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ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

九州の老舗へ ゆふいん麦酒(その3)

2018-08-21 06:55:01 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「ゆふいん麦酒」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

     

アルコール類はバイキング料金に含まれていませんので、別注文です。ビールのサイズは2種。種類は鉄板の4種類です(サーバーの所に種類が掲示)。

     

     

まずは淡色ヴァイツェンを頂きます。ザーツっぽいホップの爽快な香りと華やかなエステル香。モルトの旨味は控え目で、小麦の優しい味わい。しっかり酸味が引き締める。爽やかなホップの香りとエステル香に酸味が効いたウィートエールです。旨い。一杯目に最適。明らかにヴァイツェン酵母は使用していないと思われるオリジナルのヴァイツェンです。

     

     

お次は濃色ヴァイツェンを中ジョッキで。華やかなエステル香に、ほんのりロースト香。モルトの旨味は控え目で、小麦らしいスムースさ。酸味がしっかり締めくくる。ほんのりロースト香が香る、華やかなエステル香としっかり酸味のウェートエールです。旨い。

この定番ヴァイツェンが2種類あるところが、こちらの昔からの特徴なのです。定番でヴァイツェンが2種類あるところは、他に富士桜高原ビールぐらいではないでしょうか。

(続く)



ゆふいん山水館
大分県由布市湯布院町川南108-1
TEL:0977-84-2101 

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九州の老舗へ ゆふいん麦酒(その2)

2018-08-19 17:57:29 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「ゆふいん麦酒」の続きです。


醸造所併設レストラン「ゆふいん麦酒館」に到着。

     

     

     

どっしりと構えた個性的な建物です。「九州地麦酒発祥之地」と書いてあります。こちらに最初に訪問したのは20年以上前のこと。まだ夜の営業をされている頃でした。

     

お隣は経営元の旅館「ゆふいん山水館」。こちらでもビールを飲むことができます。ゆふいん麦酒館の営業時間外にはこちらがいいかもしれません。

     

     

入口には20周年記念の看板が。20年以上に渡って「ブレずに」同じスタイルを貫く醸造姿勢には感服致します。こちらはお昼の約3時間のバイキングの営業のみ。ハードルがやや高い営業スタイルです。

     

     

     

     

店内の様子。広々としたレストランフロアです。湯布院という土地柄、外国人団体客が次々と入ってきます。個人客はマイナーな存在です。フロアからは「お約束の」ガラス越しの醸造所の光景を拝むことができます。しかし、ビール飲んでいる人、ほとんどいません。中国系の人は食事の際にビール飲まないですね。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



ゆふいん山水館
大分県由布市湯布院町川南108-1
TEL:0977-84-2101 

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九州の老舗へ ゆふいん麦酒(その1)

2018-08-17 18:02:09 | ビール紀行(九州・沖縄)
九州の地ビール業界は地ビール解禁から大都市圏の地ビールとは違う味の趣向で発展してきました。一般的にはアメリカ系のIPAといったホッピーなビールが流行する中、そのような傾向には迎合しないのが特徴です。そんな九州の地ビールの中でも老舗中の老舗である大分県由布市の「ゆふいん麦酒」へのビール紀行をお送りします。ゆふいん麦酒は地ビール解禁の1994年に設立された九州第1号の醸造所で、既に20年以上の歴史を有します。観光客向けのいわゆる「お土産ビール」をビジネスモデルとしてきましたが、それは今も揺らぐことなく、硬派にそれを貫いています。そのような側面が逆に「ビールが旅をしない」という特徴につながり、基本的に湯布院に行かないと飲めないビールとしての魅力を持っています(実際のところ、湯布院以外でも大分県内では提供)。ビールのスタイルはドイツやイギリス系が中心。といっても創業時の技術指導がサッポロビールなので、ヴァイツェンはオリジナルと言っていいでしょう。ビールのラインナップはほぼ創業時と変わらず、「ブレず」に貫かれていることに敬意を表します。ビールは由布市内の各地で販売されていますが、経営元の旅館「ゆふいん山水館」の敷地内にある醸造所併設レストラン「ゆふいん麦酒館」が格別。大分の地のものを取り入れたバイキングとともに、ケグ出しのゆふいん麦酒を楽しむことができます(ゆふいん麦酒館はお昼のみの営業なので注意)。醸造所へのアクセスですが、JR九大本線の由布院駅から徒歩約5分。湯布院を訪れたら、訪問しておきたい醸造所です。

