Rinto Label

リント レーベル  
日々のこと
親業のこと

ゴードン博士の言葉

2017年06月30日 | 親業のこと
ゴードン博士の言葉です。

子どもはみなその人生で
落胆、あせり、苦痛などを味わう場面
ー友達、兄弟姉妹、親、教師、周囲の環境、自分自身などの問題ー
に出くわす。

これを解決するのに
他からの助力を得ることができる子どもは、
心理的・精神的にも健康を維持し、
さらに力強く成長して
自信を持ち続ける。

そうでない子どもは
情緒的な障害を示すようになる。




だから、「能動的な聞き方」は、子どもの成長の手助けができるのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家の庭に・・・

2017年06月25日 | 日々のこと
梅雨らしく雨が降っていますね。
晴れるのは、主婦にとっては嬉しいのですが、
やっぱり降るときには降らないと、
水不足になってもいけませんもんね。
そして、
雨を喜んでいるかのように、
我が家の紫陽花がきれいなグラデーションを見せてくれました。



何だか、癒やされます。。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事例紹介~相手の気持ちに寄り添い「聞く」ということ⑦~

2017年06月25日 | 親業のこと
【事例紹介】
      夜、ベッドに入った娘(6歳)が話し出した。

 
  子 : 今日ね、幼稚園でね・・・(涙ぐむ)
  母 : 幼稚園で何かあったんだね
  子 : NちゃんとMちゃんに「何してるの?って聞いたんだけど、
      「あっちに走っていったら教えてあげる」って言われて・・・
      (沈黙・・もっと涙ぐむ)
  母 : NちゃんとMちゃんと何かあったんだね。
  子 : あっちに行ったのに教えてもらえなかった・・・(泣く)
  母 : 何をしてるか知りたかったのに、教えてもらえなかったんだ
  子 : ううん、本当は一緒に遊びたくて・・・・
  母 : 遊びに入れてもらおうと思って話しかけたのに、
      入れてもらえなかったんだね。

  子 : うん。でも、そのとき、にこにこしちゃったんだよね。
      本当は悲しかったのに。
  母 : 悲しかったのに、にこにこしちゃったんだね。
  子 : だから、NちゃんもMちゃんも
      私が悲しかったこと気づいてないと思うんだ。
  母 : 本当は悲しかったんだね。
  子 : うん。だから、Yちゃんのところに行って遊んだ。
  母 : Yちゃんのところに行ったんだ。
  子 : そしたらね・・・
      (Yちゃんと遊んだことをいろいろ話す)
      ママ、お祈りして寝よう!

【感想】
     涙を見たとき、何があったのかすぐに知りたいという思いで
     心がいっぱいになり、質問したくなりました。
     でも、「ここは娘の気持ちを受け止めよう」と思い、能動的な聞き方をしてみたら、
     娘は自分から分かりやすく説明し、自分で考えた解決策まで話してくれました。
     悲しかった気持ちをはき出すことができた娘は、
     「にこにこしてしまったから、お友達が自分の気持ちに気づかなかったのだ。」
     と気づきました。
     すっきりして寝ることができた様子に、良かったなぁと温かい気持ちになりました。

             HRN2015秋号より





                     
    


6歳の幼稚園の女の子が、しっかりと自分の気持ちに目を向けることができ、
その「悲しい」という気持ちを乗り越えることができたのは、
やっぱり聞いてくれるお母さんがいたから、だと思います。
子どもが負の感情を抱いたとき、
親は、「そんなことでメソメソしてるんじゃない!」とか
「子どもの方にも何か悪いところがあったんじゃないか?」
と相手(子ども)を責めたり、
ここぞとばかりに親の考える「正しいこと」を教えようとしたりしませんか?

以前の私は
これこそが「しつけ」(=物事の善悪を教えること)だと思っていました。
でも、子どもの心の成長を手助けできる方法は、
相手の心に寄り添うこと、
つまり、共感することだと知りました。
自分の辛い気持ちを分かってくれる人がいれば、
人は誰でも「乗り越える力」を発揮することができるのです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事例紹介~相手の気持ちに寄り添い「聞く」ということ⑥~

2017年06月06日 | 親業のこと
   【事例紹介】
      長女T(5歳)は、ピアノの練習の途中で私のところに来て抱っこをせがみ、
      また、「ピアノに行きたくない」と言う。
      うまく指が動かなかった所が、練習して弾けるようになった後だったので、
      私は不思議に思う。


