昨晩から、腰をすえて読みだした
「櫂」が、面白くて面白くて、
今日は、買い物に少し出かけただけで、
部屋にこもって、
一気に読み上げた。
いやあ、
なんだろう。。(((o(*゜▽゜*)o)))
土佐の昔の、特別な世界の事ながら、
世界中で通じる、普遍なもの。
人が生きる事の真髄を
テンポの良い文体で書き上げ、
人の心を揺さぶる作品。
女の子を売る親とお店の仲立ちをするという、
好きになれない商売に、
どうやっても媚びが売れない
妻の喜和の不器用さを見るにつけ、
ただ器用なだけな者の、弱さを思う。
いやあ、
考えさせられる~。
宮尾さんの、子供の頃は
まだ、こんな時代。
人権も、民主主義も影も形もない時代。
そして、それを誰もが
そんなもんやと人ごとと諦めて、
自分の日々の暮らしがたてば、それでよしとしている。
ううん。。(ー ー;)
今もほんまは
そんな感じちゃうかな。日本は!
しかし、宮尾さんご自身と思われる
「綾子」には胸を救われる。
言いたい事をはっきり言って、
一歩もひかない「綾子」は
この次、どうなるの~??
「櫂」は喜和目線
次の「春燈」は、綾子目線。
ううん~!楽しみ~、はよ次読まな!!
(≧∇≦)