insungholic-インソンホリック

チョ・インソン中毒な日々を綴っています

ドラマ「ピアノ」2話-(ネタバレ)

2005-06-01 19:11:35 | ピアノ

2話も子ども時代なので、さらっと・・見てしまうかもしれませんが、2話もとっても重要なシーンがたくさんありますから要チェック。

ギョンホがジェスを突き落として怪我をさせたことで、オククォンはヘリムの家にタカリに行きます。もちろん、相手がヘリムとは知らずに。そして、オククォンはヘリムに再会します。

ギョンホはもう父親がいないことで完全にひねてしまいました。見ていて痛いです。子どもは自分の気持ちをうまく処理することができないものだから・・なんとかしてあげたくなります。一方、生まれたときから大人は頼りにならないことを知っているジェスは、自分で転校の手続きをして学校へ行き始めます。本当にけなげを絵に描いた子です。

転校したクラスには、もちろん、ギョンホが。転校1日目にして、ギョンホに殴られ喧嘩です。ボコボコに殴られるジェス。

そして、最も大切なシーン、校庭の端っこの水のみ場のシーンです。
このとき、顔を洗うジェスに、スアが「大丈夫?」と声をかけ、ハンカチを渡します。このシーンのこの子役たちの表情・・しっかり見ておいてください。ホントにいい芝居しています。
後に、このシーンを思い出して、大人になったジェスがこのときの気持ちを語る場面が出てきます。見返すと、なるほど~~と思います。このシーンはスアとジェスの始まりのシーンです。


オククォンが市場でタカリをやっているところを、偶然ヘリムに見られてしまうオククォン。逃げるようにその場を去るんだけど、ここからがいいんだなぁ。

胸に手を当てながら
「俺、へんになっちまんたんだ。ここが、マジでおかしんだ。ここがくすぐったいし、ずきずき痛むし、ドキドキして、訳がわからなくて狂っちまいそうなんだ」



まさに、オククォンらしいセリフ。

そして、再び毒蛇の子分たちに「ウロウロするな」とボコボコに殴られます。そして、帰りにヘリムの家に倒れこんでしまいます。ギョンホに殴られたジェスがヘリムの家にいたのですが、オククォンが夜ヘリムの家にいたことで、ヘリムは親戚近所に「夫を死なせて男を連れ込んでいるひどい女」呼ばわれされることに。
このことで、さらにギョンホはジェスを目の仇にします。

2話の1つの見所・・がヘリムの義姉と義兄。いろんなドラマを見ていますが、こんなにひどいというか、ある意味すごいヤツはいないよね・・。しかもオーバーアクションが、またすごい。こういう人っているのかな?そこまでやりますか、お義姉さん、お義兄さん。家の中がまるでヤクザに荒らされたようですわよ。

家の中をムチャクチャにされた日の夜、ヘリムは子ども達にカルグッス(韓国風うどん)を作ります。これも要チェックです。いやなことや悲しいことがあった日にカルグッスを作ってくれたオンマ・・これも後にスアやギョンホが思い出して語るシーンがあります。

そして、またまたオククォン、毒蛇兄貴の子分たちに「ウロウロするな」とボロボロに殴られます。・・が、このシーンはまたまた重要です。オククォンがこのシーンをきっかけに変わってきます。「殺してみろ」と言った時、それをジェスが見ていたのです。オククォンの視線がジェスの目に釘付けになります。この子役、本当にいい涙を流しますね~。素晴らしい。
そして、同じくギョンホも思いっきり見下した目で、それを見ています。



夜、オククォンがジェスが欲しがっていた靴袋を持って帰宅したシーンもとっても大切です。
オククォンがきっと一生忘れなかった夜だと思います。ジェスが泣きながらオククォンの胸をたたきます。そして、親子で初めて抱きあって泣いた夜です。きっと親子であることを心で感じた初めての瞬間だったと思います。それにしても、いいです。いい芝居です。


