「あ、そろったわ」
サラが小さな声をあげて、2枚のカードをテーブルの真ん中に差し出しました。
オールドメイドの勝負の頂点に輝いたのは、ロラでした。
続いて、ジルがあがりました。
そして今、サラがあがりました。
ケイトの思ったことです。
(わたしは8と10の2枚。おひい様は3枚、ってことはおひい様が8と10とハズレのクイーンをもっているはず)
お姫様はというと、顔を紅潮させてぎらぎらとケイトの顔を凝視しています。
(困る……)
率直な感想でした。
「おひい様、では」
ケイトが真剣にカードを引くと、なんとそれはクイーンでした!
(きたー、きてしまったー)
お姫様の顔がパッと明るくなり、ケイトは、ため息を呑みこんで目線を横にずらしました。
テーブルの下でカードを混ぜると、ケイトは目を瞑って下を向き、お姫様にずいっとカードを差し出しました。おそるおそる目をあけてみてみると……、まだ8と10がありました。お姫様は肩を落とします。
次はケイトのとる番です。
(10きたー)
ケイトの残りの枚数は1枚。
ぷいと横を向いていたお姫様は口をあんぐりあけて、ケイトの8をとり、8を2枚とクイーンをテーブルの上にほうり投げました。
「わー……い?」
ねこを抱いてお姫様がベッドの毛布にくるまってしまうと、残りの4人は目配せしながらも何も言えませんでした。
お姫様がやっと寝返りを打ったとき、
「すみませんでした……おひい様」
ケイトのかぼそい声はお姫様に届いたでしょうか。
――――
☆万梨羅さんへ☆
やっと書けました……!
いろいろ実験しながらやってみました。
これからもちゃんと書いていけるよう、精進します。
これまでの登場人物たちのまとめも載せるので、万梨羅さんどなたとどなたの組み合わせが欲しいかよろしければコメントくださいませ!
お願いします!
サラが小さな声をあげて、2枚のカードをテーブルの真ん中に差し出しました。
オールドメイドの勝負の頂点に輝いたのは、ロラでした。
続いて、ジルがあがりました。
そして今、サラがあがりました。
ケイトの思ったことです。
(わたしは8と10の2枚。おひい様は3枚、ってことはおひい様が8と10とハズレのクイーンをもっているはず)
お姫様はというと、顔を紅潮させてぎらぎらとケイトの顔を凝視しています。
(困る……)
率直な感想でした。
「おひい様、では」
ケイトが真剣にカードを引くと、なんとそれはクイーンでした!
(きたー、きてしまったー)
お姫様の顔がパッと明るくなり、ケイトは、ため息を呑みこんで目線を横にずらしました。
テーブルの下でカードを混ぜると、ケイトは目を瞑って下を向き、お姫様にずいっとカードを差し出しました。おそるおそる目をあけてみてみると……、まだ8と10がありました。お姫様は肩を落とします。
次はケイトのとる番です。
(10きたー)
ケイトの残りの枚数は1枚。
ぷいと横を向いていたお姫様は口をあんぐりあけて、ケイトの8をとり、8を2枚とクイーンをテーブルの上にほうり投げました。
「わー……い?」
ねこを抱いてお姫様がベッドの毛布にくるまってしまうと、残りの4人は目配せしながらも何も言えませんでした。
お姫様がやっと寝返りを打ったとき、
「すみませんでした……おひい様」
ケイトのかぼそい声はお姫様に届いたでしょうか。
――――
☆万梨羅さんへ☆
やっと書けました……!
いろいろ実験しながらやってみました。
これからもちゃんと書いていけるよう、精進します。
これまでの登場人物たちのまとめも載せるので、万梨羅さんどなたとどなたの組み合わせが欲しいかよろしければコメントくださいませ!
お願いします!