60代 スッキリ行こう🐦

還暦過ぎた!
これからも、心の向くままケセラセラ。

玉音放送を作った男たち

2015-08-03 10:16:41 | 日々雑記

数日前にBSプレミアムで放送された
玉音放送を作った男たち」を見た。

今度公開される映画「日本の一番長い日」も同じ題材のようだけど、
終戦の日の前から当日の物語。



これを見て、一番驚いたのは
宮城事件」と言われる玉音放送の前日深夜から、戦争継続を図ったクーデター未遂事件。

そんなギリギリまで、「一億総玉砕」を唱えてた人達がいたなんて。。。


戦争のこと、番組などは、あまり興味がなかった・・というか、
見たくなかった。ずっと。。。



でも、最近の集団自衛権の問題などで、いったい日本人は
どうして、あんな悲惨な戦争をしたんだろう。。と思い、

断片的な、長年の無意識、かつ少しずつの知識の積み重ねの上に
ちょっと意識的に、あの頃のことを見聞きしてみると。。。

狂信的な強気の恐ろしさ。
全体主義の理不尽さ。

その結果の

本当に悲しい、一億総玉砕的な
火の玉、日本が改めて見えてくる。


父も最後に予科練にいたと聞いた気がする。
あのクーデターが成功して、玉音放送がはばまれ、本土決戦になり、残りの予科練生が
特攻隊で、出撃していたら・・・と思うと、

思いつめた狂気の怖さに、身が凍る思いがする。



切腹に見えるように、
人の命より、体面、名誉を尊ぶ。
そういう気性が、日本人には脈々と受け継がれているのは
絶対に確かなんだと、つくづく思う。


やむにやまれぬ事情など、言えばいつでもあるものだ。
自分の命を捧げる気持ちがあったとしても、他人の命までも軽く扱う事は許されることではないし、

そもそも、簡単に命を捧げるなんて発想は、幼稚で未開の野蛮な時代と国の発想!!
全然、脳みそ使われてない!!



今の日本でも同じかも。
ただただ、一生懸命やれ、命を削れ・・では・・
自罰的な生き方をほめたたえることになり、
何も変わりはしない気がする。。。。





いずれにしても、
生きる事の意味を大切に考えたくなる、8月です。


暑さに負けないでいましょうねえ!!











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