8月4日(日)。
この日の午後から、現在、資料館で開催中の企画展、
「古山浩一 万年筆画の世界 稲敷市を描く」展の
関連講座と致しまして、
「万年筆画体験教室」の第1回目が開催されました。
講師は、稲敷市月出里にお住まいの古山浩一先生です。
参加者は20名ほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d6/a131c0b16997fdd9e6ddd6f8639948ff.jpg)
まずは今回使用する万年筆、「ふでdeまんねん」の
取扱説明と、インクカートリッジを入れる方法の
説明を受けます。
ちゃんと取り扱わないと、折角買った万年筆が壊れてしまいます。
普通の万年筆のインクでは、色あせしてしまうので
絵画作品には使えません。
そこで、セーラーの「極黒」を使います。
これでないと、一生懸命描いた絵も消えてしまうそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e1/3b8bf9fa0af6253bf010ca92dc4e81a7.jpg)
さて、皆さん、自分で万年筆にインクを入れてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/1d/79c97e09be58e7f850b7c80874377117.jpg)
ここで、古山先生のワンポイント万年筆画アドバイス!!
距離感の出し方や明暗の付け方など。
さすが元教員!!
受講生をグイグイと惹き付ける話しぶりはさすがです!
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今回は、古山先生がヨーロッパスケッチ旅行の際に撮って来た
写真を元に万年筆で描いてみます。
まず最初に、古山先生が万年筆の特性を踏まえて、
解説をしてくれながら実演してくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ed/9fcc75b56765fb718b41a17b76e43de5.jpg)
古山先生の説明の後、早速、皆さん描いてみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/36/9dba36bfafd35aaef51e458777752c3c.jpg)
今回は写真を見て描きます。
ですから、タテヨコの比率は、自分の目を信じずに、
物差しを当てるなどして、ちゃんと測って描いてみる!
そうすると、絵が遠近法で破たん無くまとまるので、
上達の早道!とは、講師の受け売りです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/1b/1306847b26e344ad29621814e8039030.jpg)
古山先生のアドバイスと手直しが入ります!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/c4/85da5d62bfc0fe30294b609b920b4b72.jpg)
こちらも!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/5c/a58748e986a051c7abf5b6efa2d106ad.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/83/a799f3c97efb317b09714c5678941b4b.jpg)
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アシスタントさんも活躍します!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/bb/ce42bffedd4c533f31339903b5eef30e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ce/3d30b0b41a23529204e56d0a4b044853.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/a2/fe41b09f7a398226fbd3372a9bab6168.jpg)
さて、大分作品も仕上がって来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/39/25b51a7ff0ccc3f164cfcd037cae880b.jpg)
こちらは水ペンにて、水彩による着色です。
気持ち良さそうに筆が進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/13/6728a25238519e1ddb5e1aa36c38433d.jpg)
こちらは色鉛筆ですが、色が入ると、
作品がとても素晴らしくなります!
お見事!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/59/4fbc6736cca1a031539ebe41b7d85008.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/f9/34013d4ed990b1dd7eae640d169c9336.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/d1/52b0180b2ced16f418cb073244ab957f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/a8/3c8cb42651748f155f572d039ff0b6d4.jpg)
そして、最後に古山先生のチェックと手直しが
入ると、作品が見違えるように立体的になります!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/1c/141b250acb69f4287ea70c5bae81dd38.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/19/56cf0bbcbc4d129d1e7e4435a6c2670c.jpg)
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さすが古山先生は、万年筆画のパイオニア!!
古山先生の描く万年筆の線は、
緩急、強弱、自在!!
毛筆と違って、万年筆で水墨画のように描くのは、
とっても難しいのです!
今回は、万年筆画体験の第一回目ということで、
ほんのサワリの部分だけでしたが、古山先生の
軽快なトークと理論的な解説、そして確かな指導に、
参加者の皆さんにも、とても満足して頂けたようです。
講師の古山先生からは…
「今回の参加者の皆さんは、全体的にとても筋がイイですねぇ!」
とのお褒めの言葉を頂きましたし、
「はがきサイズを、毎日1枚ずつ描き続けたら、
凄い上達するんじゃないですか?」
といった言葉も聞かれました。
創作活動、というと何か大変なことのように思えますが、
皆さん気楽に、充実した自由時間を過ごされたと思います。
やはり、「何かを作る」ということは、楽しいですね!
是非、また第二回目でも、心地良い時間をお過ごし下さい。