吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

「私たちが土砂に埋まらないと動かないのか…」目の前に土砂の山 おびえる女性 その2

2024年07月06日 06時17分47秒 | 日記
 まずは驚いたことは土砂などの不法投棄を厳密に取り締まる条例や法律が曖昧なことです。
 一方では、我々医療関係のはなしですが、医療廃棄物では細かく法律で取り締まられています。区で行う無料の廃棄法もありますが、通常は有料ですが業者に収容してもらい最終処分してもらっています。
 以前知って驚いたのですが、有料イコール最終処分をしてもらうことの確約ではないということです。つまり有料で引き取ってもらうことは最終処分の責任も譲渡しているのだと思っていたら、そうではないのです。
 例えば悪徳業者が医療廃棄物を今回の事件のような他人の所有地に廃棄した場合、もしそこで医療廃棄物の中に排出医療機関の身元が分かるようなものが発見されたなら、罰せられるのは廃棄した業者ではなく、排出元の医療機関になるのです。排出者責任ということですね。