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旅のお誘い ~今日の一枚~ redchilipadi

思い出の写真とともに旅の足跡をプレイバック。
撮影場所のGoogle Mapを見てたら、きっと行きたくなります!

#168 メコンデルタのマングローブの森 ベトナム南部ミトー

2016-06-16 | ★アジア


1999年9月撮影

#168 Thành phố Mỹ Tho Mekong Delta VN

メコン河は、中国の青海省チベットに源があり、
中国雲南省、タイ・ラオス国境、カンボジア・ベトナムを通り南シナ海に至る、4,000kmの大河。
その河口のデルタ(三角州)は広大で、カンボジア東南部まで含まれます。
河口地帯は、地図の上ではベトナムですが、
古くからカンボジアの王朝クメールの土地なのだそうです。

そのメコン・デルタの町ミトーは、ホーチミンシティ(サイゴン)から日帰りで行ける観光地。
広大なメコン川の中州のトイソン島(Cồn Thới Sơn)をめざし、
マングローブの森を手漕ぎボードで進みます。

マングローブとは、亜熱帯の汽水域に広がる湿地の森林地帯。
雨が多いので樹木が密生し、コケやシダ類に覆われ
地面は、泥がたまりやすく酸素が少ないので、木々の根っこが地表に出て暴れています。
昼でも暗い、ちょっと怖いおとぎ話のような世界。

メコン河は茶色に濁り、どのくらい深いのか全くわかりません。
水面は、泥の色で覆われていますが、
川の深い部分は意外と澄んでいるのだそうですよ。

午後のひと時、水を分ける櫂の音は子守歌のよう。
時折、強い日差しが大きなシダの葉影から漏れてきます。



My record ・・・次の旅のために・・・ 

  撮影場所は、中洲のトイソン島 by Google Map
  日本からH.C.M.Cへ直行便
  現地旅行社のガイド&車で70㎞(1時間半)
  Sheraton Saigon Hotel & Towers
  (advice) デルタを巡るボートは、中洲の果樹園の木陰のテラスで一休み。
   ベトナム名産の、ショッキングピンクの果物ドラゴンフルーツや八朔のような柑橘をいただきます。
   まずは、冷たく、ジューシーな果肉で喉を潤し、
   そのあと、温かいお茶と、生姜の砂糖漬けで、疲労を回復。
   果樹園は、エアコンなど不要。涼しい風がそよそよと吹いています。
   きっとイメージ通りの東南アジアの旅が楽しめますよ。


#147 東インド会社時代のコロニアルな教会 マラッカ

2016-05-26 | ★アジア


2010年4月撮影

#147 Christ Church Malacca

近くて遠い国、マレーシア。
マレーシアといえば、赤道近くの半島をイメージし、
ゴムと錫のプランテーションの国、ぐらいしか知らなかったのですが、
実は、マレー半島だけではなく、ボルネオ島北部にまたがる国、
連邦直轄領と13の州から構成され、その内、9つの州にはスルタン(国王)がいて、
輪番でマレーシアの国王を務める仕組みがあり、なんと国教はイスラム教。

植民地時代の旧宗主国はイギリスで、現在も、英連邦(the Commonwealth)に所属。
プラナカン(海峡華人)と呼ばれる中国系とその混血のババ(男)、ニョニャ(女)と呼ばれる
人々の独特の文化もある、
などなど、私の場合、結構知らないことがたくさんありました。

そんな中でも、マラッカは、東西交通の要衝マラッカ海峡に面する港湾都市。
15世紀、香辛料貿易の中継地でしたが、長くポルトガル、オランダ、イギリスの領土で、
また第二次世界大戦中は日本軍が占領していたこともあります。
マラッカの古い建物には、ポルトガル、オランダ、イギリスの名残があり、
エキゾチックな雰囲気の歴史地区は世界遺産に登録されています。

My record ・・・次の旅のために・・・ 

  撮影場所は、Christ Church by Google Map
  日本からシンガポールへ。シンガポールからAir AsiaでKLへ。
  KLからマラッカまで車で150km(2時間弱)。 
   Gemas(マラッカ近郊)からシンガポールまで鉄道で4時間(車の場合は、250㎞、3時間)
  Holiday Inn Melaka(1992年) 2010年はKLとS'poreに宿泊
  (advice) ポルトガル時代に建てられたは、カトリック教会。
   オランダの植民地時代に建てられたChrist Churchは、プロテスタント教会。
   写真右端の赤い長屋や、スタダイズ(Stadthuys)と呼ばれている市政関係の建物。

