スペイン、フランスの車窓とは全く違っていた。家、建物などが全然違う。一言でいうと、色があまりなかった。
列車から見える家々は廃墟と化したようなものもたくさんあった。建物の色はほとんど地面と同化するような色で、不思議な感じだった。
差がある、はっきり言って差がある。こういう経験は初めてだった。国境を越えるとこんな風に風景が変わるとは思ってもいなかった。
この当時の通過はまだユーロになっていなかった。そういうわけで、通貨も違う。
そうこうして、たどり着いた駅は、Portbou。Narbonneから約2時間、移動距離107km。ココまでの総移動距離約330km、エクサンプロヴァンスを出発してから6時間が経過していた。
さて、ここまではフランスの列車に乗ってきた。ここからバルセロナまではスペインの列車に乗って移動することになる。
車窓の風景から想像するに、暖房入りの列車よりひどいものが待っているのでは?とちょっと心配・・・。列車を待つ間に駅のカフェで何かを食べよう。とっても、スペインのお金ないな・・・。
私たちの乗る列車は・・・コレ?ものすごく綺麗でエアコンがよくきいた最新式の列車がホームに止まっていた。どうやら、これに乗るらしい。
目指すはスペイン・バルセロナ。国が変わればもちろん言葉が変わる。スペイン語が皆無にわからない浅リンと私は頭の上に?マークを浮かべていたに違いない。
そして、乗客の雰囲気も車窓の風景も全て変わった。楽器とスーツケースにより一層注意していないといけないのではないかと思った。言葉がわからないせいもあるが。
そうこうしていると、大きな白いサンタクロースが持つような袋を持った人が乗ってきた。日本語で何を話しててもわからないだろうと思い、何が入っているんだろうね~なんて話していた。
プ~ン・・・何の臭いかな??
・・・・にんにく?そうだったんです。白い袋にはにんにくがつまっていました。山のようなにんにくを布袋に入れて、電車に乗っているなんて、そうそう東京でめぐり合えるものではない。
さすがスペイン。もう、かなりぐったりしてきた。眠いし、疲れたし・・・。そんな体にムチをうちながら座席にすわり続ける。
ふ~。バルセロナ到着!portbouから169km、2時間30分の旅。
本日の総移動距離約600km、移動時間9時間時刻は夕方5時になろうとしていた。
ここで、またまたおのぼりさんになってしまった私は、てっきりサクラダファミリアなんかが見えるのかな~、なんて思っていたんです・・・。まあ、それは後ほど。
駅からタクシーに乗り、今夜の宿へ向かう。ここからは貧乏旅行!というわけで本日の宿は朝食付で1泊1人2千5百円!
それなりに楽しい旅になりそうだ。
タクシーで町を走っているうちにすっかりウキウキしてきた。
とにかく暑かったが、まあ、仕方がない。7月末のスペインだ。灼熱の太陽を楽しもう!
どうも同じような場所をグルグル回っていることに気がついた。なんと、運転手が宿の場所が分からなかったのだ。住所も地図も見せたのに・・・。まあ、そこはスペインだから。
やっとついたその宿は、さっきからグルグル回っていたplaza palacioにあった。そう、建物が独立した宿ではなかったので分からなかったのだ。一階は普通にいろいろなお店が入っていて、宿の入り口は全く目立たなかった。ロビーは・・・人が1人通れるくらいの幅、カウンター、プラス、椅子・植木。浅リンと私はものすごく大きいスーツケースに楽器、手荷物で登場。入り口をふさいでしまった。チェックインをし、階段を数段上ったところにエレベータが1つ。映画でしか見たことのない、門のようなものをガラガラ自分であけ、ガチャンとドアを開けて、金網の箱のようなものに乗る。ちょっと怖いけど、でもなんだか感動してしまった。
部屋へ行く途中、同じ階の大部屋の人たちがドアを開けていて、Helloと声を掛けてきた。バックパッカーが多いようだ。
部屋は木のドアの下に隙間が開いていた。何よりもびっくりしたのは、窓ガラスがない!壁に四角くあいた部分には木製の扉がついていた。そしてその木の窓を開けるとそこには、普通に洗濯物がたくさん干してあり、人々の生活の場であるということが伺えた。そう、建物の一部をどうやら宿にしているようだった。
暑い!そして、フランスに比べて湿度も少しあった。海がすぐそこにあるからかな?
