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親業のこと

事例紹介~相手の気持ちに寄り添い「聞く」ということ⑤~

2017年06月05日 | 親業のこと
 【事例紹介】
   明日は息子(高1,15歳)の体育祭。
   パンフレットを持ってきた息子は何だか面倒くさそう。
   見に行く時間を打ち合わせようと思って、参加する競技を教えてもらっているとき。

 母 : 出る競技は3つ?騎馬戦も出るんじゃなかったの?
 息子: 出るけど見に来ないで。それは見られたくない。
 母 : 騎馬戦は、見られるのがいやなんだね。
 息子: うん、そう。もともと自分は騎馬戦にエントリーしていなかったのに、
     気づいたら入れられてた。
     一緒に出る騎馬のメンバーも同じ状況で、みんな、やる気ないし・・・。
     全然知らない子も一人いて、盛り下がってて・・・・。
     そんなの見られたくないから。
 母 : 知らないところで決められて、やる気なくなっちゃったんだね。
 息子: そう。他の競技の子と代わってもらおうとしたんだけど、
     競技の流れもあってダメだったんだ。
 母 : そうなんだ。分かった・・・。
     でも、他の競技は見ていいんだね。応援団の時間から見学していいのね。
 息子: うん、それは大丈夫。見に来てよ。


 【感想】
   体育祭の前、寝不足もあり不機嫌そうで「騎馬戦、見に来ないで」
  にはびっくりしてしまいました。
   何も言わない方がいいかな、と思いましたが、
  応援団に参加し、張り切っていたのに学校で何かあったのかな・・・と気にかかり、
  ”聞いて” みることにしました。
   能動的な聞き方 をすると、息子が不機嫌ながらも話し出し、
  その先「何時から行けばいいかな」など、話を進めることができました。
   本人の不機嫌さに気づいていなかったら、「え~、見に行きたい」などと言って、
  気持ちを逆なでしていたと思います。

    HRN2017夏号より



         

高校1年生くらいの男の子だと、
だんだんと親とは口をきかなくなってくるオトシゴロではないでしょうか
思春期だからと決めつけるのではなく、
「見に来ないで」と言う子どものサインを、
お母さんがしっかりとキャッチしたからこそ、
能動的な聞き方でうまく聞き、
子どもは言いたいことを言ってスッキリしたと同時に、
このやりとりで、一つ、親と子の心と心のかけはしが築かれたように感じます。
そうでないと、息子が「見に来てよ」なんて言わないでしょうね

ややもすると、
息子と言い争い、お互い憎しみ合う、
なんてことにもなってしまいかねないこの思春期に、
親子の絆を深めることができるコミュニケーションプログラム、
これが、
ゴードン博士の生み出した、
「親業」訓練講座です。

次回の講座の説明会は、
7月7日(金)10:00~12:00
詳しくはこちらへ ↓ 
http://www.geocities.jp/oyagyou_contact/_gl_images_/setumeikai-regurer.html




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