My Favourite

旅と映画と音楽と・・・
Riezoの旅、映画、音楽等のBlog。

long day !

2005-08-24 23:55:28 | travel
 エクサンプロヴァンスでの贅沢な時間を過ごし、(お金をかけたという意味ではない。)いよいよスペインに向けて出発する。

 今日はとっても長い一日になりそうだ。朝8時、エクサンプロヴァンス駅発の列車に乗り込んだ。

 特急は使わず、ユーロパスだけを使い、国境を越え、バルセロナを目指す。南仏のこのルートには数々の有名な都市がある。

 今日の予定
8h00 aix-en-provence to Marseille st. charle
8h47 Marseille st. charle to Narbonne
12h15 Narbonne to Portbou
14h30 Portbou to Barcelona sants (Spain)16h45着

 青春18きっぷの旅といった感じだろうか?

 まずはマルセイユを目指す。港町として有名なこの町。青い空に海、丘の上にそびえる教会・・・テレビでみたことのあるような風景が広がっていた。フランスに来てから初めて海をみた。かつては治安が悪いと言われていたようだが、今はだいぶ良くなってきているそう。・・・移動距離40km

 マルセイユの駅で一回目の乗り換え。駅は大きくどの列車かわからず、多少迷ってしまった。乗り換え時間約5分。スーツケース、楽器を持って慌てて探す。

 ぎりぎりで乗り込んだ車両はいっぱい。2人がけの席は埋まっていた。浅リンと私は別々に座ることにした。

 偶然、日本人の隣の席になった。1人旅をしている20代の男性。実家が床屋さんだそうで、もうすぐ継がなくてはいけない。その前の最後の旅行なんです。ついでからは長期休暇はとれないから。と言っていた。彼は、これもなんかの縁ですからといって私たちと写真を撮ってた。

 目的地が違ったため、彼とは途中でお別れになった。

 さて、この列車のルートを追ってみよう。

 アルル・・・ゴッホの「跳ね橋」やビゼーの「アルルの女」などで有名なアルル。ゴッホの有名な「夜のカフェ」もそのまま残っている。かつてギリシア人が支配し、さらにローマ人がローマそのままの街づくりを。その後、西ゴート族やサラセン人が侵略したが、建築群は今も美しく残っている。

 アヴィニョン・・・城壁に囲まれた街は中世には巡礼路の要所。教皇も暮らした宗教上の中心地。旧市街の中心は法王庁。南仏らしく陽気で活気のある街だ。

 ニーム・・・フランス最古のローマ都市。かつての遺跡が数多く残り、保存状態もいい。この地域で思い出す方が多いであろう巨大な水道橋「Pont du gard(ポン デュ ギャール)」はニームとアヴィニョンのちょうど真ん中くらいにある。

 モンペリエ・・・この街からはプロヴァンス地方ではなく、ミディピレネー、ラングドックという地方になる。内陸に位置するが、水路を使った交易で栄えた街。この駅はとてもモダンできれいだった気がする・・・。

 Narbonne到着。マルセイユから約2時間30分、移動距離282km。エクサンプロヴァンスから4時間、総距離約320km。

 次回は、南仏の車窓を楽しみながら、列車はバルセロナへ向かいます。(世界の車窓風・・・)