     

     

JR久大本線で由布院駅に到着。現在は博多から特急でそして車内でゆふいん麦酒を飲みながら来ることができるでしょう。

     

     

     

駅から続く温泉街を醸造所に向けて歩いて行きます。その先には由布岳の雄姿が。

     

     

     

途中左折し、しばらく歩くと、左手に「麦酒」の看板が。

     

そしていつもの醸造所が左手に。到着です。

(続く)



ゆふいん山水館
大分県由布市湯布院町川南108-1
TEL:0977-84-2101 

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ビール紀行家の夏休み2018(その3)

2018-08-15 19:00:17 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回に引き続き、ビール紀行家の夏休みの一シーンをお送ります。お次は場所が変わって、西日本のとある町で。詳細はご想像でお楽しみ下さい。

     

     

最も敬愛するピルスナーを頂きました!昔のように突き抜ける旨さでは無くなりましたが、それでも日本一のラガービールと言っても過言ではありません。

     

     

     

自家製のハム・ソーセージとともに。特にハムは絶品の美味さです。

     

場所は変わりますが、その敬愛するビールがこちらではテイクアウトで頂けます。黒いのはスモーク(ラオホラガー)、ハム屋さんなので自家燻製モルトです。こちらも絶品。

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いざ行縢山の麓へ ひでじビール(最終回)

2018-08-08 07:05:09 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「ひでじビール」の続きです。


次に頂いたのは「今月の蔵出し」ビールの「このはなさくや」。

     

     

地元の酒造会社とのコラボで宮崎県産の酒米を原料に使用し、日本酒酵母とビール酵母で発酵させた興味深いビールです。この手のビール独特のお酒のようなエステル香。モルトの旨味はしっかりで、清酒酵母によると思われる酸味が心地よく効く。酒米と清酒酵母による独特な香りと酸味が特徴のハイブリッドビールです。ラガーなのでしつこくなく、上手くまとまっている模様。激しく旨い!絶妙なまとまり方です。さすが。

     

     

次は花のホワイトヴァイスを頂きました。オレンジピールとコリアンダーシードによるお菓子のような繊細で素敵な香り。モルトの旨味はやや控え目ながら、小麦の優しい味わい。コリアンダーシードのスパイシーさと酸味が最後に締めくくる。副原料の繊細で素敵な香りとスパイシーながら優しい味わいが特徴のベルジャンホワイトです。旨い!唯一無二。

     

     

最後は月のダークラガーで締め。適度で心地よいロースト香と甘いエステル香。モルトの旨味はしっかり濃厚ながら滑らかで優しい。ホップの苦味がモルトの旨味をしっかり支えるように効く。旨い!心地よいロースト香と優しいモルトの旨味が特徴のシュバルツです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、全体的に自家培養の酵母によるエステル香が素敵に香るバランスのとれたビールという印象。そのような特徴のこちらのビールはあまり旅をさせずに、ここ宮崎で頂くのがベストかもしれません。旅の疲れを全てかき消してくれるそんなビールです。直営レストランもありますし、旨いビールを求めて延岡に旅をしましょう。

行縢山の雄姿を眺めながらのビール、最高です。ブルワーさま、この度の訪問では色々とお話をお聞かせいただき、有難うございました。

     

また来ることを誓って帰路へ。



宮崎ひでじビール
宮崎県延岡市むかばき町747-58
TEL:0982-39-0090

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いざ行縢山の麓へ ひでじビール(その3)