   2008年の連続テレビドラマ The Little Nyonyaでニョニャの物語が話題になり、
   当時の文化や生活がクローズアップ。観光スポットも整備され大人気。
   1992年に初めてマラッカを訪れた時は、埃っぽい、何もない町、という印象だったのですが、    
   2010年の再訪では、見どころがたくさんある、興味の尽きない町に様変りしていました。 


#140 リセの記憶遺産 プノンペン

2016-05-19 | ★アジア


1996年12月撮影

#140 Tuol Sleng, Choeung Ek Phnom Penh KH

カンボジアのクメール・ルージュの活動は1968~1996年。
1993年にカンボジア国民議会選挙で民主政権が誕生する迄の20年間、カンボジアは内戦状態でした。
75年サイゴンが陥落してベトナム戦争が終結した頃、
隣国のカンボジアに戦禍は広まり、
カンボジア・ベトナム戦争、中越戦争に発展(第三次インドシナ戦争)
その後、カンボジア内戦は、1993年6月の国連監視下の総選挙まで続きました。

TVや新聞で毎日のように取り上げられていたベトナム戦争の影で、
日本からそう遠くない地で、別の戦争があり、
しかも、そのさなかに大量虐殺があったなど、当時の私は恥ずかしながら全く知りませんでした。

カンボジアに旅行に行く前に手にした本多勝一の『戦場の村』で、さまざまな事実を知り、
半信半疑の気持ちで、プノンペンに向かったのでした。

S21は、クメール・ルージュに設けられた政治犯収容所の暗号名。
カンボジアがフランス植民地時代の高校(リセ)の校舎を利用したもので、
現在は地名を取ってトゥール・スレン(Tuol Sleng)と呼ばれ、犯罪博物館として公開されています。
2年9ヶ月の間に2万人が収容され、そのうち生還できたのは10人未満。


そのS21に付属する刑場は、プノンペンから17km離れたところにあり、
キリング・フィールド(The Killing Fields)で知られています。
クメール・ルージュのポル・ポト政権下で、大量虐殺が行われた刑場にも足をのばしました。
生暖かい風が吹いていたこと、
Tシャツの切れ端、髪の毛、爪らしきものが地面に露出していたことが、
強く、記憶に残っています。2003年UNESCOの記憶遺産に登録。



My record ・・・次の旅のために・・・ 

  撮影場所は、S21(トゥール・スレン) キリングフィールド(チュンエク) by Google Map
  シンガポールからバンコク経由プノンペン
  Choeung Ekまで15㎞
  Le Grand Palais Boutique Hotel
  (advice) シンガポールに住んでいた頃、金曜日の夜、会社帰りに空港へ直行し、
   週末は近隣の国に滞在し、日曜日の夜帰国する、といった週末を楽しんでいた時期がありました。
   タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムと、結構あちこち行けたのですが、
   カンボジアは近くて遠い国でした。距離は1000㎞、今だと2時間弱で着く国にもかかわらず。

   96年当時は、まだPKOだの、地雷撤去だの話題になっていた時期で、
   漠然とアンコールワットに行きたいと思っても、首都プノンペンからどうやって行けばよいのか、
   シェムレアプに到着してからドライバーやガイドの手配はどうするか?
   なによりも安全なのか? と。
   そのような中、ふとしたことで、プノンペンの負の遺産を直視することになり、
   いつもと全く違う、忘れられない旅行となりました。


#112 ライオンシティ、ウォーターフロント in '90

2016-04-21 | ★アジア


1887年3月撮影

#112 Battery Road Singapore

昔、私は地球儀が大好きで、長い時間眺めていたものでした。
社会人になってからシンガポールに転居することになり、
あらためて地球儀を廻して見たところ、、、シンガポールが見つからない!

