ただウェブに駄文を綴るのみ

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『キング・コング』の魅力にドップリと浸かった

2005-12-18 | 日記
 今年最後の大作映画『キング・コング』を観てきた.
 お昼過ぎの回で観たのだが,劇場が250席程度だったり,それでも客の入りが6割ちょいくらいと寂しい感じ.もうちょっと入ってもいいんじゃないの?とか思ったんだが,ネームバリュー的に地味すぎなのかね.まぁ,確かに地味そう.しかも上映時間が3時間を超えるというのも,なかなか気軽に観ようと思えるタイトルではないのかも.そうは思っても,これは絶対観て損はしないと思えるだけにちと残念.
 ハリポタでハーマイオニーのツンデレに萌えるのもいいが,『キング・コング』は今年の,いや映画史に間違いなく残る傑作映画だ.これを観ないで今年の映画が語れるか,と言いたくなるくらいの素晴らしさで,映画の醍醐味や魅力がいっぱい詰まった,まさに映画のおもちゃ箱のようなものだ.まさに,多くの要素がある.

 この作品を観る基準として,色々なアプローチの方法があるところが懐の深さを感じさせてくれる.単純に怪獣ものとしての迫力あるバトルシーンを楽しむのもよいし,登場してくる人物達の群像劇に浸かるのもよい.また,未知の島を冒険していくところで楽しむのもよいし,キング・コングとアンの愛と悲劇の物語に涙することもできる.これらの要素がダイナミックかつスピーディーに描かれていき,ときに恐怖や悲しみ,ほんわかとした気持ちにさせるシーンが随所に取り込まれているおかげで全く飽きることなく惹き付けられる.
 上映が終わったときには,3時間経っていたというのが嘘ではないか?と思えるくらいに時間の経過を忘れさせてくれた.映画がここまで面白いと思えたのも久しぶりのことである.正直,舞台がニューヨークに移ったときは「もうそんなに時間が経ってるのか?」と思ったほどである.最近は2時間超えとなるとトイレとかも気になってしまい,少し長く感じるようになってきたというのに,3時間8分という時間があまりに短く感じさせられたのは驚きであった.

 『キング・コング』は小説や他のメディアでは表現が出来ない,映画だからこそ出来た作品である.今年は果たして,映画だからこそ!と自信を持って言える作品がどれだけあるだろうか.今年は120近く映画を観てきたが,小説に劣ると感じるものや「エロゲでこういうネタがあったし,そっちの方がよかったな」と思えるものが多くあった.映画ならではというものは指で数えるくらいしかないな,と思える.
 もし映画を観ようと思った時に,『キング・コング』が上映されているようなら,「どの作品よりも真っ先に今作を観てみろ」と自信を持って薦めたくなる作品であった.

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2 コメント

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Unknown (Ichi)
2005-12-19 03:33:35
シリアの首都ダマスカスからこんばんわ。

こちらはいま夜の8時半です。

そちらは深夜の3時半ですよね。



前売り券が机の上に置いてあります。

ピータージャクソン監督の作品ってことで

もう楽しみで楽しみで。



映画でしかできないことをやるってのは

すごい大事なことだと僕も思います。



とりあえず僕は元気です。

レバノンでテロのニアミスがありましたけどね。

それでは、また連絡できたらしま~す。
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レスおそ (onox)
2005-12-26 12:10:19
なんてレスしようかと考えてたら1週間経っちまった.

なぜか記事は書いてるワナ(笑)



最近は,マジレスすると映画に飽きてきてたんで

映画だからこそ!ってのを観られたのはよかったですよ.

しかし,大作の割に客入りが薄いから,早めに終わりそうな予感.

Ichiさんが帰ってくる前に終わってそうな気もするな.



テロのニアミスっすかぁ.

実際,テロってどんな感じなのか,テレビで観ても

実感が湧かないんですよね.

サリン事件のときも,地元なのにテレビで観てるだけだったし.

一度くらい体験しておきたいけど(←危険思想),

体験と同時に死んでたりしてね(爆)
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