クーラーは??・・・・ない。小さな扇風機が一台。それだけだった。
部屋の中の方が暑いことに気付いた私たちは、日没が9~10時でまだ明るいため、観光にでかけることにした。
列車から見える家々は廃墟と化したようなものもたくさんあった。建物の色はほとんど地面と同化するような色で、不思議な感じだった。
差がある、はっきり言って差がある。こういう経験は初めてだった。国境を越えるとこんな風に風景が変わるとは思ってもいなかった。
この当時の通過はまだユーロになっていなかった。そういうわけで、通貨も違う。
そうこうして、たどり着いた駅は、Portbou。Narbonneから約2時間、移動距離107km。ココまでの総移動距離約330km、エクサンプロヴァンスを出発してから6時間が経過していた。
さて、ここまではフランスの列車に乗ってきた。ここからバルセロナまではスペインの列車に乗って移動することになる。
車窓の風景から想像するに、暖房入りの列車よりひどいものが待っているのでは?とちょっと心配・・・。列車を待つ間に駅のカフェで何かを食べよう。とっても、スペインのお金ないな・・・。
私たちの乗る列車は・・・コレ?ものすごく綺麗でエアコンがよくきいた最新式の列車がホームに止まっていた。どうやら、これに乗るらしい。
目指すはスペイン・バルセロナ。国が変わればもちろん言葉が変わる。スペイン語が皆無にわからない浅リンと私は頭の上に?マークを浮かべていたに違いない。
そして、乗客の雰囲気も車窓の風景も全て変わった。楽器とスーツケースにより一層注意していないといけないのではないかと思った。言葉がわからないせいもあるが。
そうこうしていると、大きな白いサンタクロースが持つような袋を持った人が乗ってきた。日本語で何を話しててもわからないだろうと思い、何が入っているんだろうね~なんて話していた。
プ~ン・・・何の臭いかな??
・・・・にんにく?そうだったんです。白い袋にはにんにくがつまっていました。山のようなにんにくを布袋に入れて、電車に乗っているなんて、そうそう東京でめぐり合えるものではない。
さすがスペイン。もう、かなりぐったりしてきた。眠いし、疲れたし・・・。そんな体にムチをうちながら座席にすわり続ける。
ふ~。バルセロナ到着!portbouから169km、2時間30分の旅。
本日の総移動距離約600km、移動時間9時間時刻は夕方5時になろうとしていた。
ここで、またまたおのぼりさんになってしまった私は、てっきりサクラダファミリアなんかが見えるのかな~、なんて思っていたんです・・・。まあ、それは後ほど。
駅からタクシーに乗り、今夜の宿へ向かう。ここからは貧乏旅行!というわけで本日の宿は朝食付で1泊1人2千5百円!
それなりに楽しい旅になりそうだ。
タクシーで町を走っているうちにすっかりウキウキしてきた。
とにかく暑かったが、まあ、仕方がない。7月末のスペインだ。灼熱の太陽を楽しもう!
どうも同じような場所をグルグル回っていることに気がついた。なんと、運転手が宿の場所が分からなかったのだ。住所も地図も見せたのに・・・。まあ、そこはスペインだから。
やっとついたその宿は、さっきからグルグル回っていたplaza palacioにあった。そう、建物が独立した宿ではなかったので分からなかったのだ。一階は普通にいろいろなお店が入っていて、宿の入り口は全く目立たなかった。ロビーは・・・人が1人通れるくらいの幅、カウンター、プラス、椅子・植木。浅リンと私はものすごく大きいスーツケースに楽器、手荷物で登場。入り口をふさいでしまった。チェックインをし、階段を数段上ったところにエレベータが1つ。映画でしか見たことのない、門のようなものをガラガラ自分であけ、ガチャンとドアを開けて、金網の箱のようなものに乗る。ちょっと怖いけど、でもなんだか感動してしまった。
部屋へ行く途中、同じ階の大部屋の人たちがドアを開けていて、Helloと声を掛けてきた。バックパッカーが多いようだ。
部屋は木のドアの下に隙間が開いていた。何よりもびっくりしたのは、窓ガラスがない!壁に四角くあいた部分には木製の扉がついていた。そしてその木の窓を開けるとそこには、普通に洗濯物がたくさん干してあり、人々の生活の場であるということが伺えた。そう、建物の一部をどうやら宿にしているようだった。
暑い!そして、フランスに比べて湿度も少しあった。海がすぐそこにあるからかな?
クーラーは??・・・・ない。小さな扇風機が一台。それだけだった。
部屋の中の方が暑いことに気付いた私たちは、日没が9~10時でまだ明るいため、観光にでかけることにした。