    子 : ピアノいやだ。行きたくない。Tちゃんバカだから上手に弾けないもん。
    母 : (弾けているのになぁと思いつつ)
         Tちゃんは上手じゃないと思ってるのね。
    子 : (いじけながら)そうだよ。だって指が違うでしょ。
    母 : うまく弾けないのが悔しいのね。
    子 : Tちゃん、バカだから指が動かないんだよ。
    母 : 指使いが難しいのね。
    子 : そう。指がこ~んなになったりするの(動かしてみる)難しい。
    母 : うんうん。この曲、難しいね。
    子 : そうでしょ。Tちゃんね、本当はこうしたらいいって分かってるんだけど、
        ママが「指が違う」とか言うでしょ。あれがイヤなの。
    母 : ママがあれこれ言うのがイヤなんだ。
    子 : そうだよ。だって、Tちゃん分かっているんだもん。
        全部分かってるの。あ、指間違えたとか、分かってるの。
        だからママには言って欲しくないの。
    母 : そうか、言わないで欲しいのね。Tちゃんは分かっているから。
    子 : そう。あと「次は~だよ」とか言うでしょ。あれもTちゃん分かってるから。
        自分でやるから。
    母 : じゃ、ママは何も言わなくていいのね。
    子 : いいよ。でもちゃんと弾いているのは聴いててね。
    母 : うん、分かった。


   【感想】
      ピアノを嫌がる原因が、まさか私の言葉にあったとは思ってもいなかったので、
     初めはショックでした。私が言わないと娘は分からないと思っていたのですが、
     いつの間にか成長していたのですね。
      私は基本的には何も言わないことにし、娘も間違いに気づかないときには、
     後からなら言ってもよい、と決めました。
      それからはレッスン中にいじけることもなくなりました。いじけるのは、
     自分がうまくできなかったからだと思っていましたが、本当は違ったんですね。
     初めはそうだったかもしれないけれど、いつしか、
     「分かっていても弾けない。それを言われるのはもっとやだ。」に変化していったのですね。
     気づかなかったらずっとヤイヤイ言い続けて、娘のやる気を削いでしまっていたことでしょう。
     あ~、よかったぁ~。

          HRN2010冬号より




                

 この5歳の女の子は、なんてしっかりとしたお子さんなんでしょう!
 こうやって自分で自分の演奏技術をしっかりとみつめながら日々のレッスンをしているなんて、
なかなかのお子さんだと思います。
 親は、つい自分の子どもを、「まだ小さいから」、
「そこまでの経験を積んでいないから」と
見くびってしまっているんでしょうね。
 親が思っている以上に、
子どもは、
成長しようとするパワーを備えているものだと感じる事例でした。

 


 








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事例紹介~相手の気持ちに寄り添い「聞く」ということ⑤~

2017年06月05日 | 親業のこと
 【事例紹介】
   明日は息子(高1,15歳)の体育祭。
   パンフレットを持ってきた息子は何だか面倒くさそう。
   見に行く時間を打ち合わせようと思って、参加する競技を教えてもらっているとき。

 母 : 出る競技は3つ?騎馬戦も出るんじゃなかったの?
 息子: 出るけど見に来ないで。それは見られたくない。
 母 : 騎馬戦は、見られるのがいやなんだね。
 息子: うん、そう。もともと自分は騎馬戦にエントリーしていなかったのに、
     気づいたら入れられてた。
     一緒に出る騎馬のメンバーも同じ状況で、みんな、やる気ないし・・・。
     全然知らない子も一人いて、盛り下がってて・・・・。
     そんなの見られたくないから。
 母 : 知らないところで決められて、やる気なくなっちゃったんだね。
 息子: そう。他の競技の子と代わってもらおうとしたんだけど、
     競技の流れもあってダメだったんだ。
 母 : そうなんだ。分かった・・・。
     でも、他の競技は見ていいんだね。応援団の時間から見学していいのね。
 息子: うん、それは大丈夫。見に来てよ。


 【感想】
   体育祭の前、寝不足もあり不機嫌そうで「騎馬戦、見に来ないで」
  にはびっくりしてしまいました。
   何も言わない方がいいかな、と思いましたが、
  応援団に参加し、張り切っていたのに学校で何かあったのかな・・・と気にかかり、
  ”聞いて” みることにしました。
   能動的な聞き方 をすると、息子が不機嫌ながらも話し出し、
  その先「何時から行けばいいかな」など、話を進めることができました。
   本人の不機嫌さに気づいていなかったら、「え~、見に行きたい」などと言って、
  気持ちを逆なでしていたと思います。

    HRN2017夏号より



         

高校1年生くらいの男の子だと、
だんだんと親とは口をきかなくなってくるオトシゴロではないでしょうか
思春期だからと決めつけるのではなく、
「見に来ないで」と言う子どものサインを、
お母さんがしっかりとキャッチしたからこそ、
能動的な聞き方でうまく聞き、
子どもは言いたいことを言ってスッキリしたと同時に、
このやりとりで、一つ、親と子の心と心のかけはしが築かれたように感じます。
そうでないと、息子が「見に来てよ」なんて言わないでしょうね

ややもすると、
息子と言い争い、お互い憎しみ合う、
なんてことにもなってしまいかねないこの思春期に、
親子の絆を深めることができるコミュニケーションプログラム、
これが、
ゴードン博士の生み出した、
「親業」訓練講座です。

次回の講座の説明会は、
7月7日(金)10:00~12:00
詳しくはこちらへ ↓ 
http://www.geocities.jp/oyagyou_contact/_gl_images_/setumeikai-regurer.html




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする