2001年8月撮影
#075 Palmyra Tadmor Homs SY
パルミラは、シリア北部の砂漠のオアシス。世界遺産に登録された古代遺跡があります。
紀元前1世紀から3世紀ごろまでシルクロードの交易で富を蓄えた女王ゼノビアの国で、
ユーラシア大陸の東のフェニキアから西のメソポタミアを結ぶ交易路の中継地点にあり
多くのキャラバンで栄えました。
ナツメヤシの産地で、パルミラの名前はナツメヤシの現地語が由来とのこと。
広大な遺跡を真っ赤に染める夕陽、土漠を明るく照らす青白い月の光。
2000年もの間、毎日続いている景色。
悠久の時の流れとか、栄枯盛衰とか、そういった言葉がぴったりの情景です。
My record ・・・次の旅のために・・・
撮影場所は、パルミラ遺跡のテトラ・ピュロン(4本の柱) by Google Map
往路は日本からフランクフルト経由レバノンへ。復路はダマスカスからヨルダンへ
車で移動、ヨルダンの空港からフランクフルト経由で帰国
レバノンのトリポリから「クラッシュ・デ・シュバリエ」を観光した後、
シリアのホムスからパルミラまで150㎞(2時間)。パルミラからダマスカスまで250㎞(3時間)
Zenobia Cham Palace Hotel
遺跡の中に建つホテル。日没後も日の出前でもいつでも自由に遺跡を撮ることができます。
(advice) シリア、ヨルダン、レバノンが平和になったら、また訪問できるかもしれません。
ヨルダンは個人でHertz等からレンタカーを借りて運転できますが、当時、レバノンやシリアでは
レンタカーは運転手付きで借りなければなりません。
他国ナンバーの車は互いに隣国に入国できますが、1日以内に退去が必要。
ベイルートの旅行社の車にパルミラのホテルまで送り届けてもらい、翌日はダマスカスの旅行社の車に
パルミラまで迎えにきてもらいました。