小さな地球儀だと、赤道の太い線の下に隠れてしまうぐらい
シンガポールは、赤道直下の、小さな国なのです。

ちなみに、この写真、中央の橋はケーブナッハ・ブリッジ。
こんもりした木々の背後の建物はGPO(中央郵便局)、
左の白い像(噴水)は、マー・ライオン像。その左に艀。
昔、この界隈は船の積み荷を上げ下ろしする人夫(クーリー)で賑わっていたところです。
そして橋の後ろのこげ茶のビル(スタンダードチャータードバンクビル)にオフィスがあり、
毎日通っていました。

世界の動きに敏感で、(当時)Lee Kuan Yew,という卓越した指導者のもと、
脅威の経済発展をとげ、先進国の仲間入りをしたシンガポール。
写真のウォーターフロントの景色も、今は様変わりしてしまっているに違いありません。 



My record ・・・次の旅のために・・・ 

  撮影場所は、マーライオンの対岸 by Google Map
  (advice) 空港から市内までMRT(地下鉄)が便利で、
   狭い島内(淡路島とほぼ同じ大きさ)を地下鉄やタクシーで縦横無尽に移動することができます。
   タクシーは安くて便利なので、One Meter, Two Meters、遠慮せずどんどん活用しましょう。
   毎日暑いのでできるだけ歩かないように!

   トランジットの場合は、巨大空港の中で過ごすのも良いですが、
   イミグレーションを出て、気軽にタクシーで空港からダウンタウンまで行き、
   ちょっとだけシンガポールに触れるのもお薦め。

   近代的な都市国家のイメージが強く、ホテルもショッピングアーケードも日本と変わらぬ品揃えだけど
   一歩住宅エリアに近づくと、素朴な庶民の暮らしに接することができます。
   食べ物は、とてもコズモポリタンで、中華料理はもちろん、マレー半島のニョニャ料理、インド料理。
   さらに、中華料理と一口にいっても、福建、広東、潮州、四川、客家とよりどりみどり。
   ホテルのハイティや点心にもきっと満足するでしょう。 
   高級レストランから、庶民のホーカーまで、お食事三昧を!  
 


#091 スターフェリーでヴィクトリア湾を行く 香港

2016-03-31 | ★アジア


2007年3月撮影
香港島と本土側の九龍を結ぶ有名なフェリーは、乗船時間がわずか5分。
だが船上から眺める高層ビル群の景色は圧巻。
とくに夕日が沈むころはおすすめ。(p16)

いつかは行きたい 一生に一度だけの旅BEST500コンパクト版
イアン・アレクサンダーほか
日経ナショナルジオグラフィック社
2009-12-10



#091 Star Ferry HongKong CN

香港、九龍半島と香港島の間には、2つの橋があり、海底を地下鉄や自動車道も通っているので
わざわざフェリーに乗ることはないかもしれないけれど、
いつか乗ってみたいと思っていました。

1888年に設立、当時は、阿片戦争(1840~42年)後で、香港はイギリスの植民地支配下にありました。
途中運休していた時期もあったとのことですが、100年以上の歴史があります。
香港の激動の歴史を見守ってきた緑のボート。

ヴィクトリア・ハーバーを渡るスターフェリー。
渡っている間に、対向のフェリーと行き違います。
ボートの名前には、Dragon Star とかMorning Starというように
すべて「star」という文字が入っているのだそうです。



My record ・・・次の旅のために・・・

  撮影場所は、 尖沙咀StarFerry Pierと中環の間 by Google Map
  日本から香港直行便
  Sheraton Hong Kong Hotel & Towers
  (advice) 宿泊していたホテルが半島側だったので、半島側の
   尖沙咀波止場から乗船しました。10分おきぐらいに出航。 観光客が目立ち、
   乗船までの案内もわかりやすかったです。
   5分ほどでビジネスエリアの中環に到着、食事をして地下鉄でホテルに戻りました。
   船に興味がなくても、船の上から水に浮かぶ香港島の全景が見え、それだけでもお薦めです。


#084 忘れ去られた王都、プランバナン

2016-03-24 | ★アジア


2010年3月撮影

#084 Candi Rara Jonggrang, Yogyakarta ID

プランバナン遺跡は、900年頃造られた、ヒンドゥー教のインドネシア最大級の遺跡。
バリトゥン王の治世に建立された建物群がまとめて世界遺産に登録されています。
バリトゥン王の都は、疫病などで放棄され忘れ去られてしまいますが、
19世紀に西洋人の探検隊が調査に入り、密林の中に再発見されたのだそうです。

