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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

体操個人総合金メダル2連覇の内村航平選手は、最後の鉄棒の途中でぎっくり腰になっていたのに着地を決めた!

2016年08月11日 | スポーツ

 

 まさに佳境に入ったリオ五輪。

 五輪というと嫌なイメージばかり浮かぶようになった東京五輪ですが、選手たちは地球の裏側でさわやかに闘っています、

 そんな中、驚天動地の逆転劇を見せてくれたのが体操個人総合の内村航平選手!

 最後の鉄棒まで0・9点も離されていたのに、鉄棒で、3位のウィットロック選手に

「今日の最後の鉄棒は言葉がない。クレイジーとしかいえない」

と言わしめる最高の演技を見せ、最後の最後で逆転したのです!

 

 さて、うちのブログには珍しくなぜ内村選手を取り上げたかというと、なんと内村選手はこの鉄棒の演技中にぎっくり腰になっていたとわかったからです。

「腰がやばいです。鉄棒の中にエンドウっていう腰を曲げる技があるんですけど、そこでぎっくり腰みたいになって。これでよく着地が止まったと思う」(内村選手談)

 私も腰痛を持病に抱えていて何度かぎっくり腰になったことがあるんですが、鉄棒であれだけ攻めていってグルングルン回ってる最中にぎっくり腰になって、しかも着地を一歩も動かずに決めるってどんなん?

 もう鳥肌ものです。

ほんとは腰が痛くて叫んでいる内村選手(笑)。

 

 

 最後に、内村選手に大逆転をくらわされたオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)について。

 確かに内村選手の鉄棒は図抜けていましたが、ベルニャエフ選手がまさか逆転されるとはびっくりな感じがありました。そこで記者が内村選手に

「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」

という質問をして、内村選手が淡々と

「まったくそんなことは思ってない。みなさん公平にジャッジをしてもらっている」

と答えた後、この質問に怒ったのがベルニャエフ選手だったというのです。

左がベルニャエフ選手。右はイギリスのウィットロック選手。

 

 

「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」

 2位のベルニャエフ選手も素晴らしい人柄ですね。

 会見の中ではベルニャエフ選手と、銅メダルのマックス・ウィットロック選手(英国)から内村への称賛が相次いだそうで

「大変素晴らしい。彼は皆のお手本です。今日の最後の鉄棒は言葉がない。クレイジーとしかいえない」(ウィットロック)

「航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に競い合えていることが嬉しい。世界で1番クールな人間だよ」(ベルニャエフ)

 ライバルにこれだけ言わせる内村選手も素晴らしい選手なんでしょうね!

 

 

安倍首相が東京五輪招致で福島原発事故をコントロールしていると大嘘をついたり、新国立競技場やエンブレム問題、裏金問題などで五輪というと心底楽しめなくされてしまった日本人。

でもリオのお祭りだと思って楽しみましょう!(リオでも反対運動が凄かったけど)

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内村航平、演技中にぎっくり腰を発症! 種目別床の出場は微妙に…

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 「リオ五輪・体操男子個人総合・決勝」(10日、リオ五輪アリーナ)

 ロンドン五輪金メダリストの内村航平(27)=コナミスポーツ=が6種目合計92・365点で、44年ぶり史上4人目の連覇を達成した。内村はトップと0・901点差で迎えた最終種目の鉄棒で着地まで完ぺきな演技を見せ、大逆転勝利を飾った。2位は0・099点差でオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)だった。

 試合後、内村はずっと腰をさすっていた。時折顔をしかめながら、メダルセレモニーを終えて取材エリアにくると衝撃の事実を明かした。「腰がやばいです。鉄棒の中にエンドウっていう腰を曲げる技があるんですけど、そこでぎっくり腰みたいになって。これでよく着地が止まったと思う」。予選、団体決勝、そして個人総合とわずか5日間で計18種目をこなした体は限界を超えていたようだ。

 森泉コーチも「ちょっと数日休ませたい」と話しており、残っている14日の種目別床への出場は微妙になった。

 

 

内村2連覇 会見で垣間見えた頂点を争った2人の友情 ベルニャエフ「無駄な質問だ!」

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 「リオ五輪・体操男子個人総合・決勝」(10日、リオ五輪アリーナ)

