現場で、講習で教わったことを淡々と勇気なく普通にやれるように指導するのが応急手当講習指導の本筋だと思います。特に今回の窒息ではすぐに手当てを始めるべきか、救急車を待てる時間はあるのか、もし待てなければ次にどうしたらいいのかなどを流れ作業で体得することが必要で、そこには蛮勇は不要です。
例えば火事の現場で自分の危険を顧みず人を救助したというのは「勇気」です。しかし自分の安全は確保されている応急手当の現場では勇気は不必要です。しかも「応急手当を行って生じた結果について救護者には責任は問わない」という法律的擁護があります。
したがって現場において一般人の心肺蘇生などで応急手当に参加した人に授与される消防の表彰状に「あなたの勇気に・・・」という文言は早くなくなってほしいものです。あの文言で「え?勇気が必要なんだ、自分はそんな自信がないなあ」と応急手当に参加したい人の行動にブレーキがかかるようになったら本末転倒です。
例えば火事の現場で自分の危険を顧みず人を救助したというのは「勇気」です。しかし自分の安全は確保されている応急手当の現場では勇気は不必要です。しかも「応急手当を行って生じた結果について救護者には責任は問わない」という法律的擁護があります。
したがって現場において一般人の心肺蘇生などで応急手当に参加した人に授与される消防の表彰状に「あなたの勇気に・・・」という文言は早くなくなってほしいものです。あの文言で「え?勇気が必要なんだ、自分はそんな自信がないなあ」と応急手当に参加したい人の行動にブレーキがかかるようになったら本末転倒です。