994年の細川政権中、産業構造(就業人口)はサービス業が一番になる。
1980年代後半は「JAPAN AS NO1」と称されるようなバブルだった。
それが、1990年株の暴落、93年不動産バブル崩壊と繋がる。

平成の大不況に突入していった!
失業者は街に溢れ、犯罪は急増する。
政治に不満を持つ市民、は政権交代を望む!

そこでクーデター発生。
自民党は分裂し、小沢さんたちが外へ出る。
そこで誕生したのが、細川内閣だったのだ。

その後、阪神淡路大震災が95年1月17日発生。

そこに94年、クリントン元大統領が遅すぎる日本の自由化にクレームを付ける。
そこから一気に金融ビッグバン、会計ビッグバンなどが進み、銀行やダイエーなどの大企業が破綻していく。

ようやく立ち直ってきた感があった日本の景気はアメリカのサブプライムローン破綻(不動産バブル崩壊か?)で大不況の様相が出てきた。
(さらに、EU,中国のバブル崩壊か?世界恐慌か?)

立ち直ろうとした日本はこの経済戦争で打ち砕かれる可能性が高い。

と振り返ってみると、実に大正から昭和の歴史に似ていると思うのだ。

そこに、この度のアメリカ大統領戦だ。
もし、民主党が勝てばクリントン元大統領との協約(金融など)が2010年だったはずなので、確実に日本は標的にされるだろう。

また、共和党が勝ったとしても、アメリカ経済の建て直しに各国に圧力を掛けてくることは間違いない。
その次のアメリカの一手がどうなるのか?

誰が大統領になっても、大きな変化があることは覚悟しなければならないかもしれない。
特に、民主党が政権を取ると、さらにその影響は大きいのではないだろうか?

(以前からの流れをもう一度整理してみたので参考にしていただきたい!)