 ロンドン五輪金メダリストの内村航平(27)=コナミスポーツ=が、6種目合計92・365点で44年ぶり史上4人目の連覇を達成した。内村はトップと0・901点差で迎えた最終種目の鉄棒で着地まで完ぺきな演技を見せ、大逆転勝利を飾った。2位は0・099点差でオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)だった。

 メダリスト会見では世界大会8連覇の内村に対し、海外メディアから「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」という質問が飛んだ。内村は淡々と「まったくそんなことは思ってない。みなさん公平にジャッジをしてもらっている」と答えた後、この質問に怒っていたのが誰であろうベルニャエフだった。「審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ」と言い放った。

 会見の中ではベルニャエフと、銅メダルのマックス・ウィットロック(英国)から内村への称賛が相次いだ。「大変素晴らしい。彼は皆のお手本です。今日の最後の鉄棒は言葉がない。クレイジーとしかいえない」(ウィットロック)、「航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に競い合えていることが嬉しい。世界で1番クールな人間だよ」(ベルニャエフ)。賛辞の嵐に内村は真ん中で気恥ずかしそうにしていた。

 

内村航平、44年ぶり個人総合連覇
「もう2度とやりたくないと思った」

(スポーツナビ) 2016/8/11 9:58

 体操男子の個人総合決勝が日本時間11日に行われ、内村航平(コナミスポーツ)が6種目合計92.365点で、ロンドン五輪に続き2大会連続の金メダルを獲得した。5種目を終え0.901点差の2位だったが、最終種目・鉄棒で逆転した。

 内村とともに出場した加藤凌平(ともにコナミスポーツ)は88.590点で11位だった。

 以下は内村の試合後のコメント。

自分の演技を続けたからこその結果

逆転で金メダルを獲得し、喜びを爆発させる内村航平【Getty Images】


――44年ぶりに五輪連覇を達成したが?

 09年から16年まで(五輪と世界選手権を含めた)個人総合は連覇してきているけど、今回ほど負けるんじゃないかと思った試合はなく、最後の鉄棒がすごく良かったので、この鉄棒で負けるなら悔いはないと思った。ここまで勝ち続けられているのは、自分では答えは出ないけど、やはり自分の演技をやり続けられたからこそ結果がついてきているんじゃないかと思っています。

――どういう思いで鉄棒に集中しようとしたのか?

 平行棒でオレグ(・ベルニャエフ/ウクライナ)がとてつもない点数(16.100点)を出したのは分かっていたので、それに追いつくくらいの点数を取らないと、鉄棒は得意だけど、16点以上取らないといけない状態になっていました。平行棒は点数を意識しすぎました。鉄棒は冷静にとらえて、シンプルに考えてそれを実行できました。冷静でいられたというのが良い演技につながったと思います。

――(競泳のマイケル・)フェルプスや(陸上のウサイン・)ボルトと比較する声もあるが?

 まだまだ体操というものがそこまで有名ではないと思っています。フェルプスやボルトは世界中の誰もが分かる。僕の場合は「内村航平? 誰だ?」となる。まだ知れ渡ってない気がしますけど、五輪の個人総合を連覇して、団体も優勝できた。今日も白熱した試合を見せられたので、この日をきっかけにフェルプスやボルトに負けないくらい、自分の名前ではなく体操を広めていきたいと思います。

――東京五輪については?

 生まれ育った国で五輪が開催される。それを目指せるのは人生でほとんどないと思うし、絶対に目指さなければいけないし、出場したいですけど、28歳になって、東京では31歳。そこでは絶対にベストではないと思うので、自分がどうやったら代表に入れるか、東京五輪に出場できるかをゆっくり休んで、個人総合ではオレグに勝てないので、種目をしぼって狙うしかないかなと思っています。今ははっきりと言えないですけど、今のところ出たいというだけです。出たら子供たちも記憶に残る年齢になっているので、子供にだめ出しされない父親像を見せられたらいいと思います。

負けていたほうが楽だったかもしれない

最終種目の鉄棒では、足先までピンと伸びた美しい実施を披露【Getty Images】


――ベルニャエフの演技はどうだったか?

