在宅で血液透析を行なっている・・・と言うと、よく聞かれるのが料金のこと。
私が時々お世話になっている 近所の内科でも、在宅透析の料金のことを何度か
先生に聞かれた。
「在宅も、施設に通うHDと金額は一緒ですよ。」といつも答えるけれど、機械の
リース料はかからないのか・・・とか、保険は適用されるのかなど、他の人からも
たまに聞かれることがある。
唯一HDとHHDの料金の違うところは、電気代と水道代。
HDの水道光熱費はもちろん病院負担だけど、在宅透析では自腹。
どのくらいの負担額かというと、やっぱりその家ごとで違うので ○○○○円など
具体的な額はわからないけど、私の家の場合は、HHDを始める前と後では 電気代が
5000円~7000円くらいUPしている。
たとえば先月の電気代。この時期はエアコンなどの冷暖房器具を一切使用していない
にも関わらず、電気代は14800円。
(ちなみに H H D 導入前の電気代は、大体この時期だと7000円~8000円くらいだった。)
なので真夏など、冷房を毎日使用する時期になると、軽く2万超えになる。
ただ、我が家の場合は水道水ではなく井戸水のため、水道代は変化なし。
(昔からこのあたりは地下水脈が豊富なせいか、どの家もみんな井戸水。もちろん市の管轄だけど。)
水道代がいくらくらいUPするのかわからないため、合計でどのくらいの水道光熱費の
UPかはわからないけど、多分HHDはHDと比べて 月1万円くらいの負担増になっている
んじゃないかなと思う。
ただ、一日おきの交通費がかからないことや、中二日のない 週4回透析が可能なこと・
透析日の変更もOKなので、その日透析気分じゃなかったら 翌日に変更することも
できる・透析開始時間を自分の都合に合わせることが可能なので、介助者と時間さえ
あえば、朝昼晩いつからでも開始できる・・・など etc・・を考慮すると、大した負担では
ないんじゃないかなと、個人的には思ったりする。( ̄~ ̄;)ウーン・・・
でも、社保庁から送られてくる「医療費のお知らせ」のハガキを見ると、料金の違い
は一目瞭然。
HDの時は、一ヶ月45万円くらいかかっていた医療費が、在宅透析になってからは
一ヶ月22~3万円になっている。
在宅透析は、HDと比べて約20万円ほど医療費が安く、HHDになって初めてこの医療費
のお知らせを見た時には 正直ビックリした。
うちのバカなダンナが、「じゃあオレの介助者としての賃金は、一ヶ月20万円にも
なるじゃん!」なんてのうのうと言いやがった。

確かに介助者がいなければHHDはできないけれど、開始操作が終わって透析が始まると、
いつも5時間ずっと眠りこけていて、時間ごとの血圧測定やカルテ記入・返血&
終了操作や、回路の後片付けなど、ほとんど私が自分で行なっている。
HHDだと20万浮くというなら、その中の奴の手取りなんてせいぜい3000円がいいとこ。
透析装置&水処理装置を病院から無料で貸してもらい、在宅に至るまでの指導だって
出来の悪い私たちはかなりの時間と手間を要したのに、技師さんと看護師さんは
最後まで見捨てず指導してくれた。
今現在も半年に一度、忙しい合間を縫って筆記テストを作成し、実技も見てもらって
いるわけだし、もしこの20万円が振り分けられるなら、全額病院へ・・なんじゃないかな
と思う。(うちの奴は本当にずうずうしすぎ!)