2018-08-06 05:00:28 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「ひでじビール」の続きです。


醸造所の建物内の様子。

     

     

     

こちらではひでじビール各種の販売をしています。定番ものはもとより、ハイアコールのビンテージものなど、なかなかお目にかかれないビールが色々とありました。特に冷蔵不要の瓶ビールはお土産に便利。

     

     

こちらは賞状類やビールのボトルの展示コーナー。この中に過去のひでじビールの懐かしいボトルがありました。

     

     

最初は太陽のラガーをボトルを購入して頂きます。爽快なホップの香りと心地よいエステル香。ビールが旅をしていない、フレッシュさを感じます。モルトの旨味はやや控え目で、ホップの心地よい苦味と酸味が効く。心地よいフレッシュなエステル香が特徴のオリジナルラガーです。旨い!ポイントは自家培養酵母でしょうか。

     

     

お次は森閑のペールエール。柑橘系のホップの香りとモルトのやや濃厚な香り。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味もしっかり。酸味のアクセント。柑橘系のホップの香りとモルトの濃厚な香りが特徴のペールエールです。アメリカンではないところも良し。旨い!

(続く)



宮崎ひでじビール
宮崎県延岡市むかばき町747-58
TEL:0982-39-0090

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いざ行縢山の麓へ ひでじビール(その2)

2018-08-04 23:30:28 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「ひでじビール」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

     

行縢山をバックに鎮座する醸造所。昔から引き継ぐ埴輪のマークがシンボルです。

     

     

醸造所の建物とは別に、敷地内に新しい建物ができていました。こちらは事務所兼倉庫だったと思います。その前にはこれから使用されるであろう新しいケグが山積みになっていました。

     

     

     

醸造所の建物の中に入ると横に長い空間になっていて、正面にガラス越しに醸造設備を眺めることができます。

     

     

ガラスから中を見ると手前が仕込みの設備で、その奥に数多くの発酵タンクが確認できます。ブルワーさんによると、1KLの発酵・貯酒タンクが13基、2KLのタンクが10基、そして6KLのタンクが6基あるとのこと!とんでもない醸造規模です。

(続く)



宮崎ひでじビール
宮崎県延岡市むかばき町747-58
TEL:0982-39-0090

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いざ行縢山の麓へ ひでじビール(その1)

2018-08-02 17:48:11 | ビール紀行(九州・沖縄)
宮崎県延岡市の「ひでじビール」と言えば、長い歴史と実力を兼ね備えた九州の地ビールの雄。さらに味に磨きをかけ、近年では宮崎の農産物にこだわったビール造りをますます加速させています。宮崎でのホップ栽培も始め、オール宮崎産ビールを目指されています。ビールのスタイルは鉄板のラガーをベースに各種エールビールを展開。自家培養酵母を使用する確かな技術を基に、オリジナルなビールを醸造されています。醸造所は延岡市郊外の行縢山の麓という、自然豊かなロケーションにあり、そこで頂くビールは格別。飲食施設はなく、瓶ビールの販売しかありませんが、地ビール好きなら一度は行ってみたい醸造所の一つと言えるでしょう。食事とともにじっくりビールを楽しみたいなら、延岡市内に直営店が2店舗あるのでそちらのチョイスがいいでしょう。醸造所へのアクセスですが、これが非常に厳しい。醸造所近くを通るバス路線がありますが、一日3往復程度。日本有数の秘境系の醸造所でもあります。

     

     

     

JR日豊本線で延岡駅に到着。ここから大分方面は普通電車の本数が極めて少ない秘境路線。

     

     

延岡駅と駅前の様子。前回訪問した3年年前とは違い、駅舎のリニュアールされていました。

     

駅前にあるバスターミナルから醸造所方面のバスに乗ります。

     

     

     

バスは延岡市街地を抜け郊外の川沿いの道へ。そしていよいよ行縢山方面へ。

     

     

バスはフリー乗降区間なので、運転手さんに「ひでじビール」と伝えると、最寄りの分岐点で止めてくれました。

     