複合遺跡は大きく二つのエリアに分かれています。
最も大きいロロジョグラン寺院を中心にした遺跡公園と、3㎞程南にあるボコの丘(Ratu Boko)。
遺跡公園には、小さな石を積み上げ造られた、アスパラのような尖塔を持つ
大小さまざまな寺院が点在しています。レリーフも見事です。
ボコの丘には王宮跡があります。

ボコの丘から遺跡公園の方を見下ろすと、
緑の田園地帯の中に巨大なモニュメントが一つだけ見えます。
ところが遺跡エリアに行ってみると、小さな寺院が複数、点在しているのに気づきます。
遠くからみると一塊りに見えるよう設計してあるのでしょうか。

ボコの丘は夕陽を見る有名なスポットでもあります。

石を積んで作られた遺跡は、度重なる地震で何度も粉々に崩壊していますが、
そのたびに修復が重ねられ、完成した部分から公開されているようです。
特に2006年のジャワ島中部地震の影響が大きく、現在も地道に修復中です。



My record ・・・次の旅のために・・・

  撮影場所は、 by Google Map
  シンガポールからジョグジャカルタまでLCCで。
  ホテルから遺跡まで10㎞(20分)
  Sheraton Mustika Yogyakarta Resort and Spa
  (advice) このホテルは空港からたったの2㎞、
   出発の時間にあわせて、余裕でお茶を飲んでいたり、Spaでエステできます。
   富士山のようなシルエットのムラピ山が部屋から正面に見える素敵なリゾートホテルです。

   プランバナン遺跡については、下準備不足を後悔しています。ボロブドゥールの方が
   圧倒的に有名でガイドブックも多く、プランバナン遺跡は正直あまり期待していなかったのです。
   ところが実際行ってみると、規模も大きく、ひとつひとつの建物に役割や特徴があり興味深い。
   ガイドさんは丁寧に説明してくれるのですが、どんどん忘れてしまいもったいないことをしてしまいました。


#077 セピアカラーの須弥壇 アンコールワット

2016-03-17 | ★アジア


1996年12月撮影

苔に覆われた環濠に囲まれ、からみつくバニヤンの木々に
抱かれて眠るアンコール。 
この静かにたたずみ世界的な遺跡は、新鮮な感動をもたらしてくれる。
ストーンヘンジ同様、洗練された工学技術の傑作であり、
東南アジアのモンスーンの水を利用して、9世紀に力強い文明が築かれた。(p310)

 

一生に一度だけの旅 GRANDE 極上の世界旅行 新装版
マーク・ベイカーほか
日経ナショナルジオグラフィック社
2014-09-11



#047 Angkor Wat Siem Reap CM

アンコール・ワットは、寺院と王宮の二つのパートに分かれていて、
王宮は、12世紀後半に築かれ、アンコール・トムと呼ばれています。
トムとは、クメール語の「大きい」という意味。
周囲の山地から切り出された砂岩とラテライトで作られ、「美しい塔」と呼ばれる
バイヨン (Bayon)を中心に、ヒンドゥー系の建築物が点在しています。

アンコール・トムの南側には、アンコール・ワットと呼ばれる寺院があります。
大きな堀に囲まれ、3つの回廊(テラス)に美しいレリーフが刻まれています。
乳海攪拌と呼ばれる神話が最も有名なレリーフで、
阿修羅が大蛇をひっぱって曼荼羅を回し、海をかき混ぜ、
この世を作っているという物語です。

この写真はアンコール・ワットの伽藍。なぜかセピア色に写ってしまいます。



My record ・・・次の旅のために・・・

  撮影場所は、 アンコールワット(寺院) by Google Map
  シンガポールからバンコック、プノンペン経由シムレアプ空港
   プノンペンからシムレアプ空港まで(40~50分)
  Le Grand Palais Boutique Hotel
  (advice) カンボジアは、乾季と雨季に分かれます。
   11月上旬〜5月中旬は乾季、それ以外が雨季。乾季はとても暑い。
   乾季の遺跡観光は、体力を想像以上に消耗します。
   アンコールワット、アンコールトム遺跡は広大で、ポイントを絞っても時間がかかり、
   だらだら観光していると、一日中外で歩きまわることになりかねません。
   午前中は、アンコール・トム(王宮)、ランチ後はホテルに戻り昼寝をして、
   夕方にアンコール・ワット(寺院)というように、メリハリをつけて。

