goo blog サービス終了のお知らせ 

在宅血液透析Diary

日々の出来事や在宅血液透析(HHD)のことなど 書いています。
<2007年5月開設>

手技チェック

2013-11-20 07:40:22 | 在宅透析 定期テスト (実技&筆記試験)

昨日は半年に1度の手技チェックの日だった。
いつもは筆記や手技のテストをやるんだけど、昨日は今度新しく替わる装置の説明を受けた。

今度新しくなる透析装置は全自動とは聞いてたけど、実際に見るとホント凄いね。やることないんだもん。
回路を装置にセッティングして、カプラーも最初に取り付けてボタン(タッチパネル)を押せば
勝手にプライミングしてくれるから超ラクチン。Air抜きとか自分でしなくて済むし。

昨日新しい装置で実際に透析も受けてきたけど、警報解除も信じられないくらいラク。
これから新しく在宅透析を始めようと思う人たちもこれなら簡単にできるんじゃないかと思った。


<今までの装置との違い>

・プライミングが自動。

・返血も返血ボタンを押すだけで勝手に返血してくれる。

・開始も返血もボタンを1回押すだけなので介助者の負担がかなり減る。

・警報解除が自動。

・返血後、回路内の血液まじりの生食も自動で回収してくれるのでバケツがいらない。

・透析時間と総除水量を入力して「計算」ボタンを押せば、時間除水量が自動で計算&設定される。




まだまだあるような気がするけど今思い出せるのはこんなカンジ。
でも今の手動の装置を8年半使用してるから慣れるまで結構時間がかかりそう。

来週もう一度病院で透析をして、その翌日に新しい装置が自宅に設置されることになった。
回路やその他いろんな手順も微妙に変更になるから来週まで忘れないようにしないと。

それにしても装置が進化するとこんなにも透析がラクになるなんて思わなかった。
今度また新しい在宅透析希望の患者さんが来るらしいけど、これならかなり短期間でマスターできるはず。

昔は透析というと週3日×4時間の施設での透析(HD)か腹膜透析、移植くらいしか選択肢がなかったけど、
これからはこの3つに在宅透析(HHD)が加わって、少しずつ在宅透析が当たり前になっていってくれたらいいなと思う。





手技チェック@2013/6/20

2013-06-23 21:59:36 | 在宅透析 定期テスト (実技&筆記試験)


こないだ木曜日に、半年に一度の手技チェックが終わった。
本当は5月だったけど介助者の仕事の都合で1か月延期してもらった。

それにしても昔に比べて内容が随分ラクになって超助かる。
気泡は単発気泡だけになったし、供給液異常も漏血&液圧警報もなくなったので
今行なっているのは単発気泡・停電・静脈圧警報くらい。
漏血警報は口頭でのテストだったけど。


それにしても病院で透析受けると自宅での透析のありがたさがホントによくわかる。
長いんだよ時間が。たった4時間だったけど。
あまりに退屈で死にそうだったから、手技チェックと筆記が終わった後の最後の1時間は
ずっとケータイで漫画ダウンロードして読んでた。

でも一番緊張したのが穿刺する時。
普段は自宅だから普通に穿刺できるけど、病院だと妙~に緊張する。
おまけに今回はギャラリーに中国から見学に来た医療関係者たちもいて、ガン見されながらの
自己穿刺だったからマジで冷や汗が出た。


中国では在宅透析が普及していないらしく(全く1件もないのかは不明)自己穿刺と針先洗浄と
体外循環を見学して行った。

他国の透析事情は全然わからないけど、自分が今こうして普通に透析を受けながら生きていけるのは
日本に生まれたからだろうなと思う。
透析なんて治療じゃなくて単なる延命じゃんって思うけど、でも透析が平等に受けられなければ
自分は今ここにはいないし、そう考えるととてもありがたいことだと思った。
あたりまえに受けてるから普段は忘れてるんだけど。

てか、透析抜きにしても日本に生まれてよかったよ。
日本に生まれてきただけで運がよかったってマジで思う。
経済や食の安全や治安、国民の民度とか。怖いのは地震とかの災害だけ。


そういえば秋ごろ新しい透析装置に変わるんだけど、外来日に技師さんが教えてくれることになった。
多分1組ずつの指導で、指導日が決まったら事前に連絡してくれるらしい。
介助者が仕事でどうしても無理な時は、本人だけでもいいって聞いて一安心。

病院で透析受けながらの指導だと嫌だなと思ってたけど、外来日に水回路での指導って聞いて
ホントによかった。病院での透析はもう嫌なんだよ。かったるいし疲れるし。
せっかく透析終わっても、体がラクになるより疲労度のほうが高い。
もちろん身体はラクになるんだけど、精神的に疲れるとやっぱダメだね。ドッと疲れる。


それにしても手技チェックがラクになったのはいいけど、物品の準備が全くできてないのはいかがなものかと思う。
以前は針先洗浄や体外循環に使用する物品や、プライミングでしようする物品(ヘパリンやカンシとか)は
事前に看護師さんが全部準備してベッドに置いてくれてたけど、今はそのつど言わないと用意してもらえない。

