中バスは加賀地区大会の最終日。
敗者復活に回ったウチは、県大会出場の残り3枠を懸け野々市市のチームと対戦。
観客席のないコートでの試合となり、父兄はどこで応援したらいいものか、と迷った。
先生から「選手にプレッシャーが掛からないようにコートでの応援は遠慮して下さい」と言われ、座席のない結構な高さの二階から立ち応援となる。
試合開始。
ファーストシュートはウチが奪うも、その後は相手のディフェンスを崩せず押されながら試合が進む。
1Qは12-12の同点で終了。
ここで体育館の係の方から「ここでの観戦は危険ですので下に降りて下さい」と注意された。
相手の父兄はコートの周りに座って応援しているのだが、我々は先生に止められているので、別の場所で小さな窓越しから観戦することに。
2Qは相手が長身の選手を使った攻撃を連続で決め出し、点差が大きく開いてきた。
前半を終えて21-28とリードされた。
試合展開も芳しくなく、おまけに窓越しからの観戦はどうにも盛り上がらない。
ハーフタイム時、先生にコートで応援することをお願いしOKを貰った。
選手たちに「(すぐ近くの)そこで観るけど、緊張せんでエエしな」と声を掛ける。
父兄たちは嬉しそうにベンチの対面側に座り込む。
体育館の地べたに座っての観戦はミニ時代以来。
自分は当時の定位置、コートの真ん中にあるタイマー横で試合を見守る。
ビハインドは大きいが、今日は何故か負けを意識しなかった。
選手を信じて逆転をイメージできた。
後半開始。
徐々に攻撃のリズムを掴んできたが、相手もしぶとくシュートを決めて点差は一向に縮まらない。
前半から気になっていたが、今日は娘のシュートの精度が極端に悪く、ロング・ミドルシュートが一発も決まってない。
彼女のことだから調整を繰り返し「今度こそは」と打ってるのだろうが、微妙なタッチがズレてるのか、ことごとくリングに弾かれていた。
3Qは30-40と更に点差を離されて終了。
4Qに入っても暫くは6~8点リードされたまま試合が続くが、まだまだ諦める時間ではない。
選手たちの表情もいい。
残り4分を切ったあたりから連続してシュートが決まり出した。
相手の攻撃を1本守り切り、或いはパスカットし、奪ったボールでシュートを決める。
2~3点差に詰め寄ると気分的にはもう互角だった。
#6だったか#7だったか#9だったか・・・遂に逆転シュートが決まった。
ベンチと父兄の盛り上がりは最高潮。
いいのか悪いのか分からないが、自分たちの声が選手に直に伝わっている。
娘がバスカンを決めたフリースロー時に「落ち着いて1本決めろ!」と檄を飛ばした。
娘はボールをリングに当てることなく綺麗に決めた。
その後55-55の同点となり残り時間24秒、ウチのボールでタイムアウト。
攻撃の制限時間は24秒だから、残り時間を目一杯使ってワンシュートの攻撃ができる。
ベンチで先生がここら辺の説明をしていたように思える。
試合再開。
ボール何回も回して満を持して#5が突入!ディフェンスを掻い潜りシュート・・・これが外れた。
しかしリバウンドを#7がキャッチしシュート・・・これも外れる。
こぼれ球を#6が拾い上げた時に4Q終了のホイッスル。
#6がそのまま投げたボールがリングに吸い込まれた・・・が、しかし審判が無効のゼスチュアをして、父兄から大きな溜め息が漏れた。
延長戦突入だ。
一旦、選手はベンチに戻り休憩。
時間が設けられ一息つくが流れはウチにある。
延長戦は3分。
マイボールから幸先よくシュートが決まる。
4Q後半からだが相手のシュートが少しづつ外れ出している。
ウチさえ「決めなければいけないシュート」を外さなければ差をつけられる。
結局4本のシュートと1本のフリースローを決め、相手には得点を許さず9-0で終了。
64-55で勝った。
2年連続で県大会出場だ。
ベンチ、父兄席は狂喜乱舞。
今年一番の興奮試合だった。
今夜の夕食は文句なしに飲みに行きたい。
昼食は元喜家。
昨日「元喜家かほく店」での昼食を予定していたが、試合時間と駐車場の混み具合から断念。
今日は本店に伺う。
スッキリスープが美味い。
勝利後のラーメンは格別だ。
金沢市大額3-256 Tel:076-296-2425
夕食は「やまき」
酒量は多くなかったが、会話も弾み、美味い料理を思い切り楽しんだ。
娘たち選手のお蔭だ。皆ありがとさん。
小松市沖町ツ-38 Tel:0761-24-3038