スウェーデンのメロディアスハード・バンド ECLIPSE の3rdアルバム(2008年)。
このバンドのフロントマン、エリック・モーテンソンが「W.E.T.」に参加してたので、食指が動いた。
前作までのAOR路線に終止符を打ち、決定的なハードロック色を前面に出した楽曲の連続が俺のハートに突き刺さる。
何といっても聴いてて爽快だ。音もいい。
エリック・モーテンソンは言う。
「過去2作までは、キャリアの浅い我々が1人でも多くのリスナーに適応してもらえるよう、意図的にAOR色を持たせた作品になった。ただ3作目となれば話は別。『ECLIPSEはAORバンドじゃない。古典的なハード・ロック・バンドなんだ』というスタンスを明確にすべき時期が来たと思っている。」
ジャケットの恥ずかしいくらいのダサさ、「Are you ready to rock」という勇ましい?タイトル、ヴォーカルに負けないくらいのザクザクリフ・・・などなど、古臭さも随所に感じるのだが、メロディアスな曲とヴォーカルにより、むしろ今風に聴こえる。
アメリカン・ポップ調も入っているので(いい意味で)万人受けするだろう。
良いも悪いもこの作品は多くの方が聴いておられるようで、至るところにレビューが掲載されている。
「メロディアスハードロックの王道を突き抜ける程の痛快な傑作。」とか
「北欧ということで、繊細かつ叙情的なメロディを期待していたが、正直スカされた思い。」とか
「今風なWHITESNAKEを聴きたい方にはお薦め」など賛否が大きく分かれてる。
(『今風なWHITESNAKE』という表現は、もしかしたら『否』かもしれない)
確かに#8「Young Guns」は・・・えーっと「Children Of The Night」だったか「Slip Of The Tongue」だったかに似てるし、他にもWHITESNAKEに似たフレーズがところどころ出没する。
1. Breaking My Heart Again
2. Hometown Calling
3. To Mend A Broken Heart
4. Wylde One
5. Under The Gun
6. Unbreakable
7. Hard Time Loving You
8. Young Guns
9. Million Miles Away
10. 2 Souls
11. Call Of The Wild
12. Haunted - Wanted (Karma)
この作品で初めてECLIPSEを知った。
以前の作品も気になってタワレコ検索したところ、どうも前2作「The Truth And A Little More」「Second to None」は廃盤となっているようだ。
そこでアマゾンを覗くと「Second to None」が中古、新品が4,000~12,000円前後、「The Truth And A Little More」は新品のみ20,000円と、それぞれがプレミアム価格で販売されてる。
iTunesで「Second to None」のみ販売されてて1,500円なので、今のところこれで我慢する予定。
次から次とレビューが掲載されておりますので・・・どっかで追いつけるよう(全部は無理なので、ちょっとずつ)頑張ろうかな・・・的な毎日を過ごしてます。
( ECLIPSEも良さげですね・・・あ~聴いてみたい)
・・・で、そんな時になんですが、今日メタキチから「ロニー・ジェームス・デュオが胃がんで亡くなった!!」との悲報を受け、ビックリ仰天してます。(泣)
中坊の時に聴いたスターゲイザーや高校時代に狂ったバビロンの城門、キル・ザ・キング等・・・私にとって「巨星落つ」って感じです。
コージー・パウエルが事故で亡くなった時も同じ様に凹んじゃいましたが・・・これで、リッチーがこの先、逝ったらと思うと・・・
スミマセン!ちょっと感傷的過ぎましたか・・・
これからも、色んな情報待ってます・・・では!
(さっきから「スターゲイザー」を聴きっぱなしです)
ロニー・ジェームス・デュオ・・・ああ、そうですか。
少し前に他の方のサイトで癌だということを知ったのですが、それからまだ間もないうちの死でした。
メタル通の人が「最高のヴォーカリストは?」の問いに、必ずといっていいほど挙げる一人でしたね。
ご冥福をお祈りします。
Avantasiaを聞き込まれているようで何よりです。
好き嫌いはあると思いますが、一部からは「早くも今年最高のアルバムが出た!」の声が出ています。
私も某サイトで年末に企画される「今年最高のアルバム」で、持ち点12点の殆どをこのアルバムに与えるような気がします。
それと今日はMASTERPLANのニューアルバム「Time to be king」の発売日です。
これも非常に楽しみです。
機会があればECLIPSEと併せて是非ご鑑賞下さい。