     

バス道から分岐を進むと、「宮崎ひでじビール 行縢醸造所」の看板が。到着です。

(続く)



宮崎ひでじビール
宮崎県延岡市むかばき町747-58
TEL:0982-39-0090

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新しいブルワーへ 不知火浪漫麦酒(最終回)

2017-09-10 22:47:18 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「不知火浪漫麦酒」の続きです。


次に頂いたビールはケセラセラ(ハニーエール)です。

     

     

ほんのりモルトの香りとホップの穏やかな干し草系の香り。モルトの旨味は控え目で、ホップの苦味は意外としっかり。ほんのりハチミツ風味。穏やかなホップの香りと、どこかしらハチミツの香りを感じるハニーエールです。旨い。以前よりもドライになった印象。

     

     

肉系の料理を注文。こちらは「イベリコ豚のソテー・ジンジャーソース」です。まあまあ厚みがあって大きい。ソテーしたお肉は香ばしい香り。優しいジンジャーソースがまとわって美味しい。ソースは脇役、お肉の風味や味わいが主役。

     

     

そしてこちらで必ず注文したい「農場風パエリア」が到着。大皿で炊きあげるパエリアは色んな食材の味が染み込んで美味しい。これを食べずには帰れません。多い場合は大皿で一度に50人分作るそうです。

     

     

最後にお試しセットでもう一度味の確認。おつまみとしてカツオのたたきが付いてきました。

今回はこれにて終了。今回頂いたビール、新しいブルワーに交代して、また違う印象。全体的に香り控え目で、ドライでさっぱりになったような気がします。特にアンバーエールはシナモン系の香りがする、面白い仕上がりです。交代してまだ間もないので、これからの進化が楽しみな醸造所です。それにしても料理は相変わらず美味しい。次はバレンシア館かな。

食事の後、ブルワーさんのご厚意で醸造所を見せていただきました。

     

こちらは仕込みの設備。ガラス越しに見るのとは違って、美しく存在感があります。仕込みの規模は1000L。

     

     

     

こちらは発酵・貯酒のタンクが並ぶスペース。発酵タンク4つに、貯酒タンク7つという、ゴージャスな設備。しかしながら、故障等で使えるのはそれぞれ2タンクとのこと。操業開始から約20年になると設備に問題が出てくるようで、他の醸造所でも事情は同様のようです。

ブルワー様、色々とお世話になり、有難うございました。また伺います。

     

売店では瓶製品も販売しています。ちなみに熊本城の城彩苑には福田農場の支店があり、ビールを飲むことができます。熊本市内を訪れたら是非。



福田農場
熊本県水俣市湯の児台地
TEL:0966-63-3900 

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新しいブルワーへ 不知火浪漫麦酒(その4)

2017-09-08 09:04:51 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「不知火浪漫麦酒」の続きです。


フードのメニューです。

     

     

     

     

完璧なスペイン料理というわけではありませんが、ありきたりではない料理が並び好印象。しかもどれも美味しいのです。パエリアは必ず注文するとして、他に何をチョイスするか悩みます。

     

     

注文したのは「芦北産ちりめんじゃことサラダ玉葱の和風サラダ」です。このボリューム、そして唯一無二のサラダ。

     

このサラダにこの自家製のフルーツぽん酢をたっぷりかけて頂きます。フルーツぽん酢の甘いフルーツ感が爽やかで良い。玉ねぎはシャクシャクで、辛くなく優しい。美味しいです。

     

     

次に頂いたビールはカルメン(アンバーエール)です。シナモンのようなグラッシーなホップの香りとモルトのやや豊潤な香り。モルトの旨味はややしっかりで、ホップの苦味がしっかり効く。シナモン系のホップの香りと苦味がしっかり効く、ドライな印象を受けるアンバーエールです。旨い!いいね。

(続く)



福田農場
熊本県水俣市湯の児台地
TEL:0966-63-3900 

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