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ネ・ウテルの探究
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七里の渡し

2017-12-22 | 日記
12月18日月曜日の13時32分
近鉄特急は桑名駅に着きました
改札でSFの風さんが迎えてくれました
案内をしていただき市内を徒歩で散策です
先ずは七里の渡しに向かいました
途中の九華公園に本田忠勝の銅像があります
本田忠勝は桑名藩10万石初代城主で
徳川の四天王と称され重鎮で活躍の人ですね
娘が真田家に嫁いだことであって
真田幸村の助命嘆願で苦労もしています
ドラマなどでもよく出てきましたね


桑名の渡しは七里の渡しと言われていますが
名古屋の熱田神宮のある処までの距離
七里約28kmの海路になっています
今は昔の面影も何にもありません
櫓のようなものが見えていますが
それは水門を総合的に管理する建物です
少しだけの松がありますが何時からの松でしょう
そしてここから四日市の方向に向かって
旧東海道の陸路が長く続いてゆきます







またこの渡しのすぐ横に由緒ある旅館があります
泉鏡花が歌行燈のモデルにした場所です
歌行燈の句碑も旅館も前に建っていますし
関係があるかどうかは定かではないですが
歌行燈というお店も近くにありましたよ









ここは木曽三川が集中している所です
木曽川、長良川、揖斐川の三つの川です
昔から洪水の多い地域としても有名です
江戸時代にはここの治水事業について
薩摩藩が行った記録があります
全工事費が40万両も掛かったようですが
幕府からは1万両の負担だけだったようで
薩摩藩は大きな損害を負うことになり
24名もの薩摩藩士が割腹などして
責任を取ってここに亡くなっています
何とも悲しい歴史の事実がここにもあります
途中のお寺でお墓にも行ってきました












寒風の七里の渡し人も見ず
コメント (24)
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