秋の京都（1日目）

もうひと月過ぎてしまいましたが、9月末から10月初めにかけて京都を旅行してきました。
今回は会社の保養所が取れたので、両親への親孝行のつもりでもっぱら運転手＆ガイド役でした。

（愛知からだったら近いし）うちの親もそれなりの回数は京都に来ているというので、今回は行ったことのないスポットをご案内。
いままで団体やグループ旅行が中心で、少人数の京都巡りはあまりしてないというので、スケジュールはゆったりを心がけることに。

まずは到着がちょうどお昼過ぎだったので、コインＰにクルマ入れて、来る途中に電話で予約しておいた店に昼食に向かう。
新橋通りを歩いて巽橋を渡って祇園方面へ。いかにもありがちなルートだけど意外なことにこの辺りを歩くのは初めてだという。
たしかに団体バスで入るには狭くて向いてないのかも。



新橋通りの料理屋さんの店先にはもうススキの穂が。祇園甲部の温習会や南座の吉例顔見世興行を知らせる提灯・広告も京都の秋～冬を思わせる。

白川そばの料理屋で昼食を済ませ、花見通りを散策してからクルマに戻ろうと巽橋を再び渡ると何やら人だかりが・・・
船越英一郎さんがサスペンスっぽいドラマのロケをしてました！
9月末でまだけっこう気温も高いのに、設定は秋～冬らしくコートを着込んでの熱演。ざっと20人を超えるスタッフがあわただしく動き回っていて、ほんの数秒のシーンにも緊張感がただよう。

ちなみに京都を訪ねると名所旧跡で時々こういうシーンに出くわしますが、
女優さんのメイクはまだしも男優さんの分厚いドーランは生で見るとすごく違和感。


食事も済んだので、ばーさんのリクエストで、なぜか行ったことのない知恩院へ向かう。
ただそのまま知恩院だけというのも面白くないので、ついで？に自分も行ったことのない北隣の青蓮院門跡に立ち寄ってみる。

門前の巨大なクスノキが白壁の長屋門に映えて美しい。



庭園もすばらしい。11月になると紅葉がきれいだろうなぁ。



知恩院へ移動。確か門前に駐車場があったと思ったんだけど現状はバス専用。むかしは一般車も駐車できたような記憶が・・・思い違い？



でっかい三門をくぐると名物の急な石段「男坂」。脇には勾配の緩い女坂もあるので、年寄りはそっちに行くかと思っていたら割合平気な顔してジジババも男坂に。
今年は法然上人の800回忌と親鸞上人の750回忌なので、浄土宗・真宗のお寺はどこへ行っても特別行事で賑やかしい。

このあと鴨川沿いの宿に早めのチェックイン。駐車場が少ないのをぎりぎりでクルマを置くことができ、タクシーで四条大橋に出て夕方の繁華街を散策。
夜の先斗町や木屋町通りも歩いたことなかったそうで、酒場や繁華街に縁遠い両親には物珍しかったようで好評だった。
（とはいえむか～し昔の先斗町を場違いな若造としておっかなびっくり歩いたころに比べると、ずいぶんと雰囲気もカジュアルになっててびっくり）

夕食には軽めにおいしいものをちょっとずつつまみたいというので、酒も飲めない2人をおばんさい居酒屋に引っ張り込んで、こっちは日本酒・親にはお茶漬けを頼んで肴をおかず代わりにぐびぐびもぐもぐ。

これまた物珍しかったようでけっこう好評だった。

さて、翌２日目は朝一番から桂離宮へ向う。