 オレグの演技は後ろにいて見ていなくて、点数も見ていない。でも場内アナウンスで得点は言われるので、それで点差は頭で計算しながら、ここ(平行棒)では耐えて、鉄棒勝負だなというのも分かっていた。自分はなかなかいい鉄棒ができたので、これで負けても悔いはないなという感じでオレグの点数を待っていたんですけど。展開的に僕の中では負けたかなと思っていたのですが。でもまあ、良かったです。ただただ良かったです。

――そんな気持ちで見るのは初めて?

 初めてですね。それだけオレグが今回はいい試合運びをしていましたし、僕のことをすごく意識していて。見ている人たちにとっては、すごく面白いものを見せられたのではないかなと。体操の面白さとか難しさとかを今日で伝えられたと思うので、勝ち負けよりも、僕は今日はそれが伝えられたことがすごく良かったです。

――今日の出来は?

 平行棒が少し、オレグがものすごい点数をたたき出したので、ここでもう少し食らいついていかないといけないなと思っていたら、少し力みが入ってしまった。それ以外の5種目は自分の演技ができたかなと思います。今日は着地がゆか、つり輪、鉄棒と止められたので、本当に自分の持ち味が出せた五輪だったと思います。

――鉄棒で演技を変えなかった理由は?

 そういう練習をしていないので、この演技で勝負すると練習から決めていたし、点差も分かっていたけど、そこまで詳しくは計算していなくて、自分の演技さえすれば結果はついてくると。それを今日は、より今までで一番できた試合だったかなと思います。

――点数が出た瞬間は?

 喜びですね。僕は負けたと思っていたので。負けたとしても、一瞬かなり悔しい感じはこみ上げてくると思うのですが、でも自分の中では負けてもしょうがないと吹っ切れていたので。でも逆に今回、負けていたほうが楽だったかもしれないですけどね(笑)。

体操の進化に貢献できている

――五輪連覇について。

 やっぱり五輪を連覇するというのは、4年間でこれほどまでに大変なんだなというのと、ロンドンの時はミスが1つあっても金メダルが取れて、自分の中でそういう精神的な余裕があったのですが、もうこの先はこういった余裕がある戦いはできないと思います。次にオレグとこういう大きな舞台でやったら、僕は絶対に勝てないと思うので。

――海外の選手も90点台に乗せて、追い上げてきているが?

 今回で世界大会8連覇なので、8年間、僕が個人総合のレベルを一気に引き上げてしまって、でもそれだけみんなできるんだということを僕が真っ先に証明しました。僕よりもっとできる選手が出てきて、まだまだ体操界の進化というのは止まらないと思うので。そういう意味では体操の進化という意味では、貢献できているのかなと思います。

――この状況で着地を止められる理由は?

 まあ、凌平もそういうところがありますからね。似たもの同士というが、やはり決めなきゃいけないところで決められるというのは武器になるし、今日は凌平はあまりふるわなかったですけど、凌平はそういう姿勢を見せて、日本を引っ張る存在になると思うので。そういうのを示していかないといけないと思ってやりました。

――団体から個人総合の決勝までの心身の負担が大きかったと思うが?

 いやもうかなりしんどかったです。思い返したら2度とやりたくないです。それぐらい今回にかけていたわけじゃないですけど、団体の金を取って、ちょっと燃え尽きそうになってしまって。それでも頑張って頑張って気持ちで持ちこたえて、今日は1種目も、1秒も気持ちをゆるめなかったです。

――腰の状態は?

 腰はかなりやばいです。鉄棒のエンドウという技で腰を折り曲げる技があるのですが、それでちょっとぎっくり腰みたいになってしまって。もともと腰痛持ちなので、ちょっとこれでよく着地が止まったなと思うところはあるのですが、歩くのもいっぱいいっぱいです。今立っているのも。

――こういう舞台で普段の演技ができる理由は?

