普段は、なかなか壊れることがないモニタが、突然死しました。
モニタは、BenQ E2200HDで、確か3年程前(?)に購入したものです。

自宅使用でしたので、それほど利用していなかった(平日に1時間程度の利用)のですが、突然、電源スイッチ(赤丸部分)を押しても、電源が入らなくなりました(正常なら、電源ランプ(緑)が点灯)。

予備知識として、モニタの電源関連の障害をネットで調べてみると、BenQの古い製品は、粗悪な電界コンデンサが使われており、頭頂部が膨張して、もっこり状態になっていたり、破裂していたり、または、スイッチングトランジスタ、パワートランジスタが壊れて導通(短絡)してしまっている例が多いとのこと。
早速分解です。
まず、足の底部のプラスチックの板を取り外します(モニタをひっくり返して、プラスチックのツメを引っかけて止めているだけですので、ツメを持ち上げて、外します。
次に、裏面の足とモニタの接続部のコの字型のプラスチックケースを取り外し、液晶画面本体と足を固定しているネジ3本を外して、足を
取り外します。
足が取れると、液晶本体だけとなります。
モニタの下部に、2つほど、マイナスドライバーを入れられるようなカギ穴があります。ここにドライバを差し込んでねじ開けます。

カギ穴の拡大写真

上下部分に、6ヶ所、内部から引っかけているツメがあますので、まず、下部のツメ6つを丁寧に外します。
この写真は、下部のツメを外したところの写真です。

左右の側面にも、同様なツメが4ヶ所ありますので、順次、ドライバで丁寧に外してゆきます。
全体が外れると、このように、裏蓋全体が外せます。

側面のツメを引っかける部分の写真

裏面が外れると、中身はこのようになっています。
■内部写真1

下左の赤枠が電源スイッチ部分、緑枠2ヶ所がスピーカー、青枠は、液晶パネルへの給電部分(?)、黄色枠のシールの下には、液晶パネルへの信号線、ピンク枠は、USB、イヤホンジャックへの線があります。
今回は予備知識から、電源周りのコンデンサ、トランジスタ類が故障(導通)していると推測して、まず、電源でへ直行してみます。
電源、液晶パネルの駆動回路は、黄色枠の鉄枠の中にありますので、これを外します。
この部分は、下部の赤枠にある2ヶ所のツメで引っかかっているだけで、他は、銀色のシール止めですので、外すのは簡単です。

下部2ヶ所のツメの拡大写真

黄色部分を外す前に、左側面にある、液晶パネルなどへの給電コード(?)を外します。(内部写真1の青枠部分)

(外したところ)
また、内部写真1の上部の黄色枠部分のシール下にある、液晶パネルへの信号線の外します。

信号線が接続された状態

信号線を取り外した状態

内部写真1のピンク枠部分の、ケーブル2本も外しておきます。
これで、裏面の金属パネルが取り外しできます。

裏面の金属パネル内にある、左側の基盤が電源基盤です。

2~3ヶ所のネジを取り外して、ひっくり返してみて、早速、コンデンサの膨張、パワートランジストの浮き(はんだ不良)、導通などを調べてみましたが、おかしそうなところはありませんでした。
おかしいなぁ。
ついでに、右側の基盤2つも取り外して、確認してみましたが、やはり、異常なし。
この状態で2日間、いろいろと基盤のチェックをしました.......が原因が特定できず....
またもや、迷宮に入ってしまいました。
3日目は、気持ちを変えて、再度、モニタの電源障害をいろいろ調べてみると、何と、電源スイッチ部分の部品が接触不良になり、電源が入らなくなるケースがある記事を発見。
早速電源部分(内部写真1の赤枠部分)を調べてみます。
ここですね。

基盤を外してみると、ありましたスイッチの部品が。

スイッチ面(基盤の右側から)から見た写真

見た目には、何ともなさそうなのですが、接点がスイッチの内部にあるようなので、隙間から、接点復活剤を吹きかけて、
綿棒でクリーニングします。
そして、元通りに直して、内部写真1の状態にまで戻します。ケーブルはすべて接続します。
少々危険ですが、この状態のまま、RGBケーブルと電源ケーブルを差し込んで、電源スイッチを押してみると.....
何と、あっさりと電源が入って、画面表示がされるではありません。

よかったー。
一時は、次のモニタも本気で検討していただけに、少し、もうけた感じです。
モニタの寿命を考えると、後3年は頑張ってもらわないと。
ということで、今回の修理は終了。
めでたし、めでたし。
モニタは、BenQ E2200HDで、確か3年程前(?)に購入したものです。

