アジア諸国に行くと、まるで日本製かのようなロゴをつけた電化製品が安価に売られている。性能や耐久性は比べるまでもないらしい。日本製に模した製品は売れるらしい。しかしかつて高度成長期、日本の製品も米国製を模していた。性能も当時は一段低かったのかもしれない。しかしこれが改良を繰り返し、性能は格段に向上していつかは他国のオリジナルを凌駕するまでに発展したのである。今では「Made in Japan」のブランド性は高く、それなりの信用があるのである。たかだか100円ショップで購入した壊れやすいプラボトルの話から、生産国やら品質管理などの話に飛躍したが、日本製品はやはり自国で奨励し保護するべきなのである。食品、たとえば肉や野菜も安全安心が重要で、少し高くても日本産がいいのであろう。実はTPPが導入されると、医療の分野でも同じことが考えられる。諸外国から安い医療が流入する恐れがある。品質維持と経済性は<o:p></o:p> 同時に成立しない。これらはトレードオフになるのである。さて、日本がどちらの道を選ぶのかは今後の成り行き次第であるが。