 どうしてなんでしょうね? いろいろありましたからね。ここまで思い返すと。全日本選手権とか、ギリギリの戦いで勝ち続けてきて、そういう経験がすべて今日の個人総合は詰まっていたのかなと思います。

――4年前は鉄棒で技を抜いての優勝だったが、今日は技を出し尽くしての優勝だった。

 もうそれをやらなければ勝てなくなってきたという厳しい状況だというのと、でもそれが自分の求めていたスタイル、変えずにノーミスで着地までまとめていくというのが、この五輪でできたというのは、全然満足はできないですけど、それなりの達成感はあります。

――周りがここまで追い上げてきたのは?

 うれしいです。自分がやらなくていいですから。もうやりたくないです(笑)。

――集大成と話していたが?

 日本代表を目指すに当たっては、6種目を絶対にやらなきゃいけないので。そういう意味でやらなきゃいけないという感じで言ったので。自分がまだまだ個人総合で狙える実力があれば。決勝に残れればやります。でももうないでしょう? もうないと思います。どっちかというと、あまりやりたくないというのが本音ですね。今日は本当にしんどかったです。もう最後に終わった瞬間に、もう2度とやりたくないと思いました。

――東京五輪に対する見え方は変わったか?

 東京五輪は間違いなく、オレグが狙ってくると思うし、オレグが取るんじゃないかなと今は思います。凌平もまだまだ伸び代があるし、日本に残っている選手たちも、そこまで4年間もあればすぐにいけると思うので、あとは、僕がこれだけ示してきた姿から、どれだけのものを習得していけるかだと思います。

 オレグに勝つというか、僕は世界チャンピオンには日本人がなってほしいと思っています。僕がこれだけやってきて、伝統と言わざるをえない個人総合になっているので。プレッシャーはかけてしまうかもしれないですけど、そういう選手が出てこないと、団体戦でも5人から4人に減ってしまうので、そういった意味では、本当は凌平と一緒に表彰台に上りたかったというのが本音です。

――東京五輪はどうしたい?

 入れたらいいなぐらいです。

 

 

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4 コメント

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満面の笑みとは、これ也 (バードストライク)
2016-08-11 17:43:50
内村、すごい喜び方!

私、興味ないので見てませんけど。
でもおめでとう。

夜、オリンピックを優先して、報ステとかニュース番組をやらなくなったので、いかがなものかと思います。
東京五輪が中止になりますように。
フランス検察、仕事早よ!

あと、最後のところ = ブログランキングにポチしてちょ、というところ、文章が少し変ですよ。
今日は承認の見落としがすごい(3回も!)し、オリンピック観戦で寝不足?
返信する
凄い (一国民)
2016-08-11 17:51:34
普通に朝起きたら、内村航平が金メダル、とニュースで言っていたので、順当だと思っていたら大間違い。もう凄い!の一言に尽きる。

で、殆ど関係無いのだが、鉄棒の演技で、1980年代は定番の業だったトカチェフとかマルケノフという名前がいつの間にか聞かれなくなっていた。コバチ、それを超えるコールマン等は2004年のアテネの辺りから良く聞くようになったが、未だに何ぞや?という感覚。

私の時代遅れがこれで露呈。
返信する
内村選手、良くやりました! (リベラ・メ(本物の))
2016-08-11 18:20:44
重圧が掛かる中でも、あれだけの演技をやり遂げた内村選手。 ただ、ただ、驚嘆するばかりです。2位のUkraineの選手と3位のイギリスの選手も、素晴らしいですね(演技だけではなくて)。二人のコメントに、お人柄が滲み出ています。
返信する
遅ればせながらおめでとうございます。 (からしだね)
2016-08-17 08:16:58
この試合はLIVEで見ていましたので、本当に、もう、びっくりでしたね。北京オリンピックで、確か20人抜きくらいして個人総合で銀メダルを獲った時から感じていましたが、彼は実力は勿論、強運の持ち主だとも思います。
オリンピックが始まるまでは東京の嫌なイメージが強すぎたのですが、いざ始まってみると選手たちにとってはやっぱり最高の舞台だと思います。

今回印象的なのはこの内村選手の活躍と卓球の水谷選手、そしてブラジルという国のセンスの良さです。開会式の三輪車、メダル授与式の時のコンパニオンのユニフォーム、会場の色彩感覚、すべてが素敵です。東京は中止に出来ないのなら極限までコスト削減して、せめてリオに負けないセンスの良さで勝負してもらいたいものです。
返信する

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