記憶の中の、思い出すことのない日々の断片が、ふとした瞬間にフラッシュ・バックする。
そんなふうに記憶の層を更新させながら私たちは生きています。
レイ・ハラカミ『たからもの』は、日常の中の非日常に気付かせてくれる音楽です。
アルバム未収録のデモ音源やレア・トラックで構成された企画盤で、「うっかりしてました」と本人のコメントが帯にありますが、なかなかどうして、素敵な楽曲ばかりです。
タイトル曲の「わすれもの」は、制作クレジットに(1999~2006)とあります。
7年間積み重ねられた日々の営みを、音楽という記憶装置が喚起します。
生活で磨り減らし忘れてしまっている些細な感情が、私たちの思考を支えるかけがえのないものだ、ということを教えてくれるようです。
無邪気に跳ね回る電子音は、空想的なようで、日常の大切な部分に根差した醒めた瞑想にいざないます。
わすれものは、たからもの。そんな事を感じさせてくれます。
そんなふうに記憶の層を更新させながら私たちは生きています。
レイ・ハラカミ『たからもの』は、日常の中の非日常に気付かせてくれる音楽です。
アルバム未収録のデモ音源やレア・トラックで構成された企画盤で、「うっかりしてました」と本人のコメントが帯にありますが、なかなかどうして、素敵な楽曲ばかりです。
タイトル曲の「わすれもの」は、制作クレジットに(1999~2006)とあります。
7年間積み重ねられた日々の営みを、音楽という記憶装置が喚起します。
生活で磨り減らし忘れてしまっている些細な感情が、私たちの思考を支えるかけがえのないものだ、ということを教えてくれるようです。
無邪気に跳ね回る電子音は、空想的なようで、日常の大切な部分に根差した醒めた瞑想にいざないます。
わすれものは、たからもの。そんな事を感じさせてくれます。