ここ最近になって仕事の方がかなり忙しく,残業時間が多くなったせいか,朝起きるのが結構つらくなってきている.今日も,9時には起きるつもりが10時近くまで寝てしまっていた.
もうそろそろコート必須になってくるなぁ,と思いつつも3枚の上着だけで銀座の方まで行って『Jの悲劇』を観てきた.予告でヒッチコックを思わせるような内容と謳っていただけに,かなり前から気になっていたのでようやく観に行けた感じだ.
ここ最近はあまり良質のサスペンスはないと感じていて,大抵が何かの2番煎じ程度に終わるか,なんだかよく分からんご都合設定なオチになったりとするものが多かっただけに不安も多少あったりはした.しかし,『Jの悲劇』についてはそんな2番煎じ的なものを感じさせるものはなく,骨太のサスペンスであった.
イギリスの郊外に住んでいたジョーは,恋人のクレアとピクニックに来ていたところに,トラブルによって子供を乗せたまま飛び立とうとする気球を飛ばせないように取り押さえに,その場にいた数人の男たちとともに向かうのだが,突然の強風によって気球が飛ばされ,それによって気球にしがみついていた一人の男が転落死をしてしまう.
そのことがトラウマとなってしまったジョーに,その気球の事件があったときに一緒にいた男から電話がかかってきたことで狂気へと巻き込まれていく.
そこまでのジョーのトラウマや,気球から落ちていく男の光景なんかは『めまい』を彷彿とさせるかのような演出で,実際その事件が与えた影響がどれほどインパクトのあるものかを強く感じさせるシーンが序盤にこれでもか!というくらいに流れていく.一体これがどう影響してくるのか?と不安を感じさせるに十分な演出であった.
しかし,物語が本当に動き出してくるのはそんなトラウマではなく,そのときに偶然居合わせた男の執拗なまでの『愛』.なぜかジョーに付き纏っているはずなのに,自分がジョーに会うのはジョーの方が自分に話があるんだろうと一方的に言い,理由を一切話さない.
何故ジョーの方が彼に話をしたいと考えているのか.単なる妄想に過ぎないと思いつつも,気球のときのトラウマも重なり,段々と精神が常軌を逸し始めるジョー.それによって恋人とも関係が悪化していく日々.そんなある日,付き纏ってきた男からのある言葉を元に,何故付き纏ってくるのかを調べるジョー.それによってある一つの真実が浮かび上がってくる.
この理由を知った時,なんとも馬鹿げているというか,男の異常性に恐怖を感じさせるものがあった.本当に,「そんなことで・・・」と言うか.自分が意識していなかったことで,人生をめちゃくちゃにされるなんて怖いなぁ,という感じ.
最後,ハッピーエンドになるのかと少し期待したのだが,恋人と和解することはできず,作品冒頭のピクニックへ来た場所で,気球のことがあって飲めなかったシャンパンを飲みつつ,カメラが段々と離れていく様は,あまりに空しい気持ちにさせられて,とても重くのしかかってくるかのようなラストであった.
去年の今頃,少し気になっていた『煉瓦亭』という洋食屋にお昼を食べに行った.
値段は少し張るかな?と思って比較的安い「ポークカツ」を頼んだ.1200円かぁ,と思っていたら,出てきたカツの大きさがかなりでかくて驚き.それと肉のやわらかさや衣と肉のジューシーさが絶妙でなんともうまかった.老舗の銀座の人気店だけあってさすがと言える.それに,出てきたものを食べた限りでは,1200円とういうのが随分と安く感じさせるだけのものもあり,お得感も感じた.
また行ったときは,別の料理も食べてみたいものだ.
もうそろそろコート必須になってくるなぁ,と思いつつも3枚の上着だけで銀座の方まで行って『Jの悲劇』を観てきた.予告でヒッチコックを思わせるような内容と謳っていただけに,かなり前から気になっていたのでようやく観に行けた感じだ.
ここ最近はあまり良質のサスペンスはないと感じていて,大抵が何かの2番煎じ程度に終わるか,なんだかよく分からんご都合設定なオチになったりとするものが多かっただけに不安も多少あったりはした.しかし,『Jの悲劇』についてはそんな2番煎じ的なものを感じさせるものはなく,骨太のサスペンスであった.
イギリスの郊外に住んでいたジョーは,恋人のクレアとピクニックに来ていたところに,トラブルによって子供を乗せたまま飛び立とうとする気球を飛ばせないように取り押さえに,その場にいた数人の男たちとともに向かうのだが,突然の強風によって気球が飛ばされ,それによって気球にしがみついていた一人の男が転落死をしてしまう.
そのことがトラウマとなってしまったジョーに,その気球の事件があったときに一緒にいた男から電話がかかってきたことで狂気へと巻き込まれていく.
そこまでのジョーのトラウマや,気球から落ちていく男の光景なんかは『めまい』を彷彿とさせるかのような演出で,実際その事件が与えた影響がどれほどインパクトのあるものかを強く感じさせるシーンが序盤にこれでもか!というくらいに流れていく.一体これがどう影響してくるのか?と不安を感じさせるに十分な演出であった.
しかし,物語が本当に動き出してくるのはそんなトラウマではなく,そのときに偶然居合わせた男の執拗なまでの『愛』.なぜかジョーに付き纏っているはずなのに,自分がジョーに会うのはジョーの方が自分に話があるんだろうと一方的に言い,理由を一切話さない.
何故ジョーの方が彼に話をしたいと考えているのか.単なる妄想に過ぎないと思いつつも,気球のときのトラウマも重なり,段々と精神が常軌を逸し始めるジョー.それによって恋人とも関係が悪化していく日々.そんなある日,付き纏ってきた男からのある言葉を元に,何故付き纏ってくるのかを調べるジョー.それによってある一つの真実が浮かび上がってくる.
この理由を知った時,なんとも馬鹿げているというか,男の異常性に恐怖を感じさせるものがあった.本当に,「そんなことで・・・」と言うか.自分が意識していなかったことで,人生をめちゃくちゃにされるなんて怖いなぁ,という感じ.
最後,ハッピーエンドになるのかと少し期待したのだが,恋人と和解することはできず,作品冒頭のピクニックへ来た場所で,気球のことがあって飲めなかったシャンパンを飲みつつ,カメラが段々と離れていく様は,あまりに空しい気持ちにさせられて,とても重くのしかかってくるかのようなラストであった.
去年の今頃,少し気になっていた『煉瓦亭』という洋食屋にお昼を食べに行った.
値段は少し張るかな?と思って比較的安い「ポークカツ」を頼んだ.1200円かぁ,と思っていたら,出てきたカツの大きさがかなりでかくて驚き.それと肉のやわらかさや衣と肉のジューシーさが絶妙でなんともうまかった.老舗の銀座の人気店だけあってさすがと言える.それに,出てきたものを食べた限りでは,1200円とういうのが随分と安く感じさせるだけのものもあり,お得感も感じた.
また行ったときは,別の料理も食べてみたいものだ.
どことなく二人に距離を感じたことから,
ハッピーではないのかな?と感じました.
けど,事件の終わりからどれだけの時間が経ったかは
定かではないけど,完全に関係が終わったって状態から,
二人でまたシャンパンを交わすあたりは,完全ではなくとも
明るい兆しが見えるのかもしれませんね.
はっきりとは断言できませんけど,あんさんのコメ見て,
確かにハッピーなのかもしれないですね.