   ちなみに、アンコール・ワットは西を向いているので、逆光をさけて午後に訪問。
   または、早朝に訪れると良いとのことです。


#056 密林に埋もれた仏教遺跡 ボロブドゥール

2016-02-25 | ★アジア


2010年3月撮影

イスラム教国であるインドネシアには、世界最大級の仏教遺跡、ボロブドゥールがある。
王国の都として栄えたジャワ島のジョグジャカルタの郊外、煙を吐く火山を背景に
その石づくりの仏教遺跡は存在している。(p243)

 

世界の聖地 BEST500 コンパクト版
ジル・アンダーソン
日経ナショナルジオグラフィック社
2010-09-30



#056 Borobudur Java ID

ジャワ島中部の仏教遺跡、ボロブドゥール。
ジョグジャカルタ州の州都、ジョグジャから北西に40km、世界遺産です。
遺跡は9層のピラミッド構造で、1層1層、レリーフや仏像で埋め尽くされています。
昼下がり、遺跡の下5檀の回廊を巡り、ブッダの一生を描いた絵物語をゆっくり鑑賞し、
夜明けに、上層の円形檀に登るのがお奨め。

一面に、ゆっくりと霧が流れる中、石組みの釣鐘の中の仏様群と、
眼下に広がる椰子の林や集落の灯り、 必ずお気に入りの写真が撮れますよ。

My record ・・・次の旅のために・・・

  撮影場所は遺跡の上から2檀目の回廊 by Google Map
  シンガポールからジョグジャカルタ行き直行便
  ホテルの送迎車で1時間
  amanjiwo
  (advice) 午後、ガイドさんの説明を聞きながら遺跡を一巡り。翌朝、再度遺跡へ。
   ボロブドゥール遺跡は、日中、観光客で込み合うこともあるそうですが、
   早朝はすいていて気が済むまで撮影できます。曇り空でも神秘的な写真が撮れます。
   遺跡の上層階への石段は急で、段数は多くないけれど意外と大変。
   夜明け前、足元は決して明るくないので、すべりにくい靴で。


#049 天から降りてきた龍が隠れ棲むハロン湾

2016-02-18 | ★アジア


2013年5月撮影

ベトナム北部、1600以上の島が浮かぶハロン湾は、
石灰岩の尖塔や洞窟、アーチが幻想的な風景を展開する。
オレンジや紫に染まる夕暮れと、朝靄に包まれた夜明けを楽しめる
1泊クルーズがおすすめ。 (p284 )

 



#049 Vịnh Hạ Long, VN

5月の連休にベトナム北部のハロン湾1泊クルーズを楽しみました。
この辺りは、中国南部の桂林から続く石灰岩台地の一角なのだそうです。
珍しい奇岩だけでなく、水の色も千変万化。
島の木々を映す碧色、夕暮れ黄昏色、夜明けの墨色と、次々と展開。

クルーズは、実は湾を一巡りするだけで遠出しません。夜は碇をおろして、エンジン音もなくとても静かです。
長い時間を持て余すのでは? との心配をよそに、不思議と退屈しません。
やさしい潮風を頬に受け、まどろんでいると
何もしないのにいつのまにか時間が経っているという、長いようで短い一日でした。
浦島太郎もこのようにして年をとったのかもなぁ。

My record ・・・次の旅のために・・・

  撮影場所は、この港から出航し、湾内クルーズ中 by Google Map
  日本からハノイまで
  ハノイ市内ホテルからクルーズ会社の送迎シャトル。約3時間
  Bhaya Cruises (ExpediaやBooking.comで予約可能)
  (advice) ハロン湾のクルーズは、日帰りのものから数泊するツアーまでいろいろ。
   (天候によるかもしれませんが、私の乗船時は)揺れもなく船酔いの心配はありません。
   船上で日没や日の出はとび切りの絶景なので、ぜひ一泊のクルーズを!
   船上では、料理長が船で腕をふるうディナー、品数豊富なビッフェの朝食、
   アイランドホッピングや、クッキング教室などのアクティビティが充実しています。
   もちろん、何もしないでキャビンやサンデッキでのんびり過ごすこともできます。
   キャビンは、シャワー、トイレ、エアコンが付いた個室で、ベッドもリネンも快適。
   異国の海の上だというのに、よく眠れましたよ。