吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

池袋母子死亡事故第3回公判 弁護側が車の不具合を主張「踏み間違えの過失は認められない」 その2

2020年12月25日 06時48分43秒 | 日記
 被告の「自分はブレーキを踏んでいた。車がおかしい」という陳述はとにかくすごい。周囲の目撃者の話からブレーキランプは点灯していなかったとあることなどからブレーキは踏んでおらずアクセルを踏み続けていることは間違いないだろう。
 でも裁判なのだから被告は好きなことを言えばよい。でもそこまで言うなら、自動車メーカーは意地でも自社の車の不具合があった可能性を否定するべきである。
 職人が心血を注いで作ったものに「車が突然壊れた。車が悪い」とクレームをつけられていることになる。職人の意地を見せてほしいのだがメーカーはまったくなんのアクションを起こさないのがもどかしい。
 意識調査をしていないので確信はないが、今回の被告の言う「ブレーキを踏んだら抜けるような感じで減速しなかった。踏んでいるところを目視確認したがブレーキペダルだった。車の故障であり私は全く悪くない」と言う証言であるが、おそらく国民のほぼ大多数が「信用していない」と思われる。
 自動車メーカーも、裁判結果を待ってもし無罪でも出たなら、動き始めるのかもしれない。いや今から動いてくれてもいいのであるが。