いつもイライラするから今回は体外循環チューブやシリンジや18G、アル綿とか全部持参してった。
でも肝心の開始終了セットと駆血帯を忘れちゃったけど。

あと、なんかさー テーブルの上にテープとか色々置くじゃん?
あれって自分で置いたはずなのに使う時になかったりして、そしたら隣のベッドの机に勝手に移動されてたり
したんだけど、ああいうのやめてもらいたいわ。マジで。

テープも私物で、しかも自腹でキープシルク(1個500円)買って持ってってるわけだし。
それに時計もアル綿も自分の使いやすい位置に置いてるんだから勝手に動かされると超困る。
ダンナにそう愚痴ったら、「でも看護師さんちにしてみたら患者のテーブルのものにさわるのは普通だしね」って
言われた。

確かにそうだわ。私自分ちでやってるからそれに慣れちゃって、テーブルのものに触れられると
「え?なに??何勝手にさわってんの!?」ってつい思っちゃうんだよね。

次回(11月)の手技チェックは忘れ物がないように、手技チェック用の持ち物リストを作っておこうと思う。
とりあえず今回も無事に終わってよかった。



もっと早く、HHD指導時から見直してほしかった

2013-02-04 12:59:37 | 在宅透析 定期テスト (実技&筆記試験)


昨年からやっと同じ病院に新しい在宅透析仲間が増えた。
今までは私を最後に7年間一人も増えず、自分を含めてHHD仲間はずっと3名のみだった。
それが7年経った今、ようやく4名。 ちょっと胸熱

指導内容(覚えることや手技)が膨大で難しく、私自身も当時はかなり苦労して
それでも何とか卒業テスト間近まで行ったにもかかわらず、介助者のダンナと相談し、
「もうやめます。」と病院にギブアップ宣言をした。

実際、1日おきに介助者と指導を受けるため、介助者は週3日(しかも平日)仕事を
休まなければならず、経済的にも限界だった。

いくら在宅透析は素晴らしい!と言っても、経済的に苦しくなってしまえば何の意味もない。
所詮この世はお金。汚い言い方だけどマジでカネ。
生活の基盤が成り立ってこそ色々チャレンジできるのであって、お金がなければ何もできない。

当時、やめると言った時はすでに卒業テスト間近ということもあって、主治医の先生が
「じゃあとりあえず卒業テストだけすぐにやってみよう。」と言ってくれて、看護師さんの実技と筆記・
技師さんの実技と筆記を確か2日かけて受けた記憶がある。

そして何とか合格をもらい、念願の在宅透析を導入することができたけど、それは当時(2005年)
だからできたことであって、今この不景気でお金のない時では絶対にできない。

まず第一に、仕事が1日置きになってしまうので 単純計算で収入が半分になってしまう。
私の場合、2月3月はダンナが忙しくてどうしても仕事を休めなかったので、この2か月間は
私一人で指導を受けた。
でも介助者も同じ知識を求められるので、実質この一人で通った2か月間は何の意味もなかった。

月収が半額なのが1~2か月ならともかく、かれこれ半年間も続いたので貯金も底をつき、
卒業テスト間近(やめると言った時)は介助者のダンナも私も精神的にボロボロで、
夜中、私が泣きながら「もうこのままじゃ生活できないし、さすがに疲れた。在宅透析は私が
言い出したことで本当に申し訳ないけど、もう限界。無理。」と訴え、ダンナも同じ思いだったらしく
「うん、いいよ。もうやめよう。」と言って翌日病院側に伝えた。

あの時主治医の先生が譲歩案を出してくれなかったら、今頃きっと元のクリニックに戻って
週3回通っていたと思う。


そして第二に、自宅の透析室のリフォーム費用。
床を補強し、エアコンを設置して配管工事をして、あと医療用ベッドや机を買い、トータルで
100万くらいかかった覚えがある。

当時は景気も悪くなく、ちょうど取引先の銀行がお金を借りて欲しいと言ってきたので、
お金を借りて何とか無事在宅透析導入。
銀行からお金を借りなかったら、指導中の生活費やリフォーム代にも困ったと思うので、
ちょうどいいタイミングで営業に来て、お金を貸してくれた信金さんには今でも感謝している。

2009年の半ば頃までは景気も悪くなかったので、そのお金もすぐに返済することができ、
経済的には本当にいい時にHHD移行できたと思っている。
(本当に2009年の政権交代後から昨年12月までの3年半は地獄の日々だった。)


まぁ長くなってしまったけど、「とにかくお金」というのはこういう過程を経ての教訓。
私がHHD移行後も、何人かが在宅透析の指導を受けていたけど、みんな挫折してやめていってしまった。
でもそのやめていく気持ちが、挫折を経験済みの私にはよくわかる。


そして話は戻って今のHHD指導。
今回の新しいHHD仲間の方は、介助者は開始操作と終了操作のみ覚え、後は患者本人が覚えるという
流れだったらしい。

実技もずいぶん簡素化されて、約1か月でマスターできるように変わったらしい。
てかさー、最初からそうすべきだったんだよ。
透析するために生きてるわけじゃないんだし、生きるための透析じゃん。
経済的に負担がかかれば透析どころじゃなくなるんだよマジで。


