韓国映画
「ラブストーリー」(原題:Classic)
オススメ度:
上映時間:2時間9分
監督:クァク・ジェヨン
脚本:クァク・ジェヨン
キャスト:ソン・イェジン/チョ・スンウ/チョ・インソン/イ・ギウ
あらすじ:
ある日、女子大生ジヘは母ジュヒが大切に保管していた古い手紙と日記を見つける。そこには、母が若い頃愛した人とのやりとりがつづられていた。またジヘ本人も演劇部のサンミン先輩に恋をしている。時代を隔てた2つの恋の行く末が交互に描写されて、やがて…。
------------------------ネタバレ注意-------------------------------
好きなシーン:・・・たくさんあります。
★ジュナが目が見えないことを隠しながら話すシーン。
★ジュナが何年ぶりかで花束を持ってジュヒに会うシーン。
★なんと言っても、フォークダンス!!
★ジヘとサンミン先輩がジャケットを傘がわりにして走るシーン。
★ジヘとサンミン先輩のキスシーン。
好きなセリフ:
「僕には 君を愛するしか とりえがない・・・」
『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督の作品です。
「映画が終わっても号泣して立ち上がれなかった」なんていうレビューやあらすじを読んで観てしまったので、読まずに観れば良かったととても後悔。あらすじ知らなかったら、もっと感動して泣けたろうに。
いやぁ~冬のソナタといい、韓国の男性監督はなんてロマンチストなんでしょう。
可愛い場面、可愛いセリフに加え、韓国ドラマお決まりのネックレス・・。
「冬のソナタ」「せかちゅ~」など純愛ものが好きな人は感動すると思います。話としてはありえない話ですが、ありえないからこそ感動できる人は、まだ純粋な気持ちの持ち主ってことで。
実はこの映画、3度も観ました。
一度は字幕で、2度目は監督のコメント字幕を、3度目は再び字幕で。
監督のコメント字幕には驚きました。ヒロインの立ち位置、光のあて方、風にさえ意味がああって、細かいところにまでこだわりと思い入れの深さを知ると、またもう一度、観てみたくなりました。音楽もいいです。主題歌聴くだけで涙出ます。
思いいれが深ければ深いほど、観客にはわかりにくい部分が出てきます。これは映画でも本でも何でもそうです。創っている本人はどっぷり深く深く浸かっているので、わかりきったこと・・になっていきますが、観客にとっては「?」な部分も。この映画も肝心なところで表情だけの演技でセリフを飲み込んでいる場面があって(私は好きですが)、わからない人もいるかもしれません。特に後半、展開が速いのでついていけなかったりします。が、私は結構、スキでした。
韓国映画は俳優がうまいなぁ。いろんな映画を観るたびに、この人のほかの映画を観てみたいと思ってしまいます。ヒロインもうまいですが(清水美砂そっくりです)、ヒロインの恋人役のチョ・スンウの演技が素晴らしさに支えられています。母親世代(60年代)の場面に出てくるので、田舎くさいんですが、うまいです。サントラなど音楽を聴いていて思い浮かぶのは、チョ・スンウの表情ばかり。笑顔だったり、泣き顔だったり・・・。でも、まだ24歳なの!?信じられない。30代くらいだと思った。すごい俳優さんです。
現代の場面に出てくるチョ・インソンは好みです
。
インソンン君は出番が少なかったので残念。しかし、ラストのキスシーンは素敵でした。
最後に一言「ロマンチストなのは許せるけれど、韓国には、家の窓辺にそんなに白い鳩がいるもんですか?手品や結婚式じゃないんだから・・・」