毒蛇からの最後の仕事だと言って連れていかれたのがヘリムの家でした。しかも依頼人はヘリムの義兄。ただ、むちゃくちゃに壊せばいいと言われて、結局、ヘリムや子ども達をかばったオククォン。このシーンは、後にギョンホがパン屋に殴りこみに行くときを思い出させます。

結局、逮捕されしまうオククォンのところにヘリムが面会に行きます。

「スアが言うには、あなたは”マジンガーZ”か、アシュラ伯爵かわからない」
というセリフがあります。この”マジンガーZ"というのも、後にジェスやスアの口からたびたび出てきます。

釈放されたオククォンを迎えに来たヘリムとジェス。
また、ジェスの涙がうまいっ!そうそう子どもって、こんな風に泣くよね・・と。
このときのオククォンがジェスを見る目は、本当に父親になっています。
今までは、ジェスの涙に戸惑ってばかりでしたが、このときからは本当に父親のまなざしです。

ヘリムさん・・・突然、オククォンに「一緒になろう」と言い出します。
腰抜けてしまうオククォン。
しかし、ヘリムさん美しい・・。そして、オククォンは逃げ出します。
ヘリムさんも唐突ですが、これまたオククォンも唐突で、ヘリムさんの前から姿を消さなければ、彼女を苦しめると思ったのか、いきなりジェスを孤児院に預けて働きにでると言い出します。

ジェスが自分のことが嫌いだから、憎いから孤児院に預けるんだろ!と言いますが、さすが「1を聞いて、10を知る賢い子ども」です。でも、父親はもっと単純ですから・・・。

そこへ再び、ヘリムさん。
2話の一番の見所です。
一緒になりましょうと言うヘリムに対して、オククォン。


「俺はヤクザで、君はピアノの先生で、俺は真っ黒で、君は真っ白で、俺は君に指輪も贈ってあげられない一文なしで、ケンカして人を殴ることしかできなくて、卑怯であざとくて、汚いヤツがどうやって・・・それでも、君が水におぼれたら助けてあげられる・・泳ぎは得意なんだ」


ここは一緒に号泣です・・。なんか、浪花節なんだけど、泣けます。

ここ重要。「君がおぼれたら助けてあげられる。愛してくれなくても、君がおぼれたら助けてあげる」オククォンが唯一、人に自慢ができること。
これも後に・・・オククォンの心の傷になります。

しかし、この後、すぐ結婚します。早っ!
もっと子どもの気持ちを尊重してあげようよ・・・。
ギョンホ、さらにひねくれそうです。

<1年後>
スアとギョンホとうまくいってなくても、オククォンにとって一番、幸せな時期です。
もうオククォンの幸せそうな顔・・。ヘリムが妊娠中、オククォンは就職活動中です。

いつものように面接がダメでバスに乗っているところで、親分に会ってしまう・・ところで2話が終わります。

そして、最後にスアのナレーションが入ります。

「今まで一度も言えなかったし、これからも言えないかもしれません。でも、今どうしても言いたい言葉があります。愛してる。愛してる。愛してる。」


この言葉も初めて観たときは「どういうこと????」でさっぱりわかりませんでしたが、2回目観ると、なるほど・・。なんだか、とても甘酸っぱくて痛いです。これも大人になったジェス、ギョンホ、スアを重ね合わせて見るからなんでしょうね。

なんか、やっぱり「ピアノ」の脚本家・・好きだなぁ。
セリフにメリハリがあって。ぐっとセリフを押さえたところと、バ~ンと言わせてしまうところが。

待ち遠しいですが、インソン君の出番はまだ先です・・・。


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2 コメント

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ジェミン (なな)
2005-09-22 15:08:29
バリから星そしてようやくピアノにたどり着きました

ジェミン役の子供が気になって(かわいいです)

もしかして、パリの恋人に出てる子じゃないですか?

年からして、ちょっと微妙なんですが・・・

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止まってる・・ (rinko)
2005-09-22 18:29:45
ななさん

ピアノは重いですが、いい作品だと思います。

・・でも、痛いのよね~。

ピアノのレビューも止まってるわ・・そのうち再開します。期待しないで待っててくださいませ。
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