*一輪花* 예쁜한꽃

日常ありのままにつらつらと

桜は短命?

2018-04-09 21:29:04 | 考察・哲学
桜の花は一年に一度しか咲かないくせに、すぐに散ってしまう。

その儚さに「桜は短命」と言う人がいる。



いやいや、待って。
たしかに桜の花は美しいものだし、私も好きだけど、
みんなにとってみたら桜は花が咲くことがすべてで、
あとは散ったら用無しってこと?


桜は花を咲かせ、すぐに散ってしまうけど、
死んでしまったのではないし、枯れたのでもない。
厳然と、生命を宿しているし、生きている。
緑の葉を茂らせ、まもなく実もつける。

それが終わると厳しい冬がやってくる。
人々の手厚いケアを受けながら、冬を越し、
また春には花を咲かせる。

何年も、何年もそうして生き続けている。


私は桜が短命だとは思わない。
人間の人生と同じように思う。
厳しい冬も、必ず、暖かな春となる。
試練を乗り越えれば、勝利の姿で人生を飾っていける。
また苦難が降りかかろうとも、また乗り越え、勝ち越え、
自分だけの花を咲かせるのだ。
そうして、実になっていく。

それが人間の成長の姿とも思う。


桜は短命じゃない。
推し量らずとも、人々は、そこに自分の人生を重ねて、
力強く生きていく勇気と希望を見出そうとしているのではないかと思う。