半年に一度の手技チェック(テスト)は相変わらず継続中だけど、内容もこの数年でだいぶ易しくなった。
その違いはまたそのうち書いていこうと思ってるけど、とにかくもっと在宅透析仲間が増えてほしいと思う。


今回も無事終了

2009-12-22 20:36:05 | 在宅透析 定期テスト (実技&筆記試験)

今回も無事、半年に一度の手技チェックが終わった。
特別何事もなかったけど、午後から技師さんの手技チェックが始まってしばらくした時、
ちょうどタイマーが鳴ったので血圧を測ったら、何と血圧102。(/||| ̄▽)/ゲッ!!!

でも気分も全然悪くないので再度測り直したら、今度は98。
とりあえず横になったけど血圧は一向に上がらない。気分は悪くないけど 血圧100で
起きるわけにもいかないので、仕方なくそのまま横になったままで、ダンナだけ技師さん
の手技チェックの続きを行なった。

私が行なわなかったチェックは、停電と漏血の2つの手技。
「まぁ様子見て後から出来そうだったらにしましょう。」と言われ、一旦終了。
それから15分くらいたった時、再度技師さんが様子を見に来てくれたけど、やっぱり
血圧は100~105のまま。 すると、「気泡も静脈圧警報も済んでるし、とりあえず今回
はいいにしましょうか。」と言われて手技チェックが終わった。

ずっと除水は停めていたので、その時点で除水の残りは約400ml。血圧も低いまま
なので 残すしかないのかなと思ってまた血圧を測ったら、今度は何と125!
ついさっきまで100だったじゃん!?と思って今度は起きて測ったら、やっぱり128。
まぁ最初から100っていう数値も怪しかったんだけどね。
足がつるわけでも気分が悪いわけでもないし。( ̄~ ̄;)ウーン・・・

でも技師さんが「もういいにしましょう。」と言った途端に血圧が上がるって、何だか
仮病を発動させたみたいでうしろめたい気分だったりする。もちろん仮病じゃないけど。
そしてベッドから起き、除水を600ml/hで入れて仕切り直し。
また血圧下がるかと思ったけど、その後は除水再開&ずっと起きてたにも関わらず
ずっと120~128の間だった。

無事除水も予定通り完了して何事もなかったからよかったんだけど、ホント謎の血圧
だった。怒ったり感情が高ぶると血圧は上がるけど、逆にテンションが下がると
血圧は下がるのだろうか。(手技チェック中は恐ろしくテンションが低い。)笑


まぁでも今年も何とか無事終了。終わってしまえばあっとゆうまだけど、
テストの前はどうしてあんなにも憂鬱気分なのか・・・。C= ( ̄ー ̄;;) ハー


忙しいのはありがたいんだけど・・

2009-11-18 16:58:49 | 在宅透析 定期テスト (実技&筆記試験)

来週の火曜日、半年に一度の手技&筆記チェックがまたやってくる。
前回は親戚の葬儀が前日にあって ちょっと大変だったけど、何とかなった。
でも今回はちょっとヤバい。

ダンナの仕事が今かなり忙しく、土日も毎週仕事なので、ここ2ヶ月半くらい
まともに丸一日休んだ日がない。
テストだけは何とか都合をつけると言っていたけど、現場が3件も重なってしまい、
しかも検査も近いので「とてもじゃないけどちょっと無理」と、今日電話が来た。

「私は仕事の予定とかわかんないから、悪いけど自分で病院に電話してくれない?」
と奴に言った。 すると夕方 病院から電話があって、「来月の第4火曜日に変更しようか」
と言って頂いてとりあえず一安心。C= ( ̄ー ̄;;) ハー

正直 嫌なことは早く終わらせたいので、私としては予定通り来週行ないたいんだけど、
仕事の状況が現在超パニックになっているので、やむを得ないかなぁってカンジ。

以前聞いたけど、テストの日は看護師さんを1人多くシフトに組むらしいので、今回
延期することで 病院側にはかなり迷惑を掛けてしまったと思う。
でも嫌な顔せず、こっちの都合に合わせて色々日にちを検討してもらって本当に有難い。

それにしても、年末のテストって精神的にちょっと微妙なんだけど。(笑)
でも来週、予定通りテストを行なったとしても、多分奴はテスト中寝てるだろう。
疲れがたまってそれがなかなか取れない上に、休みはなし。
たまに半日休みが取れても、その日は私の外来日だったり、見積もり書や注文書・請求書
を書いたり、図面拾いもやらなきゃならないので、実質休みなんてないのが現状。

「テスト中、隣のベッドが無人だったらちょっと寝かせてもらうわけにいかないかなぁ・・?」
と言うので、冗談かと思ってシカトしたら、本人は至って真面目だった。(笑)

今回無理言って延ばしてもらったので、その日は仕事も一段落していることを願うばかり。
年末年始も多分30日まで仕事で、年明けも4日から仕事なので、せめてその4日間は
身体を休めてもらいたいなと思う。