自宅使用でしたので、それほど利用していなかった(平日に1時間程度の利用)のですが、突然、電源スイッチ(赤丸部分)を押しても、電源が入らなくなりました(正常なら、電源ランプ(緑)が点灯)。

予備知識として、モニタの電源関連の障害をネットで調べてみると、BenQの古い製品は、粗悪な電界コンデンサが使われており、頭頂部が膨張して、もっこり状態になっていたり、破裂していたり、または、スイッチングトランジスタ、パワートランジスタが壊れて導通(短絡)してしまっている例が多いとのこと。
早速分解です。
まず、足の底部のプラスチックの板を取り外します(モニタをひっくり返して、プラスチックのツメを引っかけて止めているだけですので、ツメを持ち上げて、外します。
次に、裏面の足とモニタの接続部のコの字型のプラスチックケースを取り外し、液晶画面本体と足を固定しているネジ3本を外して、足を
取り外します。
足が取れると、液晶本体だけとなります。
モニタの下部に、2つほど、マイナスドライバーを入れられるようなカギ穴があります。ここにドライバを差し込んでねじ開けます。

カギ穴の拡大写真

上下部分に、6ヶ所、内部から引っかけているツメがあますので、まず、下部のツメ6つを丁寧に外します。
この写真は、下部のツメを外したところの写真です。

左右の側面にも、同様なツメが4ヶ所ありますので、順次、ドライバで丁寧に外してゆきます。
全体が外れると、このように、裏蓋全体が外せます。

側面のツメを引っかける部分の写真

裏面が外れると、中身はこのようになっています。
■内部写真1

下左の赤枠が電源スイッチ部分、緑枠2ヶ所がスピーカー、青枠は、液晶パネルへの給電部分(?)、黄色枠のシールの下には、液晶パネルへの信号線、ピンク枠は、USB、イヤホンジャックへの線があります。
今回は予備知識から、電源周りのコンデンサ、トランジスタ類が故障(導通)していると推測して、まず、電源でへ直行してみます。
電源、液晶パネルの駆動回路は、黄色枠の鉄枠の中にありますので、これを外します。
この部分は、下部の赤枠にある2ヶ所のツメで引っかかっているだけで、他は、銀色のシール止めですので、外すのは簡単です。

下部2ヶ所のツメの拡大写真

黄色部分を外す前に、左側面にある、液晶パネルなどへの給電コード(?)を外します。(内部写真1の青枠部分)


また、内部写真1の上部の黄色枠部分のシール下にある、液晶パネルへの信号線の外します。

信号線が接続された状態

信号線を取り外した状態

内部写真1のピンク枠部分の、ケーブル2本も外しておきます。
これで、裏面の金属パネルが取り外しできます。

裏面の金属パネル内にある、左側の基盤が電源基盤です。

2~3ヶ所のネジを取り外して、ひっくり返してみて、早速、コンデンサの膨張、パワートランジストの浮き(はんだ不良)、導通などを調べてみましたが、おかしそうなところはありませんでした。
おかしいなぁ。
ついでに、右側の基盤2つも取り外して、確認してみましたが、やはり、異常なし。
この状態で2日間、いろいろと基盤のチェックをしました.......が原因が特定できず....
またもや、迷宮に入ってしまいました。
3日目は、気持ちを変えて、再度、モニタの電源障害をいろいろ調べてみると、何と、電源スイッチ部分の部品が接触不良になり、電源が入らなくなるケースがある記事を発見。
早速電源部分(内部写真1の赤枠部分)を調べてみます。
ここですね。

基盤を外してみると、ありましたスイッチの部品が。

スイッチ面(基盤の右側から)から見た写真

見た目には、何ともなさそうなのですが、接点がスイッチの内部にあるようなので、隙間から、接点復活剤を吹きかけて、
綿棒でクリーニングします。
そして、元通りに直して、内部写真1の状態にまで戻します。ケーブルはすべて接続します。
少々危険ですが、この状態のまま、RGBケーブルと電源ケーブルを差し込んで、電源スイッチを押してみると.....
何と、あっさりと電源が入って、画面表示がされるではありません。

よかったー。
一時は、次のモニタも本気で検討していただけに、少し、もうけた感じです。
モニタの寿命を考えると、後3年は頑張ってもらわないと。
ということで、今回の修理は終了。
めでたし、めでたし。